「寝台特急『サンライズ出雲』で島根まで帰省したい」という夫。新幹線と特急を乗り継ぐ場合と比べると、料金はどれくらい変わるのでしょうか?
今回のケースでは、夫が寝台特急の利用を望んでいます。一方、妻は料金について心配しているようです。新幹線と特急を乗り継ぐことで、もしかしたら移動料金を節約できると考えているのかもしれません。
本記事では、サンライズ出雲で東京駅~出雲市駅間を移動する場合と、新幹線と特急で移動する場合とで、どちらが安く移動できるかをご紹介します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
寝台特急「サンライズ出雲」とは
サンライズ出雲は、東京と出雲市の間を定期的に運行している列車です。21時26分に東京を出発し、翌日10時に出雲市に到着します。出雲市発の場合は18時57分発、東京には翌日7時8分に到着するダイヤです。横浜や静岡、倉敷、米子など、途中のさまざまな駅に停車します。
サンライズ出雲には、複数タイプの1人用個室や2人用個室のほか、比較的安価な料金で利用できる「ノビノビ座席」、シャワー室、ラウンジなども備えられています。
サンライズ出雲と新幹線・特急の料金比較
サンライズ出雲で東京駅~出雲市駅を移動する場合と、新幹線および特急を組み合わせる場合とでどれくらいの料金差が出るか見ていきましょう。
検索はJR東日本の「えきねっと」を用いました。条件は次の通りです。
・出発日時:2026年8月19日
・旅程:東京発・出雲市着
・出発時刻:サンライズ出雲は21時26分、新幹線および特急は17時48分
なお、サンライズ出雲は寝台特急であるため、到着は翌日の10時です。一方、新幹線と特急を利用する場合は、翌日の0時17分になっています。
サンライズ出雲で移動する場合
サンライズ出雲は、最安の座席である「ノビノビ座席」を利用する場合、1人あたりの料金は次の通りです。
・特急券(ノビノビ座席):3830円
・乗車券:1万2320円
・合計:1万6150円
ノビノビ座席の場合、乗車券と特急券があれば乗車できます。そのため個室と比べて料金が安いです。個室を利用する場合は、乗車券と特急券(3300円)に加えて「寝台券」も必要です。
寝台券は、個室タイプに合わせて6600円~1万3980円の間で設定されています。
新幹線・特急で移動する場合
新幹線と特急を乗り継ぐ場合、1人あたりの料金は次の通りです。なお、新幹線は自由席、特急は普通車指定席を選択しています。
・特急券:5930円(のぞみ79号)、3150円(やくも29号)
・乗車券:1万2210円
・合計:2万1290円
サンライズ出雲と比較すると約5000円高い料金になりました。2人なら約1万円の差です。今回のケースで夫が望む通り、サンライズ出雲で移動するなら、交通費を節約できます。
ただし、サンライズ出雲の個室を利用する場合は話が変わってきます。寝台券が数千円~1万円以上かかるため、新幹線と特急を使うよりも高くなります。
なお、今回は帰省先に宿泊する想定のため、新幹線と特急を利用する場合の宿泊費は計上していません。一方、旅行などで到着後に宿泊施設を利用する場合は、交通費に宿泊費が加わります。その場合は、サンライズ出雲の個室を利用しても、総額では安くなる可能性があります。
サンライズ出雲を利用するメリット
サンライズ出雲を利用するメリットは次の通りです。
・旅程によっては、夜間移動により宿泊費を節約できる
・日中の移動が難しい日にも対応しやすい
・乗り換えなしで目的地に到着できる
ただし、所要時間には注意が必要です。新幹線と特急の場合、所要時間は6時間29分ですが、サンライズ出雲は12時間34分かかります。できるだけ早く到着したい場合は、新幹線と特急を組み合わせる方がよいでしょう。
安い座席であれば夫婦で片道約1万円節約できるケースも
サンライズ出雲には複数タイプの座席や個室がありますが、最安の「ノビノビ座席」を夫婦2人で利用する場合、今回の条件では、新幹線・特急を利用するよりも片道約1万円の節約ができます。
しかし、個室を利用すると、交通費だけで比べれば新幹線・特急よりも高くなります。移動時間や到着のタイミング、乗り換えの有無など、旅程の都合に沿って選択するとよいでしょう。
出典
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット サンライズ瀬戸・出雲
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット サンライズ時刻表
東日本旅客鉄道株式会社 きっぷあれこれ 寝台券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

