子どもが“体調不良”で「ホテルの朝食」を食べられませんでした…もったいないので「余ったパン」を持ち帰ろうして注意されたのですが“宿泊代”に含まれてますよね? 払い損になるのにダメなんですか?

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子どもが“体調不良”で「ホテルの朝食」を食べられませんでした…もったいないので「余ったパン」を持ち帰ろうして注意されたのですが“宿泊代”に含まれてますよね? 払い損になるのにダメなんですか?
家族でホテルに宿泊した際に、子どもが体調を崩し、朝食をほとんど食べられないこともあるでしょう。その場合、「宿泊代には朝食代も含まれているのだから、パンを1個くらい持ち帰ってもよいのでは」と考える人もいるかもしれません。
 
しかし、持ち帰りはスタッフから断られるケースがあります。料金を支払っているのに、なぜ自由に持ち帰れないのでしょうか。本記事では、ホテルの朝食を持ち帰れない理由や、子どもの体調不良など、やむを得ない事情がある場合の対応について解説します。
三浦大幸

2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

朝食代を払っていても自由に持ち帰れるとは限らない

宿泊プランに朝食が含まれていても、提供された料理を自由に持ち帰れるとは限りません。
 
朝食付きプランの料金は、ホテルが定めた場所や時間、提供方法に従って朝食を利用するためのものです。料金を支払ったからといって、会場内の料理を自由に持ち帰れるとは限りません。
 
特にビュッフェ形式では、料金は会場内で食べることを前提に設定されています。ホテルの公式サイト上で、ビュッフェ料金には持ち帰り分まで含まれておらず、食べ残した料理の持ち帰りは基本的にマナー違反だと説明している例もあります。
 

持ち帰りが禁止される大きな理由は食品衛生

ホテルが持ち帰りを断る理由の1つが、食中毒などの衛生上のリスクです。朝食会場の料理は、その場で食べることを前提に温度や提供時間が管理されています。しかし、客室や車内へ持ち出した後は、ホテル側が保存状態や食べる時間を確認できません。
 
もちろん、食べ残しの持ち帰りが法律で一律に禁止されているわけではありません。とはいえ、厚生労働省も、テイクアウト食品は調理してから食べるまでの時間が長くなりやすく、特に気温が高い時期は食中毒の危険性が高まるとしています。
 
一見、パンであれば危険性が低いように思えるかもしれません。しかし、卵やハム、クリームなどを挟んだり使用したりしたパンは、保存状態によって食中毒のリスクが高まる可能性があるでしょう。
 

ビュッフェではコスト面の問題もある

ビュッフェは、会場内で食べられる量を取ることを前提としたサービスです。仮に自由な持ち帰りを認めると、昼食用や家族へのお土産として大量に持ち帰る人が現れる可能性があります。
 
そうなれば、ホテルが想定する食材費を超え、サービスの維持が難しくなるかもしれません。
 
パンを持ち帰るといっても、OKとNGの境界を客観的に決めるのも困難です。そのため、トラブルを避ける目的で、個数にかかわらず一律で持ち帰り禁止としているホテルもあると考えられます。
 

パン1個でも持ち帰ってはいけない?

本記事のように、パン1個を持ち帰れるかどうかは、ホテルによって異なります。ビュッフェ料理の持ち帰りを禁止・制限するホテルはありますが、中には条件付きで持ち帰りを認めている施設もあるかもしれません。
 
特に子どもが体調不良といったやむを得ない事情があれば、ホテル側が衛生面に配慮した個包装のパンや持ち帰り用の軽食などを用意してくれる可能性もあります。いずれの場合も自己判断せず、スタッフへ確認することが大切です。
 

まとめ

ホテルの朝食代が宿泊料金に含まれていても、提供された料理を自由に持ち帰れるとは限りません。
 
持ち帰りが禁止される背景には、食中毒などの衛生上のリスクや、ビュッフェの料金・運営上の問題があります。パン1個であっても、持ち帰る場合にはスタッフの案内に従う必要があります。
 
子どもの体調不良など、やむを得ない事情があったとしても、無断で持ち帰らず、まずはホテルのスタッフへ相談しましょう。
 
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など

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