【北海道総合政策部インタビュー】北海道移住の相談件数は過去最多! 自分に合った地域選びと移住を成功させるポイントとは?

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【北海道総合政策部インタビュー】北海道移住の相談件数は過去最多! 自分に合った地域選びと移住を成功させるポイントとは?
(写真 北海道 総合政策部 地域創生局 地域政策課 担当者)
 
今回は、北海道総合政策部 地域創生局 地域政策課の担当者に、北海道への移住相談の現状や、人気の移住先、移住を成功させるためのポイントについて話を伺いました。
 
「広大な自然の中で暮らしたい」「子育てしやすい環境へ移りたい」と考え、北海道への移住を検討する人が増えています。実際、北海道への移住相談件数は令和6年度に1万8813件となり、過去最高を記録しました。令和7年度も同様の傾向が続いており、北海道への関心はますます高まっています。
 
一方で、北海道は日本全体の約22%を占める広大な土地を持ち、地域によって気候や生活環境が大きく異なります。移住を成功させるためには、北海道全体をひとつの地域として考えるのではなく、自分に合ったエリアを見つけることが重要です。
 
今回は、北海道総合政策部への取材をもとに、北海道移住の最新動向や仕事、生活費、移住を成功させるポイントを紹介します。
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移住相談件数は過去最多。20~40代に人気が高まる

北海道では、令和6年度の移住相談件数が1万8,813件となり、過去最高を更新しました。令和7年度も同様のペースで推移しており、全国各地で開催している移住相談イベントにも多くの人が訪れているそうです。
 
背景には、「自然豊かな環境で暮らしたい」という希望に加え、「仕事だけでなく趣味やライフスタイルも大切にしたい」という価値観の広がりがあります。
 
相談者の約6割は20~40代からの相談が多いことも特徴です。主に子育て世代の関心が高く、地方で子どもと一緒に生活したいという方も増えてきています。
 
一方、50代以降では、セカンドライフを北海道で送りたいと考える夫婦からの相談も多く寄せられています。
 
北海道は179市町村それぞれに異なる魅力があり、ライフステージに応じて移住先を選べることも、多くの人に支持されている理由の一つです。
 

北海道はエリアごとに魅力が異なる。自分に合った地域選びが大切

北海道への移住を考える際に知っておきたいのが、「北海道は一口には語れないほど広い」ということです。北海道は大きく道南、道央、道東、道北の4つのエリアに分けられ、それぞれ気候や暮らし方が異なります。
 
例えば、函館市や北斗市などがある道南エリアは北海道の中では比較的温暖で、積雪も少なく冬を過ごしやすい地域です。札幌市や小樽市、千歳市などがある道央エリアは交通や商業施設が充実しており、都市部の利便性を重視する人に向いています。
 
一方、帯広市や釧路市、網走市などがある道東エリアは、夏でも比較的涼しく湿度が低いため、暑さが苦手な人に人気があります。稚内市や留萌市などの道北エリアは、雄大な自然を身近に感じられる一方で、冬の寒さや積雪は厳しくなります。
 
また、北海道の面積は日本全体の約22%を占め、九州の2倍以上という広さがあります。そのため、一般的な地図では距離感が分かりにくく、同じ北海道でも生活環境は大きく異なります。北海道では、まず「どのような暮らしをしたいのか」を考え、そのライフスタイルに合う地域を選ぶことを勧めています。
 

幅広い仕事があり、二地域居住やワーケーションにも対応。生活費は冬の備えも忘れずに

北海道では、二地域居住やワーケーションにも力を入れています。コロナ禍以前からワーケーションやテレワーク環境の整備を進めてきたこともあり、現在では多くの自治体がワーケーションの受け入れを行っています。
 
また、今年度は子育て世代に向けて、これまでの仕事を続けながら北海道に移住する「テレワーク移住」を紹介するオンラインセミナーを初めて開催する予定となっています。
 
仕事についても選択肢は幅広く、農業や酪農、林業、漁業といった北海道ならではの一次産業に加え、地域によってさまざまな職種の求人があります。
 
一次産業が未経験でも、北海道農業担い手育成センターなどの支援制度を利用しながら研修を受け、約2年後に独立就農するケースもあります。また、生産者の下で働きながら技術を身につける「雇用就農」を選ぶ人も少なくありません。
 
生活費では、夏は冷房費が抑えられる一方、冬は暖房費が大きな負担になります。年間で見ると、関東地方より光熱費が高くなる傾向があります。
 
一方で、住居費や食料は比較的安く、生活コストを抑えられる面もあります。ただし、冬用の防寒着や冬靴、除雪費用、スタッドレスタイヤ、雪国仕様の車の維持費など、北海道ならではの支出もあるため、事前に家計をシミュレーションしておくことが大切です。
 

移住成功のカギは「ちょっと暮らし」で生活を体験すること

担当者が挙げた、移住を成功させる人の特徴は、「移住の目的が明確で、十分な準備をしていること」です。そのため北海道では、実際に現地で生活を体験できる「ちょっと暮らし」制度の利用を勧めています。
 
令和6年度には延べ5951人が利用しており、道東エリアの釧路市や清水町、道南エリアの厚沢部町などで多く活用されています。地域住民と交流しながら実際の生活を体験することで、観光では分からない暮らしやすさや地域の雰囲気を知ることができます。
 
北海道には雄大な自然や四季折々の景色、おいしい食や豊かな自然環境など、多くの魅力があります。そして179市町村それぞれに特色があり、暮らし方もさまざまです。
 
移住を成功させるためには、北海道という大きなイメージで考えるのではなく、自分や家族がどのような暮らしを送りたいのかを明確にし、実際に現地を訪れて生活を体験してみることが大切です。しっかり準備を重ねることで、自分にぴったりの地域と出会い、北海道での新しい暮らしを安心してスタートできるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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