カフェのWi-Fiに繋いだままクレカ決済をしました。後から娘に「カード情報が抜き取られて悪用されるよ」と怒られたのですが本当ですか…?今からできる対処法があれば教えてください!
現在の通販サイトでは通信を暗号化する仕組みが広く使われており、正規サイトで安全に決済できていれば、Wi-Fiを利用しただけで直ちにカード情報が漏れるとは限りません。
ただし、公衆Wi-Fiには盗聴や偽の接続先などのリスクがあります。不安なら、まずカード利用履歴を確認し、不審な点があればカード会社へすぐ連絡しましょう。
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無料Wi-Fiを使っただけでカード情報が抜かれるとは限らない
娘から「無料Wi-Fiでクレジットカードを使うと危険」と言われれば、カードをすぐ停止したくなるかもしれません。
しかし、無料Wi-Fiへ接続しただけで、カード番号が自動的に第三者へ送られるわけではありません。ポイントは、どのWi-Fiにつなぎ、どのサイトで決済したかです。
IPA(情報処理推進機構)は、公衆無線LANでは不特定多数が同じネットワークを利用するため、通信の盗聴や悪意のあるアクセスポイントなどに注意する必要があるとしています。そのため、クレジットカード番号やパスワードなど、第三者に知られたくない情報を扱う場合は注意が必要です。
一方、消費者庁は、ネット上でクレジットカード番号を入力する際、通信が暗号化されているなど情報管理が適切なショップを利用するよう案内しています。
通信が暗号化されているかの簡単な見分け方のひとつは、ブラウザのURL入力欄の始めを見ることです。
総務省は、「https://」から始まるWebサイトにアクセスすると、「HTTPS通信」が開始され、アクセス先のサーバーまですべて暗号化されると説明しています。一方、「http://」のように「s」がない場合は、適切に暗号化されていません。
普段から利用している大手通販サイトの公式アプリを開き、通常の決済画面から購入したのであれば、無料Wi-Fiだったという理由だけで「カード番号は盗まれた」と考える必要はありません。公式アプリであれば、その大多数が「HTTPS通信」です。
反対に、接続直後に突然表示されたページから通販サイトへ進んだ、見慣れないURLだった、ブラウザから安全性に関する警告が表示された、といった場合は注意が必要です。
今すぐカード利用履歴を確認して通知を設定する
心配なら、最初に無料Wi-Fiを切り、携帯電話回線や自宅のWi-Fiなど信頼できる通信環境へ切り替えましょう。
次に、クレジットカード会社の公式アプリや公式サイトから利用明細を確認します。身に覚えのない少額決済も見逃さないようにしてください。
カード会社によっては、カードが利用されるたびにスマートフォンへ通知する機能があります。設定できるなら有効にしておくと、不正利用に早く気づけます。
また、カード会社では不正利用を検知するためのモニタリングも行われています。ただし、カード会社任せにせず、自分でも定期的に明細を見ることが重要です。
決済したサイトのパスワードについても、偽サイトだった可能性があるなら変更しましょう。同じパスワードを別の通販サイトやメールでも使っている場合は、それらも変更します。多要素認証を利用できるサービスなら設定しておくと安心です。
ただし、正規サイトで通常どおり購入したことが確認でき、不審な利用もなければ、「無料Wi-Fiを使った」という理由だけで慌ててカードを再発行する必要までは通常ありません。
不審な決済や偽サイトの疑いがあればカード会社へ連絡する
次のような心当たりがあるなら、様子を見るよりカード会社へ相談しましょう。
たとえば、カード明細に知らない決済がある、決済時にブラウザの警告を無視した、店舗名に似せた不自然なWi-Fiへ接続した、カード番号とセキュリティコードを見慣れないサイトへ入力した、といったケースです。
カード会社へ「無料Wi-Fi利用中に不審なサイトでカード情報を入力した可能性がある」と伝えれば、一時停止やカード番号の変更、再発行が必要か案内してもらえます。
すでに不正利用が確認された場合も、自分で店舗へ連絡する前にカード会社へ相談するのが基本です。補償の条件や手続きはカード会社によって違うため、早めに申し出ましょう。
今後、外出先でカード決済をする必要があるなら、無料Wi-Fiを切ってスマートフォンの携帯回線を使う方法が手軽です。動画視聴など通信量の多い用途だけ無料Wi-Fiを使い、金融や決済に関わる操作は携帯回線へ切り替えると分かりやすいでしょう。
まとめ
カフェの無料Wi-Fiにつないだままクレジットカード決済をしても、それだけでカード情報が盗まれたと決まったわけではありません。正規サイトで暗号化された通信を使って正常に決済していれば、過度に慌てる必要はありません。
ただし、公衆Wi-Fiには盗聴や偽アクセスポイントなどの危険があります。まずカードの利用履歴を確認し、利用通知を設定しましょう。
見知らぬ決済がある、怪しいサイトへカード番号を入力した、安全性の警告が表示されていたなどの心当たりがあれば、すぐカード会社へ相談してください。
今後は決済やネット銀行など重要な操作だけでも携帯電話回線へ切り替えることで、無料Wi-Fiを便利に使いながらリスクを減らせます。
出典
IPA 独立行政法人情報処理推進機構 公衆無線 LAN 利用に係る脅威と対策
消費者庁 決済について
総務省 公衆Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

