100年前のワイキキ、今とは全然違った!? 古写真で見る“リゾートになる前”の姿

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100年前のワイキキ、今とは全然違った!? 古写真で見る“リゾートになる前”の姿
現在のワイキキといえば、高層ホテルやレストラン、ショップが立ち並ぶハワイ屈指の観光地です。
 
しかし、約100年前の写真を見ると、その姿は今とはかなり違っていました。
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1919年、ワイキキにはすでにサーフィンがあった

米議会図書館(Library of Congress)には、1919年にワイキキ近郊で撮影された、サーフボードを持つ少年たちの写真が残されています。
 
写真のタイトルは「Boys with surf board on the beach at Waikiki near Honolulu, Hawaii」です。
 


画像出典:Library of Congress, Prints and Photographs Division
 
今から100年以上前ですが、写真の中にはすでにサーフボードがあります。
 
現在のワイキキとは街並みが大きく異なる一方で、「海でサーフィンを楽しむ」という文化は、このころからワイキキの風景の一部だったことが分かります。
 

1920年には「サーフボード」が救命活動にも使われていた

翌1920年には、ワイキキで活動する赤十字のライフセーバーを撮影した写真も残されています。写っているのは、John D. Kaukiko、デューク・カハナモク、W.E. Longfellow、David Kahanamokuです。
 


画像出典:Library of Congress, Prints and Photographs Division
 
さらに別の記録では、当時ワイキキでサーフボードが救命浮具や救命艇の代わりとして使われていたことも確認できます。
 
現在ではサーフボードといえばレジャーやスポーツのイメージが強いですが、当時のワイキキでは救命活動にも利用されていたのです。
 

女性のライフセーバーもワイキキで訓練していた

1920年5月には、女性のライフセーバーたちがワイキキで訓練する姿も撮影されています。写真には、サーフでの訓練を終えた女性たちが、David Kahanamokuの指導のもとでアウトリガーカヌーを海岸へ引き上げる様子が写っています。
 


画像出典:Library of Congress, Prints and Photographs Division
 
約100年前という時代を考えると、女性たちが組織的に水難救助訓練を行っていたこと自体も興味深い記録です。
 

100年前のワイキキは、すでに観光地化が始まっていた

ここで注意したいのは、1919年や1920年当時のワイキキが、まったく未開発の海岸だったわけではないという点です。1901年にはモアナ・ホテルが開業しており、すでに観光地としての発展は始まっていました。
 
一方で、現在のように高層ホテルが密集するリゾート街が完成していたわけでもありません。1921年には湿地の埋め立てが始まり、その後、道路整備や排水事業、ホテル開発などがさらに進んでいきます。
 
つまり、1919年から1920年ごろのワイキキは、すでに観光地化が始まっていたものの、現在のリゾート都市へと大きく姿を変えていく途中の時代だったと考えるのが適切です。
 

1927年、ロイヤル・ハワイアン・ホテルが開業

ワイキキのリゾート化を象徴する出来事の一つが、1927年のロイヤル・ハワイアン・ホテル開業です。ホテル公式の歴史紹介によると、ロイヤル・ハワイアンは1927年2月1日に開業しました。
 
建設費は当時400万ドルで、6階建て、400室を備える大型ホテルでした。1919年の古写真から、わずか8年後です。この短い期間の中で、ワイキキの景観は大きく変化していったことが分かります。
 

1930年代にはホテルが目立つ風景へ

ハワイ州デジタルアーカイブには、1934年12月15日に撮影されたワイキキのホテル群の写真記録があります。撮影は米陸軍航空隊のEleventh Photo Sectionによるものです。
 


画像出典:Hawaii State Archives
 
1919年の写真から約15年。ワイキキは、海辺の観光地から、ホテルがより大きな存在感を持つリゾートエリアへと変化していきました。
 

変わったものと、変わらなかったもの

100年前と現在のワイキキを比べると、大きく変わったものがあります。ホテル、道路、商業施設など、街を取り巻く環境は大きく変化しました。一方で、古写真を見ると、意外に変わっていないものもあります。それが、ビーチで人々が泳ぎ、サーフボードを抱え、海を楽しむ姿です。
 
1919年の少年たちの写真も、1920年のライフセーバーたちの写真も、服装や道具こそ現在とは違いますが、ワイキキの海辺で人々が過ごす姿そのものには、現在と重なる部分があります。
 

100年前の写真を見ると、いつものワイキキが違って見える

古写真の面白さは、単に「昔はこんな景色だった」と知ることだけではありません。
 
現在ホテルが建っている場所や、毎日多くの人が歩いている場所で、100年前にはどんな人たちが何をしていたのかを知ることで、現在の街の見え方も変わってきます。
 
ワイキキを歩く際には、高層ホテルだけでなく、「この海岸で100年前にもサーフボードを抱えた人たちが歩いていた」ということを思い出してみると、いつもの風景が少し違って見えるかもしれません。
 

出典

Library of Congress「Boys with surf board on the beach at Waikiki near Honolulu, Hawaii」
Library of Congress「Red Cross Life Savers at Waikiki」
Library of Congress「Women life savers at Waikiki」
Hawaii State Archives「Hotels at Waikiki looking mauka」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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