高校時代の友人の「結婚式の招待」を断ったら「ご祝儀だけ送って」と言われドン引き…不参加なら“料理・引き出物”もないのに、お金を払う必要あるんですか!? 不参加でも「ご祝儀を渡すケース」とは
本記事では、SNSで話題を集めた投稿を入り口に、友人へのご祝儀相場と欠席時の対応を整理していきます。
FP1級、CFP、DCプランナー2級
話題になった「結婚式の招待」のSNSの内容
参加を断ったのに「ご祝儀だけ送って」と求められて戸惑う声は、SNS上でも数多くの共感を集めています。話題となった投稿は、高校時代の友人から結婚式に招かれ、都合がつかず欠席を伝えたところ、現金だけの用意を頼まれたという内容でした。
参加もしないのにお金だけ渡すのはふに落ちない、という投稿者の率直な思いに、同じ経験をした人からの返信が相次ぎました。相場や欠席時のマナーを知らないまま求められると、非常識だと感じてしまうのも自然な反応ではないでしょうか。まずは一般的な考え方を押さえたうえで、自身の状況に当てはめて判断していきましょう。
結婚式のご祝儀の相場はどのくらい?
友人として招かれた場合のご祝儀は、3万円を目安と考えるのが一般的です。内訳を見ると、料理や引き出物などの飲食代が約2万円、お祝いの気持ちが約1万円という組み立てになっています。
割り切れる偶数は「縁が切れる」と嫌われるため、2万円や4万円は避けるのが伝統的なルールでした。
ただし近年は、社会人になりたての20代を中心に、1万円札1枚と5000円札2枚で奇数枚にそろえる2万円も許容されつつあります(4万円は「死」を連想させるため、現在もマナー違反とされます)。相場はあくまで目安なので、同じ立場の友人同士で金額をすり合わせておくと安心できるでしょう。
ご祝儀は不参加でも払うべき?
不参加の場合にご祝儀を包むべきかは、断ったタイミングと相手との関係次第で変わってきます。おおまかな考え方を、伝えるタイミング別に整理してみましょう。
1. 招待状が届く前の打診で断った場合:ご祝儀やお祝いの品は原則として不要です。気持ちを伝えたい場合でも、5000円から1万円程度のお祝いを贈れば十分に丁寧です。
2. 招待状が届いた時点で断った場合:料理や引き出物の手配前であれば、出席時の相場から飲食費等を除いた1万円程度(または5000~1万円のお祝い・プレゼント)が目安になります。
3. 出席と返信した後に欠席へ変わった場合:直前のキャンセルでは、出席時と同額を包むのが望ましい対応です。
学生時代は仲が良くても今はほとんど付き合いがない相手であれば、無理に渡さなくても失礼にはあたりません。ご祝儀を渡す場合でも、大切なのは金額そのものよりも、遅くとも式の1週間前までに届くよう、早めに手配する心づかいではないでしょうか。
まとめ
高校時代の友人から、結婚式に参加しないのに「ご祝儀だけ送って」と言われ、割り切れない思いを抱く人は少なくありません。友人へのご祝儀は3万円が基本ですが、飲食代を差し引く欠席時には、金額の考え方そのものが変わってきます。
招待状が届く前や届いた時点で早めに断った場合は、5000円から1万円程度のお祝いで問題なく、正式な招待の前であればご祝儀は必須ではありません。
大切なのは、相手との関係と伝えるタイミングを踏まえた対応です。相場と考え方を知っておけば、モヤモヤを抱えずに気持ちよくお祝いを贈れるようになるのではないでしょうか。
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級
