4人家族で“ホテル代3万円”節約のため「キャンピングカーのPA車中泊」を提案する夫…「仮眠とそう変わらない」と言いますが、高速代を払っていれば泊まって問題ないのでしょうか?

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4人家族で“ホテル代3万円”節約のため「キャンピングカーのPA車中泊」を提案する夫…「仮眠とそう変わらない」と言いますが、高速代を払っていれば泊まって問題ないのでしょうか?
家族4人で旅行すると、ホテル代だけで1泊3万円以上かかる場合もあります。「キャンピングカーならホテル代を節約できるし、高速道路のPAで車中泊すればいいのでは?」と考える人もいるでしょう。
 
高速料金をきちんと支払っているなら問題なさそうにも思えますが、そもそもサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)は宿泊施設ではありません。
 
本記事では、PAで朝まで車中泊することは認められるのか考えてみます。
仲千佳

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

結論:高速代を払っていても「泊まっていい」とは限らない

結論から言うと、高速料金を支払っているからといって、PAを自由に宿泊場所として利用できるわけではありません。
 
SA・PAは、高速道路を利用する人が休憩するための施設です。NEXCO東日本も、SA・PAについて「高速道路を利用されるお客さまの休憩などを目的としている施設」と案内しています。
 
そのため、長距離運転の途中で眠くなり、PAに車を止めて仮眠することと、ホテル代を節約するために最初からPAを宿泊場所として利用することは、同じ「車内で寝る」という行為でも意味が異なります。
 
「高速代を払っているのだから、朝まで駐車して泊まっても当然大丈夫だろう」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
 

眠くなって仮眠するのはむしろ大切

一方で、SA・PAに駐車して車内で寝ること自体が禁止されているわけではありません。
 
例えば、夜間に家族旅行で長距離を運転していて運転者が眠くなった場合、そのまま無理に運転を続けるのは危険です。このような場合は、PAなどに車を止めて十分に休むことが大切です。
 
つまり、「眠気や疲労を感じたので安全のために仮眠する」利用と、「宿泊費を浮かせるためにPAをホテル代わりにする」利用は分けて考える必要があるということです。
 
前者は安全運転のための休憩ですが、後者はSA・PA本来の利用目的から外れる可能性があります。
 

「朝まで車中泊」は施設ごとのルールを確認

では、旅行中にどうしても車中泊をしたい場合はどうすればよいのでしょうか。
 
重要なのは、利用するSA・PAのルールを事前に確認することです。SA・PAによって設備や利用方法は異なるため、「PAならどこでも車中泊できる」という訳ではありません。
 
また、車内で静かに休むだけならまだしも、車外にイスやテーブルを出して食事をしたり調理したりすると、ほかの利用者の迷惑になります。
 
家族4人でキャンピングカーを利用すると、荷物も多く、食事や子どもの着替えなどで車外に出る機会も増えるでしょう。「寝るだけだから大丈夫」と考えず、周囲の利用者への配慮も必要です。
 

ホテル代3万円を節約するなら「車中泊専用施設」も

ホテル代の節約が目的なら、SA・PAだけに頼る必要はありません。例えば、車中泊を前提としたRVパークやキャンプ場などを利用する方法もあります。
 
こうした場所は車中泊をすることを前提としているため、家族で安心して利用しやすいでしょう。
 
また、旅行費用を考えるときは、ホテル代だけで比較しないことも重要です。キャンピングカーをレンタルする場合、レンタル料金に加えてガソリン代や高速料金などもかかります。
 
仮にホテル代が3万円かからなくても、キャンピングカーのレンタル料金が2万円、燃料代などが1万円かかれば、ホテル代を節約した効果はほとんどありません。
 
一方、キャンピングカーをすでに所有している家庭なら、宿泊費を抑えられるメリットは大きいでしょう。
 

「高速料金を払った=宿泊OK」ではない

今回のケースで注意したいのは、「高速料金を払っているのだから、PAを使う権利がある」という考え方です。高速料金は高速道路を通行するための料金で、PAを宿泊施設として利用するための料金ではありません。
 
したがって、「高速代を払っているから朝までPAに泊まっても問題ない」とは言えません。運転の途中で眠くなった場合は、安全のために仮眠を取るなどしっかり休む必要があります。
 
しかし、最初から宿泊を目的として利用するのであれば施設の案内やルールを確認し、車中泊が可能な場所を選ぶ配慮が大切です。
 

まとめ

4人家族でホテル代が1泊3万円かかるような場合、キャンピングカーでPAに車中泊をすることは魅力的な節約方法に見えます。しかし、高速料金を支払っていても、PAに宿泊する権利があるわけではありません。
 
運転中の眠気を解消するための仮眠と、ホテル代を節約するための宿泊は分けて考える必要があります。車中泊を目的とするなら、利用施設のルールを確認し、RVパークやキャンプ場など専用施設の利用も検討する方が安心です。
 

出典

NEXCO中日本 SA・PAご利用上の注意
 
執筆者 : 仲千佳
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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