シェアサイクルを返却したはずなのに、翌朝アプリを見ると「利用中」のまま! 乗っていない時間の料金まで請求されていますが、私が払わなければいけないのでしょうか?
一方、正しい返却操作をしたのに通信障害や機器の不具合で処理されなかったのであれば、翌朝までの料金を当然に全額負担しなければならないとは限りません。重要なのは、自転車を置いた時間や場所、返却時の操作状況を残し、気づいた時点ですぐ運営会社へ連絡することです。
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鍵をかけただけでは「返却完了」にならないサービスがある
OpenStreet株式会社は、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」の会員数は、2022年には100万人を、2024年には300万人を、2025年10月には500万人を突破したことを発表しています。
同サービスは2025年10月時点で、全国164の自治体と「シェアサイクル事業」に関する協定を締結するなど、シェアサイクルは公共的な交通手段として、役割の幅を一層広げています。
日常生活に溶け込む一方で、正しい利用ルールを再確認しておくことが大切です。特に注意したいのが「返却の手続き」です。
シェアサイクルでは、自転車をステーションへ置くだけで返却が終わるとは限りません。
たとえばHELLO CYCLINGでは、自転車をステーションへ停めて施錠した後、車体の「RETURN」ボタンまたはアプリから返却操作を行います。正常に返却されるとブザーが鳴り、LEDが緑色になり、アプリにも返却完了通知が届きます。
ドコモ・バイクシェアの利用規約では、所定のポートで施錠したうえで、操作パネル等を用いて返還通知を送り、返還手続きが完了すると利用契約が終了する仕組みであると案内されています。そのため、「ステーションに置いた」「鍵は閉めた」というだけでは、システム上はまだ借りている状態だった可能性があります。
たとえば午後9時に施錠して帰宅しても、返却操作を忘れて翌朝7時に気づけば、システム上10時間利用した扱いになることがあります。
まずアプリの利用履歴を開き、返却時刻がどう記録されているか確認しましょう。
自分の返却忘れなら追加料金を負担する可能性が高い
返却操作そのものを忘れていた場合は、実際には自転車へ乗っていなかったとしても、料金を負担する可能性があります。
シェアサイクルは「乗った距離」ではなく、利用開始から返却完了までの時間で料金を計算するサービスが一般的だからです。
HELLO CYCLINGでも、車両のロックを解錠すると利用開始となり、返却完了までの利用時間に応じて料金が請求されると案内しています。
つまり、自転車を午後9時から翌朝まで一度も動かしていなくても、返却処理が終わっていなければ利用契約が続いているという考え方です。
ただし、気づいた後もそのまま放置するのは避けましょう。まずアプリから返却できるか確認し、できなければ、公式アプリ・サイトの案内やQ&Aなどに該当するケースがないか見てみましょう。それでも解決しなければ、運営会社のサポートへ連絡します。
「料金が高くなったからアプリを削除する」「決済カードを止めれば払わなくてよい」といった対応では問題は解決しません。事情を説明し、正式に利用を終了させることが先です。
正しく返却したのにエラーになったなら調査を依頼する
一方、返却ボタンを押し、完了音や画面を確認したつもりなのに翌朝まで「利用中」だった場合は、機器や通信の不具合も考えられます。この場合は、運営会社へ「昨日○時ごろ、○○ステーションへ返却した」と具体的に伝えましょう。
用意したいのは、車両番号、返却したステーション名、返却時刻、アプリ画面のスクリーンショットなどです。返却時に自転車の写真を撮っていれば、それも状況を説明する材料になります。
運営会社側で車両の位置情報や利用履歴を確認できれば、実際にいつから自転車がステーションにあったのか調査できる可能性があります。
その結果、システム側の不具合などが確認されれば、過大に請求された料金について調整を相談できる場合があります。ただし、返金や料金修正の条件は各サービスの規約によって異なります。
今後は、自転車を置いただけでその場を離れず、必ず「返却完了」という表示まで確認しましょう。返却通知が届くサービスなら、通知を確認してからステーションを離れる習慣にすると安心です。
まとめ
シェアサイクルをステーションへ戻して鍵をかけても、所定の返却操作まで完了しなければ、「利用中」のまま料金が加算されることがあります。
自分が返却操作を忘れていた場合は、乗っていなかった時間も利用時間として請求される可能性があります。一方、正しく返却操作をしたのに機器や通信の不具合で処理されなかったなら、料金の調査・調整を運営会社へ相談する余地があります。
気づいたら、まずアプリ画面を保存し、車両番号、ステーション、返却した時刻を整理してサポートへ連絡しましょう。
シェアサイクルでは「停めたか」ではなく「システム上返却完了になったか」が重要です。毎回アプリの完了表示や通知を確認してから離れれば、翌朝まで料金が加算されるトラブルを防ぎやすくなります。
出典
OpenStreet株式会社 「HELLO CYCLING」会員登録数が500万人を突破(PR TIMES)
HELLO CYCLING
ドコモ・バイクシェア
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
