130年前のハワイ旅行、移動にはいくら必要だった? オアフ鉄道の料金表を見てみた

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130年前のハワイ旅行、移動にはいくら必要だった? オアフ鉄道の料金表を見てみた
現在のオアフ島では、レンタカーやバス、タクシーなどを使って観光地を巡るのが一般的です。では、1898年の旅行者はどんな交通手段を使い、いくら払っていたのでしょうか。
 
当時の旅行ガイドを見ると、鉄道、路面電車、馬車、自転車など、意外なほど多くの移動手段が登場します。なかでも興味深いのが、オアフ島を走っていた鉄道の運賃です。
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ホノルルからPearl Cityまで往復1ドル

旅行ガイドには「VIA OAHU RAILROAD」として、駅ごとの距離と運賃が掲載されています。たとえば、ホノルルからPearl Cityまでの通常の往復運賃は1ドル。
 
さらに西側のWaianaeまで行く場合、往復運賃は2ドル20セントでした。現在の感覚では「1ドルで往復できたの?」と驚きますが、当時の1ドルと現在の1ドルでは価値がまったく違います。
 

現在の購買力なら1ドルは約40ドル

1898年の1ドルを2026年の物価水準に単純換算すると、約40.2ドルに相当します。そのため、Pearl City往復1ドル → 現在価値で約40ドル、Waianae往復2.20ドル → 約88ドルという目安になります。
 
もちろん、現在の鉄道料金と直接比較できる数字ではありません。それでも、「1ドルだから非常に安かった」と単純にはいえないことが分かります。
 

週末には割引きっぷもあった

さらに興味深いのが、土曜日と日曜日に販売される週末用の往復券です。旅行ガイドによると、Pearl Cityまでの週末往復券は、1等75セント、2等50セントでした。Waianaeまでなら、1等1ドル50セント、2等1ドル25セントです。
 
現在価値の目安にすると、Pearl Cityの1等75セントは約30ドル、2等50セントは約20ドル。Waianaeの1等1.50ドルなら約60ドルです。
 
つまり、130年前のオアフ島にも「週末に安く移動できる割引乗車券」のような仕組みがあったことになります。
 

街の観光には馬車も使われていた

鉄道だけではありません。ホノルルの街を自由に観光する方法として、旅行ガイドが勧めているのが「hack」と呼ばれる貸し馬車です。
 
United Carriage Companyへ電話し、馬車と運転手を呼び、好きな場所まで連れていってもらう方法について、ガイドは街の景色を楽しむ「最も独立していて快適な方法」と紹介しています。
 
現在の観光タクシーにかなり近いサービスと考えると分かりやすいでしょう。興味深いことに、馬車の運転手は料金表を持っており、旅行者から求められた場合には提示する仕組みになっていました。
 
料金をめぐって争いが起きた場合には、馬車の番号を控え、警察署の担当者へ申し出るようガイドに書かれています。
 

まとめ

1898年のオアフ島では、ホノルルからPearl Cityまで鉄道で往復1ドル、Waianaeまでなら2ドル20セントでした。現在の購買力に単純換算すると、それぞれ約40ドル、約88ドルに相当します。
 
さらに週末割引券もあり、現在の鉄道と同じように、利用する日や等級によって料金が変わっていました。移動手段は鉄道、馬車、路面電車、自転車など現在とは大きく違います。
 
一方で、「できるだけ安く移動するか」「料金を払って快適に観光するか」という旅行者の選択は、130年前も現在もそれほど変わっていないのかもしれません。
 

出典

Library of Congress Illustrated handbook of the Hawaiian Islands : guide to Honolulu and vicinity
Federal Reserve Bank of Minneapolis Consumer Price Index, 1800-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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