夜中に自宅で害虫を見つけ、慌てて駆除業者を呼びました。ところが「姿が確認できないので今日は作業できません」と言われたうえ、出張料まで請求…。何もしてもらっていなくても払う必要があるのでしょうか?

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夜中に自宅で害虫を見つけ、慌てて駆除業者を呼びました。ところが「姿が確認できないので今日は作業できません」と言われたうえ、出張料まで請求…。何もしてもらっていなくても払う必要があるのでしょうか?
害虫駆除を頼んだのに、業者が来たころには害虫が隠れてしまい、駆除作業は何も行われなかった。それでも出張料を請求されたら納得しにくいでしょう。ただし、「駆除作業をしなければ一切料金は発生しない」とは限りません。
 
依頼時に「訪問だけでも出張料5000円」などと明確に説明され、それを了承して呼んだ場合は、出張というサービスに対する料金が発生する可能性があります。一方、事前説明がなく突然高額な料金を請求された場合は、その場で支払わず内容を確認しましょう。
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作業をしなくても事前に合意した出張料がかかることはある

害虫駆除の料金には、実際の駆除作業だけでなく、スタッフが現地へ移動するための出張費や、現場確認のための料金が含まれる場合があります。
 
たとえば電話をした際に、「深夜の出張料は5500円です。害虫を発見できず作業しない場合も発生します」と説明され、その条件で訪問を依頼した場合です。
 
この場合、ハチやゴキブリなどを駆除できなかったとしても、「スタッフを自宅まで派遣する」というサービス自体は提供されています。そのため、事前に合意した出張料を支払う必要が生じる可能性があります。
 
病院へ行って診察を受けなかった、というような話ではなく、何に対して料金を払う契約だったかが重要です。
 
まず、電話の予約時やウェブサイトに「出張料」「深夜料金」「見積もり料」「害虫が確認できない場合の料金」がどう書かれていたかを確認してください。メールや予約画面が残っているならスクリーンショットも保存しましょう。
 

事前説明なしで高額請求されたならその場で確認する

一方、電話では「駆除料金3000円から」としか説明されず、訪問後に害虫が見つからなかったにもかかわらず「深夜出張料2万円です」と初めて言われた場合は話が違います。
 
国民生活センターには、インターネット上の格安表示を見て害虫駆除を依頼したところ、現場で高額料金を請求されたという相談が数多く寄せられています。
 
2022年度に比べ、2023年度同期の「害虫・害獣駆除サービス」の相談数は約1.5倍に増加、特に10代、20代という若い世代が契約当事者となるケースが急増していることを、同センターは2024年に報告しています。
 
2026年7月にも、害虫駆除サービスにてネット上の表示価格と実際の請求額が大きく異なるトラブルについて改めて注意喚起しています。ネット検索で「500円~」という業者に依頼したところ、約15万円という高額を請求された事例が紹介されており、「特に、極端に安い価格を表示するサイトや広告には注意が必要です」としています。
 
請求内容に納得できなければ、「何に対する料金なのか」「事前にどこで説明されたのか」「料金表を見せてほしい」と確認しましょう。
 
その場で怖くなり、言われるまま現金やクレジットカードで払う必要はありません。国民生活センターも、広告と大きく異なるなど請求額に納得できない場合は、その場で支払いを断り、明細を確認したうえで、後日納得した金額で支払う意思があることを伝えるよう案内しています。
 

ケースによってはクーリング・オフを検討できる

自分から電話をして呼んだ業者だから、「訪問販売のクーリング・オフは絶対に使えない」とも限りません。
 
国民生活センターは、見積もりのために呼んだ業者とその場で契約した場合や、広告等の表示額と実際の請求額が大きく異なる場合には、特定商取引法上の訪問販売としてクーリング・オフ等が適用される可能性があるとしています。
 
たとえば、前述したような「500円~」と見て依頼したのに、現場で初めて数万円以上の契約を求められたケースなどです。
 
ただし、最初から「深夜出張料5000円だけを払って調査してもらう」と具体的な条件を理解して依頼していたケースとは事情が異なります。
 
今回のように作業すら行われなかった場合は、契約書や請求書に「出張費」「調査費」など何が記載されているかを確認しましょう。
 
説明と違う、高額すぎる、断ったのに支払いを迫られたなどの問題があるなら、消費者ホットライン「188」へ相談できます。
 
また、夜中に慌てて検索すると冷静に比較できません。今後に備えて、自治体や都道府県のペストコントロール協会など、相談先を事前に確認しておくと安心です。
 

まとめ

害虫の姿が確認できず駆除作業が行われなくても、依頼時に「訪問だけでも出張料がかかる」と説明され、その条件を了承していた場合は、出張料を支払う必要が生じる可能性があります。
 
反対に、事前には聞いていなかった料金を突然請求された場合や、広告と比べて明らかに高額な場合は、すぐ支払わず明細と契約内容を確認しましょう。状況によっては訪問販売としてクーリング・オフできる可能性もあります。
 
害虫が出ると焦りますが、「来てもらうだけでいくらか」「見つからなくても料金がかかるか」「深夜料金はいくらか」を確認してから依頼することが大切です。それだけでも、何も作業していないのに高額な請求を受けるトラブルを防ぎやすくなります。
 

出典

国民生活センター ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意-若い年代でトラブル急増中!
国民生活センター ネットの価格と全然違う!?害虫駆除サービスのトラブルに注意(見守り情報)
国民生活センター 【害虫・害獣駆除】害虫が出たので業者を呼んで駆除してもらったが高額請求された。払いたくない。 | 消費者トラブルFAQ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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