自宅前の街路樹の枝が伸びて車に当たりそうになっています。自分で切ってはいけないと言われましたが、傷がついた場合の修理費は誰に相談すればよいのでしょうか?
では、枝が車に当たって傷がついた場合、修理費についてはどこへ相談すればよいのでしょうか。本記事では、街路樹への対処方法と実際に被害が生じた場合の相談先について解説します。
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街路樹の枝が伸びてきたときの対処方法
道路沿いに自治体などが植えた街路樹は、原則として道路管理者が維持管理しています。そのため、自宅の前に枝が伸びてきた場合でも、自分の判断で剪定するのではなく、まず道路管理者へ相談しましょう。
国土交通省でも、樹木の剪定を依頼したい場合は、その道路を担当する道路管理者へ連絡するよう案内しています。例えば、国が管理する国道であれば国土交通省の国道事務所、都道府県道などであれば都道府県等の土木事務所、市町村道であれば市区町村の担当部署が主な相談先です。
道路の管理者が分からない場合は、市区町村の道路担当窓口に問い合わせれば、適切な連絡先を案内してもらえるでしょう。また、枝が車道へ大きく張り出しているなど緊急性が高い場合は、全国共通の道路緊急ダイヤル「#9910」へ通報する方法もあります。
車に傷がついたときに確認したい相談先
街路樹の枝が車に接触して傷がついた場合は、まず、その街路樹を管理している道路管理者へ状況を伝えましょう。その際は、車の傷だけでなく、枝の張り出し方や車との位置関係が分かる写真も撮影しておくことが大切です。可能であれば、事故が起きた日時や場所も記録しておきましょう。
また、修理工場で見積書を取得しておけば、実際にどの程度の損害が発生したのかを具体的に伝えられます。
あわせて、自動車保険に加入している場合は、保険会社にも早めに連絡しておくと安心です。加入している車両保険の契約内容によっては、車両保険の補償対象となる可能性があるほか、道路管理者とのやり取りについて助言を受けられることもあります。そのため、被害状況や事故が起きた経緯を整理したうえで相談すると、今後の対応を進めやすくなるでしょう。
街路樹による車の修理費はどう判断されるのか
街路樹によって車に傷がついたからといって、道路管理者が必ず修理費を負担するとはかぎりません。修理費を請求できるかどうかは、街路樹の管理状況や事故が起きた経緯などを踏まえて判断されます。
国家賠償法 第2条第1項では、道路などの公の施設について、設置や管理に問題があり、それによって損害が発生した場合、国や自治体などが賠償責任を負うと定めています。また、街路樹についても、適切な管理が行われていなかったことが原因で車に傷がついたと認められれば、賠償を求められる可能性があります。
ただし、実際の判断では、枝がどの程度張り出していたのか、道路管理者が危険を把握できたのかといった点も確認されます。また、運転者が接触を避けられる状況だったかどうかも考慮されるため、運転者側にも注意不足があったと判断された場合は、受け取れる賠償額が減ることもあるでしょう。
こうした判断では、事故当時の状況が重要な材料になります。そのため、被害が生じた場合は、道路管理者に状況を確認してもらえるよう、できるだけ早めに相談することが大切です。
早めに道路管理者へ連絡して車への被害を防ごう
自宅前の街路樹が車に当たりそうなほど伸びている場合は、自分で切らずに道路管理者へ連絡しましょう。すでに車へ傷がついている場合は、現場や傷の写真、修理の見積書などを用意し、道路管理者や保険会社へ相談することが大切です。
修理費を道路管理者が負担するかどうかは個別の状況によって異なります。事故が起きてから対応するよりも、危険な枝を見つけた段階で連絡したほうが被害を防ぎやすくなるため、早めに道路管理者へ状況を伝え、剪定などの対応を相談しましょう。
出典
国土交通省 道路保守・管理
内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン 道路の異状を見つけたら「道路緊急ダイヤル#9910」へ! LINEでも通報できます
デジタル庁 e-Gov 国家賠償法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
