遠方に住む息子夫婦がお盆に帰ってきませんでした。夫婦と子ども2人で帰省すると交通費だけで「30万円」以上かかるそうです。孫には会いたいのですが、遠方の家庭はどのくらいの頻度で帰省しているのでしょうか?
では、遠方に住む家庭は、実際にどのくらいの頻度で実家へ帰っているのでしょうか。本記事で、帰省にかかる費用とあわせて見ていきます。
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遠方に住む家庭の帰省事情
実家から離れて暮らす500人を対象にした株式会社AlbaLink(東京都江東区)の「帰省の頻度に関する意識調査」(調査期間:2023年11月16日~17日)によると、実家へ帰る頻度で最も多かったのは「年2回」の18.6%、次いで「年1回」の18.2%でした。年1~2回という人だけで36.8%を占めています。
また、帰省する時期は「年末年始」が50.6%で最も多く、「夏休み・お盆期間」が41.6%と続きました。
また、株式会社アスマーク(東京都渋谷区)が実施した「帰省に関するアンケート調査」(調査期間:2024年2月1日~8日、サンプル数:800)では、実家までの移動時間や帰省にかかる費用が大きい人ほど、帰省回数が少なくなる傾向が見られました。
そのため、遠方に住んでいる場合は、お盆と年末年始の両方に帰るのではなく、どちらか一方に絞る家庭もあると考えられます。
お盆に帰省しなかったからといって、必ずしも「家族に会いたくない」というわけではありません。仕事の都合に加え、子どもの学校や習い事、長時間の移動による負担など、帰省のしやすさは家庭ごとに異なります。特に遠方の場合は、費用や日程を踏まえて、無理のない頻度で帰省している家庭も多いといえるでしょう。
家族4人で帰省するときにかかる費用
交通費が往復30万円の場合、年2回帰省すると年間では60万円かかります。また、帰省には交通費だけでなく、現地での食事代や手土産代などの出費も発生するため、実際の負担はそれ以上になるでしょう。
総務省の「家計調査報告(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり月平均31万4001円です。帰省1回の交通費だけで30万円となれば、平均的な1ヶ月分の消費支出に近い金額を一度に支払うことになります。
もちろん、家計の状況は世帯によって異なるため、30万円の負担感を一概に判断することはできません。今回のケースでは、夫婦と子ども2人の家族4人で帰省すると、交通費だけで30万円以上かかるとのことです。
また、食事代や手土産代なども加わることを考えると、家計への影響は小さくないでしょう。そのため、費用を踏まえて帰省する回数や時期を調整する家庭もあると考えられます。
孫に会うために考えたい、帰省にこだわらない選択肢
孫に会いたい気持ちがあっても、帰省費用を息子夫婦だけに負担してもらう形では、帰省の回数を増やすのが難しい場合があります。そうした場合は、息子夫婦に帰ってきてもらう以外の方法を考えてみるのも一つの選択肢です。
例えば、自分たちが息子夫婦の住む地域を訪ねれば、家族4人ではなく夫婦2人分の交通費で済む可能性があります。体力や健康面に問題がなければ、家族全体で見た費用負担を抑えやすくなるでしょう。
また、お盆などの繁忙期にこだわらず、航空券や宿泊料金が比較的安い時期に会う方法もあります。大型連休を外せば、交通費を抑えやすくなるだけでなく、駅や空港などの混雑を避けやすくなる点もメリットです。
対面で会うのが難しい場合は、ビデオ通話などを取り入れるのもよいでしょう。帰省の回数だけにこだわるのではなく、普段から写真や動画を送り合うなど、孫の成長を身近に感じられる機会を作ることも大切です。
帰省回数よりも家族全員が無理なく会える方法を考えよう
遠方に暮らしている家庭では、年1~2回程度の帰省も珍しくありません。特に家族4人で交通費だけでも30万円以上かかるのであれば、毎回のお盆や年末年始に帰省することは大きな家計負担になります。
孫に会える機会を増やしたい場合は、息子夫婦に帰省を求めるだけでなく、自分たちが訪ねる、繁忙期を外して会う、交通費を一部負担するなどの方法も考えられます。
帰省の頻度を考える際は、「何回帰省するのが普通か」にとらわれすぎないことが大切です。それぞれの家計や仕事、子どもの予定を考えながら、家族全員が負担を感じにくい会い方を相談していくとよいでしょう。
出典
株式会社AlbaLink 帰省の頻度に関する意識調査(PR TIMES)
株式会社アスマーク 帰省に関するアンケート調査
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編) 2025年(令和7年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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