“サンライズ出雲”は「寝台料金プラス7700円で個室になる」と夫は言いますが「東京→出雲」が“12時間30分”で、値段は「新幹線」とほぼ同じ…それでも「寝てる間に移動できる」なら乗る価値はある?

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“サンライズ出雲”は「寝台料金プラス7700円で個室になる」と夫は言いますが「東京→出雲」が“12時間30分”で、値段は「新幹線」とほぼ同じ…それでも「寝てる間に移動できる」なら乗る価値はある?
東京から出雲市へ旅行する際、夫から寝台特急「サンライズ出雲」に乗ろうと提案されました。B寝台個室の「シングル」なら、寝台料金7700円を支払えば、横になって移動できるそうです。
 
しかし、東京駅から新幹線と特急を乗り継げば、出雲市駅までの所要時間は約7時間です。一方、サンライズ出雲は約12時間30分かかります。約1.9倍の時間をかけ、さらに寝台料金まで払う意味はあるのでしょうか。
 
本記事では、東京駅から出雲市駅までの料金と所要時間を比較し、サンライズ出雲を利用するメリットを解説します。
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新幹線とサンライズ出雲の料金・所要時間を比較

東京駅から出雲市駅へ鉄道で向かう場合、新幹線「のぞみ」で岡山駅まで行き、特急「やくも」に乗り換える方法があります。
 
利用する列車や時期によって異なりますが、普通車指定席を利用した場合、通常期の料金は片道約2万2000円です。内訳は、乗車券が約1万2000円、東京駅から岡山駅までの「のぞみ」の指定席特急料金が7100円、岡山駅から出雲市駅までの「やくも」が2950円となります。
 
所要時間は約6時間40分です。なお、「やくも」は全車指定席で、自由席はありません。
 
一方、サンライズ出雲は2026年3月14日のダイヤ改正で発車時刻が繰り上がり、東京駅を午後9時26分に出発します。出雲市駅への到着は翌日の午前10時で、所要時間は12時間34分です。
 
サンライズ出雲の料金は、乗車券、特急券、寝台券の合計です。B寝台個室「シングル」を利用する場合、寝台料金として7700円がかかり、東京駅から出雲市駅までの合計は片道約2万3000円となります。
 

寝台料金は7700円でも、総額の差は約1000円

「寝台料金がプラス7700円」と聞くと、新幹線で移動するよりも7000円以上高くなるように感じるかもしれません。しかし、両方の総額を比べると、差は約1000円です。
 
理由は、新幹線と在来線特急で特急料金の仕組みが異なるためです。新幹線と「やくも」を乗り継ぐルートでは、2つの列車の指定席特急料金が必要となり、合計で約1万円かかります。
 
これに対して、サンライズ出雲の特急料金は3300円です。寝台料金7700円を加えても、特急料金と寝台料金の合計は1万1000円です。寝台料金の7700円が、そのまま新幹線ルートとの差額になるわけではありません。
 

サンライズ出雲は「移動時間」ではなく「起きている時間」を節約できる

所要時間だけを比べると、新幹線と特急を利用するほうが約6時間短いです。しかし、サンライズ出雲の移動時間の多くは、通常であれば睡眠を取っている夜間です。
 
例えば、東京駅を午後9時26分に出発するため、仕事を終えた日の夜から旅行を始められます。個室で睡眠を取り、翌朝10時に出雲市駅へ到着すれば、そのまま観光へ向かうことが可能です。
 
新幹線で午前中に東京を出発した場合、出雲市への到着は夕方になります。到着した日は移動だけで終わり、現地で宿泊するケースもあるでしょう。
 
そのため、サンライズ出雲は列車に乗っている時間こそ長いものの、日中の活動時間を移動に使わずに済む点がメリットです。前日に東京周辺でホテルに宿泊して翌朝出発する予定の人なら、宿泊費を抑えられる可能性もあります。
 

個室なら横になれるが、ホテルと同じ快適さとは限らない

B寝台個室「シングル」には、ベッドのほか、小さなテーブルや荷物を置くスペースがあります。扉を閉められるため、指定席や夜行バスと比べて、周囲の視線を気にせず過ごしやすいでしょう。
 
車内にはラウンジやシャワー室もあり、B寝台の利用者は車内の券売機で有料のシャワーカードを購入して利用します。一方、A寝台個室「シングルデラックス」の利用者は、無料で利用できます。
 
ただし、列車内では走行音や揺れがあり、普段と違う環境では十分に眠れない人もいるようです。到着後に疲れが残れば、夜間に移動したメリットを生かしにくくなるかもしれません。
 
単に早く到着したい場合や、列車内で眠れるか不安な場合は、新幹線と特急のほうが向いているでしょう。一方、寝台列車そのものを楽しみたい人や、日中の時間を観光に使いたい人にとっては、サンライズ出雲も有力な選択肢といえます。
 

まとめ

東京駅から出雲市駅まで、新幹線と特急を利用すると所要時間は約6時間40分、通常期の料金は片道約2万2000円です。サンライズ出雲のB寝台個室「シングル」は、所要時間が12時間34分で、料金は片道約2万3000円となります。
 
所要時間は約1.9倍ですが、料金差は約1000円です。夜間に移動してホテル代を抑えられたり、翌日の朝から現地で行動できたりする場合は、長い乗車時間が必ずしも無駄になるとは限りません。
 
サンライズ出雲を選ぶ意味は、速さではなく、移動そのものを楽しみながら日中の時間を有効に使える点にあるといえるでしょう。
 

出典

西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット サンライズ瀬戸・出雲
東日本旅客鉄道株式会社 寝台券
東海旅客鉄道株式会社 きっぷのルール 寝台券
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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