新婦の兄として「ご祝儀10万円」を包むも「新郎側は30万円、あと20万円必要だった」と言われ衝撃! 向こうは“家族6人”でしたし、10万円を「独身1人で用意した」なら十分ですよね?
本記事では、ご祝儀の内訳を1つの計算例として分解し、1人で10万円を包むことの妥当性や、参列人数の違いを考慮しない金額比較への対応について解説します。
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兄弟・姉妹のご祝儀の相場と10万円の価値
結婚式のご祝儀は、新郎新婦との関係性や年齢、参列する人数などによって金額の目安が変わります。
一般的に、兄弟・姉妹の結婚式に1人で参列する場合、ご祝儀は「5万~10万円程度」が1つの目安とされています。
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会による「第6回婚礼に関するアンケート調査報告書」でも、「兄弟/姉妹」によるご祝儀の平均額は「6万52円」となっており、その内訳は3万円(27.1%)、5万円(26.2%)、10万円以上(23.5%)という結果でした。
20代や30代前半の独身者であれば、5万円程度を包むケースが多く、40代や50代など年齢や収入などを考慮して10万円を包む人もいるでしょう。また、きょうだいへのお祝いとして、あえて相場より多めに包むという考え方もあるでしょう。
したがって、独身で1人参列する人が10万円を包むことは、決して少ない金額ではありません。むしろ、きょうだいへの結婚祝いとして十分な金額を用意したと考えられます。
ご祝儀の内訳から「実質的なお祝い額」を考える
ご祝儀は、新郎新婦へのお祝いとして贈るものですが、参列者が複数になる場合は料理や飲み物、引き出物などのおもてなしに相当する部分も考慮して金額を決める人がいます。
そこで、1人当たりの料理・飲み物を2万円、引き出物を1世帯5000円としてお祝い額に相当する金額を算出してみましょう。
新郎側と新婦側の「お祝い額」を計算して比較
新郎側のきょうだい2家族、合計6人が参列し、2世帯で30万円(内訳は大人4人、子ども2人)、子どもの料理代を1人1万円、引き出物を1世帯5000円として計算します。
新郎側の料理・引き出物にかかる費用は「11万円」です。30万円のご祝儀から、この11万円を差し引くとお祝い額は「19万円」となります。1世帯当たりでは「9万5000円」です。
一方、新婦の兄が1人で参列し、10万円を包んだケースを算出してみましょう。料理・飲み物を2万円、引き出物を5000円とすると、10万円から2万5000円を差し引いた、「7万5000円」が、計算上のお祝い額となります。
お祝い額には差がありますが、子ども連れの参列は子どもの年齢によっては、料理や席を用意する必要があるため、新郎新婦の手間や費用負担が増える可能性も考慮しなければなりません。そのため、子どもの分を考慮し、多めにご祝儀を包むケースも想定されます。
また、夫婦2人で参列する場合、大人1人で参列するよりも大人2人からのお祝いという意味を込めて、ご祝儀額が大きくなることもあるでしょう。
参列人数を無視した批判には、どう対応する?
「もっと包んでほしかった」と言われたとしても、すでに相場を踏まえて十分な金額を包んでいるのであれば、無理に追加でお金を渡す必要はありません。
今後もきょうだいとの関係を大切にしたいのであれば、ご祝儀の金額そのものをめぐって対立するよりも、別の形でお祝いの気持ちを伝える方法もあります。
例えば、結婚後に新居へ引っ越すのであれば、新居で使える家電やインテリアなどを贈る方法があります。「必要なものを選んで」と、少額の現金や商品券を添えるのも1つの方法です。
結婚後には、出産や新築、子どもの入学など、家族間でお祝いする機会が続くことがあります。その都度、無理のない範囲で心を込めてお祝いしていけば、1回のご祝儀の金額だけで関係性が決まるものではないでしょう。
人数の違いを考慮せず、ご祝儀の総額だけで判断しない
結婚式のご祝儀は、総額だけを比較して判断するものではありません。
今回の計算例のように、料理や飲み物、引き出物などにかかる費用を差し引いて考えると、同じご祝儀でも参列人数によって新郎新婦への実質的なお祝い額は変わります。独身で1人参列し、10万円を包むという対応は、きょうだいへの結婚祝いとして十分に配慮した金額でしょう。
「6人で30万円」という総額だけを基準にして、「1人なら20万円包むべきだった」と考える必要はありません。
結婚式のお祝いは、金額だけでなく、相手を祝福する気持ちや今後の家族関係も含めて考えることが大切です。相場や参列人数などを踏まえて、自分の家計に無理のない範囲でお祝いすることが、長く良好な関係を築くためにも大切ではないでしょうか。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 第6回婚礼に関するアンケート調査報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
