「20万円」のエアコンを購入した際、店員から「延長保証も付けたほうが安心」と勧められました。夫は「壊れたら修理代を払えばいい」と言いますが、「1万円」追加して保証に入るほうがお得なのでしょうか?

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「20万円」のエアコンを購入した際、店員から「延長保証も付けたほうが安心」と勧められました。夫は「壊れたら修理代を払えばいい」と言いますが、「1万円」追加して保証に入るほうがお得なのでしょうか?
暑い時期を快適に過ごすうえで、エアコンの冷房は欠かせない存在といえるでしょう。夏の間にエアコンを使用するなかで、性能や不具合などが気になり、買い替えを検討している方もいるかもしれません。
 
本記事では、20万円のエアコンを購入する場合、追加で1万円を支払って延長保証に加入するメリットがあるのか、修理費用などと比較しながら解説します。
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エアコンの延長保証とは? メーカー保証終了後の故障に備える仕組み

20万円のエアコン購入時に1万円の延長保証を付ける場合、保証料は本体購入金額の5%に当たります。
 
一般的な延長保証はメーカー保証期間が終了した後、一定期間に発生した自然故障などに対して修理対応が受けられるサービスです。家電量販店や保証会社が提供しており、エアコンの場合は5年・10年といった長期保証が用意されるケースもみられます。保証料を購入金額の5%としているサービスもあります。
 
ただし、延長保証は「加入すれば、どんな故障でも無料で直してもらえる」とは限りません。保証期間はもちろん、対象となる故障の範囲、修理の回数制限、保証限度額、部品代・出張費の扱いなどは、サービスによって異なります。そのため、1万円という保証料だけで加入がお得かどうかを判断することはできません。
 
「壊れたらそのとき修理代を払う」のか「1万円を先に支払って故障リスクに備える」のか、どちらがお得になるかは、具体的な費用を基に検討することが大切です。
 

エアコンの平均修理費は「2万円超」。1回故障すれば保証料を上回ることも

延長保証サービスの設計・運営会社、テックマークジャパン株式会社(以下テックマークジャパン)が保有する修理データによると、エアコンの平均修理単価は2000年の1万3991円から、2023年には2万2612円となり、23年間で約1.6倍に上昇していることが確認できます。
 
同データの修理費には部品代・工賃・出張費が含まれており、故障箇所や機種によっては平均を大きく上回る高額修理となる可能性もあります。
 
なお、ここで紹介する数値は、テックマークジャパンが保有する延長保証対象製品の修理データに基づくものであり、エアコン市場全体の平均修理費を示すものではありません。
 
掲題のケースでは延長保証料が1万円です。保証対象となる故障が発生し、仮に平均修理単価(2万2612円)程度の修理が保証でカバーされれば、保証料1万円を上回る修理費の自己負担を抑えられます。
 
一方、延長保証期間中に保証対象となる故障が発生しなければ、支払った1万円を修理費に充てる機会はありません。そのため、有料の延長保証が必ず得する商品とは限らない点にも十分に留意する必要があります。
 
つまり、延長保証は「元を取れるか」というより、「将来発生するか分からない数万円規模の修理費を、購入時の1万円であらかじめカバーするか」という考え方に近いといえるでしょう。
 

「10年保証」でも全部無料とは限らない! 加入前に確認したい条件

延長保証を比較するときは「5年」「10年」という保証期間だけではなく、何が保証されるのかまで確認することが重要です。
 
例えば、延長保証サービスによっては、次のようなケースもみられます。

・出張と点検までが無料で、部品代は自己負担となる
・自然故障のみが対象で、施工不良・ガス漏れ・水漏れなどは保証対象外とする

そのほかにも、修理費の上限は購入金額までとする、使用年数に応じて保証限度額が下がる、免責事項が設定されているなど、異なる条件が設定されている可能性があるため、規約を必ず確認しましょう。
 

「1万円で元を取れるか」だけではない。故障時の出費に備えられるかで判断しよう

延長保証に向いているケースとして、20万円など高額なエアコンを長期間使用する予定がある場合や、突然数万円の修理費が発生すると家計の大きな負担になる場合などが挙げられます。
 
一方、修理費に充てる十分な予備資金を用意している場合や、保証対象外の範囲が多いプランである場合、販売店の無料保証で十分カバーできる場合などは、有料保証が必ずしも必要になるとは限りません。
 
そのうえで、今回のケースでは、本体購入価格の5%である1万円の保証料を提示されていました。一方で前記データによると、エアコンの平均修理単価が2万2612円となっているため、先に払う「保証料の1万円」と、万が一の際に発生する「数万円の修理費」のどちらが負担しやすいかで判断するのもひとつの方法です。
 
平均修理費が保証料を上回るからといって、単純に「延長保証に入るほうが得である」とはいい切れません。保証範囲やご自身の家計の状況を考慮したうえで、制度加入を判断することが大切です。
 

まとめ

エアコンの延長保証は、加入すれば、すべての故障の修理が無料になるわけではありません。そのため、例えば1万円の保証料を払ったからといって、元を取れるといい切れません。もし、家電量販店でエアコンを購入した際に、延長保証を希望される場合は、保証内容や規約をよく確認することを忘れないようにしましょう。
 

出典

テックマークジャパン株式会社 家電・住宅設備機器等の修理費用上昇について 2024レポート <平均修理単価の推移> ・エアコン(4ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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