「1万円札」をポケットに入れたまま洗濯してしまい、真っ二つに…。夫は「諦めるしかない」と言いますが、半分しか残っていないお札には、もう価値はないのでしょうか?
本記事では、半分になったお札がいくらで引き換えられるのか、知っておきたい引き換えの基準や手続きを分かりやすく解説します。
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目次
破れた1万円札はいくらになる? 引換基準を確認
うっかりポケットに入れたまま洗濯機を回してしまい、1万円札が半分に破れてしまったという場合でも、諦める必要はありません。破れたり傷ついたりしたお札(損傷現金)は、残っている面積の割合に応じて新しいお金に引き換えてもらうことができる場合があります。
日本銀行法に基づき定められた基準によると、手元に残っているお札の面積がどれくらいあるかによって、引換可能な金額が決まります。
(1)残存面積が3分の2以上ある場合:全額(1万円)として引換
(2)残存面積が5分の2以上、3分の2未満の場合:半額(5000円)として引換
(3)残存面積が5分の2未満の場合:価値は失われ(失効)、0円
今回のように「半分」残っている状態であれば、残存面積が2分の1以上に該当するため、5000円として引き換えてもらえる可能性があります。
もし千切れたもう片方が残っており、繋ぎ合わせて3分の2以上になると確認できれば、1万円全額の価値を取り戻すことも可能かもしれません。半分しかなくても完全に無価値になるわけではないため、諦めずに保管しておきましょう。
洗濯で破れたお札は捨てずに保管! 引き換えに向けた正しい対処法
洗濯して濡れてしまったり、ボロボロになって固まってしまったりしたお札を銀行へ持ち込む前には、事前の適切な取り扱いが重要です。扱い方によってはさらに破損が進み、残存面積が減ることで、引換額に影響する場合があります。
まず、濡れたお札が乾いてしわが寄ったり、折り重なった状態で固まったりしている場合は、無理に手で引っ張って広げないようにしましょう。紙が弱くなっているため、無理に剥がすと細かく破れてしまい、残存面積が少なくなってしまう原因になります。水気を含んでいる場合は、自然乾燥させるか、タオルで優しく挟んで水分を吸い取りましょう。
また、破片が複数に分かれている場合は、同一のお札の破片であると確認できればそれらを合算した面積で判定してもらえます。破片を粘着性の弱いテープで貼り合わせ、絵柄や記番号が正しくつながるように慎重に固定しましょう。
前述の通り、引換額は残存面積などをもとに判断されるため、小さな破片も捨てずに保管し、できるだけすべてそろえて持参することが大切です。
破れたお札はどこで引き換えられる? 日本銀行や金融機関の窓口を確認
破損したお札の引き換えを行う公式な窓口は「日本銀行の本店および支店」です。日本銀行での引き換え手数料は無料となっています。ただし、日本銀行の窓口を訪問する際は、防犯やスムーズな対応のために事前予約が必要となる場合があるため、あらかじめ電話などで確認しておくと安心です。
近隣に日本銀行の拠点がない場合は、大手都市銀行や地方銀行、信用金庫などの一般的な民間金融機関の窓口でも損傷券の交換依頼を受け付けている場合があります。ただし、民間金融機関の場合は、状態によってその場での即時交換ができず、一度引き取られた上で日本銀行へ鑑定に出されるケースがあります。
まとめ
誤って洗濯してしまい半分に破れてしまった1万円札であっても、決して価値がゼロになったわけではありません。
日本銀行が定める引換基準に基づき、残っているお札の面積が2分の1以上あれば5000円として引き換えることができる可能性があります。もし残りの破片が見つかり、全体として3分の2以上の面積がそろえば1万円全額を取り戻すことも可能かもしれません。
濡れたお札は無理に剥がさず丁寧に取り扱い、破片も漏れなく集めた上で、日本銀行や最寄りの民間金融機関の窓口へ相談してみてください。
出典
日本銀行 日本銀行が行う損傷現金の引換えについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
