衣替えのため家族4人分の夏物をクリーニングに出したところ、合計1万5000円かかりました。自宅で洗える服まで専門店へ出すメリットはあるのでしょうか?
専門店には、素材や立体的な形を保ちやすい、落としにくい汚れを相談できる、仕上げの手間を減らせるといったメリットがあります。衣類の洗濯表示、価格、着用頻度を見て使い分けるのが現実的です。
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まず洗濯表示で家庭洗濯ができるか確認する
消費者庁の洗濯表示では、洗濯おけの記号が家庭洗濯の可否や水温、洗い方を示します。洗濯おけにバツ印がある衣類は家庭で洗濯できません。円の記号は、クリーニング店で行うドライクリーニングやウエットクリーニングの処理方法を示します※1。
家庭洗濯が可能でも、素材、装飾、型崩れしやすい構造によっては注意が必要です。洗濯機で洗えるのか、弱い手洗いが必要なのかを記号で確認し、色落ちや縮みが心配なら専門店へ相談しましょう。表示の上限より強い処理をしないことが基本です。
1万5000円は点数と衣類の種類で評価する
クリーニング料金は店や地域、コースで異なります。例えば白洋舍の公式料金では、オリジナル料金の一例として、ワイシャツ440円、セーター990円、スラックス・スカート1100円、コート2970円、ダウンジャケット3520円が掲載されています※2。
仮にセーター4点、ズボン4点、コート1点、ダウンジャケット1点なら、同料金例で合計1万4850円です。これに追加加工や別の衣類があれば1万5000円を超えます。一方、Tシャツや家庭洗濯できる薄手の衣類が中心なら、今後は自宅洗いへ切り替える余地があります。料金表と明細を照合し、点数だけで高い・安いを決めないようにしましょう。
専門店には仕上がりと手間の面でメリットがある
ジャケットやプリーツ、装飾のある衣類は、洗うこと自体ができても、乾燥やアイロンで形を戻すのが難しい場合があります。専門店なら、素材と表示を確認したうえで洗浄方法を選び、プレスなどの仕上げまで任せられます。
汗や食べこぼし、油性汚れなど、汚れの種類によって適する処理は異なります。時間がたつと落ちにくくなるため、受付時に汚れの場所と原因を伝えましょう。ただし、専門店でもすべてのしみや変色を完全に除去できるわけではありません。仕上がりの希望と追加料金を事前に確認します。
自宅洗いと専門店を3分類で使い分ける
衣替えでは、衣類を『家庭で通常洗い』『家庭で手洗い』『専門店へ依頼』の3つに分けると費用を抑えやすくなります。Tシャツや綿の普段着など家庭洗濯可能な衣類は自宅で洗い、十分に乾かしてから収納します。
高価な衣類、家庭洗濯不可の衣類、型崩れしやすいジャケット、落としたいしみがある服は専門店を検討します。クーポンやまとめ割引だけを理由に不要な加工を付けず、必要な衣類だけ依頼しましょう。保管前は、クリーニング後の包装を外すべきかなど、店の指示も確認してください。
まとめ
家庭洗濯ができる服を専門店へ出すメリットは、仕上げの手間を省き、素材や形に合う処理を相談できることです。ただし、すべての衣類に必要とは限りません。
まず洗濯表示と今回の明細を確認し、普段着は自宅洗い、型崩れやしみが心配な服は専門店というように分けましょう。1万5000円が妥当かは、家族4人という人数より、衣類の種類、点数、追加加工で判断します。
出典
※1 消費者庁 洗濯表示(令和6年8月20日以降)
※2 白洋舍 クリーニング料金一覧(衣料品)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
