遠征ライブのホテル代は「1泊2万円」。「宿泊費を浮かせたい私」は終電で日帰りしたいのですが、友人は「推しの最後の挨拶まで見たい」とのこと…。最後まで楽しみつつ遠征費を抑える方法はあるのでしょうか?
宿泊先の選択や交通手段を工夫すれば、遠征費用を抑えられる可能性があります。今回の記事では、遠征にかかる費用や節約方法、満足度の高い遠征の楽しみ方を紹介します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
推し活の「遠征」は珍しくない。1回あたりの費用は平均約5万9000円
推しに会うため県外のライブや舞台、イベントに足を運ぶ「遠征」は、交通費や宿泊費がかさむため、近場での参加に比べて出費が増える傾向にあります。それでも、推し活では決して珍しい行動ではありません。
株式会社Oshicocoの調査によると、推し活層の6割以上が遠征を経験しています。遠征の頻度は「年2~3回」が34.7%で最多でした。「年1回」が22.1%、「年4~5回」が21.1%と続き、「年10回以上」も約19%存在します。遠征を何度も重ねる推し活層は少なくないようです。
また、1回の遠征費は「3~5万円」が33.7%で最も多く、選択肢の中央値から算出した平均金額は約5万9000円でした。交通費や宿泊費だけでなく、現地でのグッズ購入なども重なるため、遠征はまとまった費用がかかりやすいといえます。
ホテル代2万円を節約するために途中退場? 「最後まで見たい」と迷う遠征ならではの悩み
遠征において、ライブの終演時間と帰りの新幹線や飛行機などの最終便が近いと、「最後まで見るか、途中で退場して日帰りするか」と迷うこともあるでしょう。途中で会場を出れば宿泊費を抑えられる一方、最後の挨拶やアンコールなどを見届けられない可能性があります。
実際に前述の調査でも、遠征する理由として「遠くても推しに会いたい」「その瞬間を直接見届けたい」といった声が寄せられました。遠征するファンにとって、現地で推しを直接見ること自体が、何よりの目的になっているようです。
一方、遠征費でなかでも「最もお金がかかる」と回答した項目では、「交通費」で53.7%、次いで「グッズ・物販」が30.5%、「宿泊費」が9.5%でした。
宿泊費だけを見れば日帰りのほうが安く抑えられますが、金額だけでなく「最後までライブを見届けたい」という気持ちも含めて考えることが大切でしょう。
最後までライブを楽しみたい! 宿泊しながら遠征費を抑える方法はある?
遠征先でライブを最後まで楽しみたいなら、宿泊費や交通費など、ライブ以外の部分で節約できないか考えてみましょう。
宿泊先は、ライブに行くことが決まった段階で早めに確保するのがポイントです。大規模なライブでは、開催日が近づくにつれて近隣のホテルは満室になりやすく、価格が上がる可能性もあります。
宿泊先を探す際は、会場のすぐ近くにこだわらず、終演後に公共交通機関で移動できる範囲まで検索エリアを広げるのがおすすめです。会場から数駅離れた場所を選ぶだけで、料金を抑えられる場合があるようです。
さらに費用を節約したい場合は、朝食なしのプランを選んだり、「寝るための場所」と割り切ってビジネスホテルやカプセルホテルを活用したりする方法もあります。
交通費も、移動手段や乗車券(チケット)などを購入するタイミング、実際の乗車時期によって変わります。「早割」「早得」といった早期予約商品や、宿泊施設と交通機関をまとめて予約できる旅行パック、深夜バスなど利用できるものがないか事前に確認してみましょう。
このように移動や宿泊を工夫すれば、最後まで公演を楽しみながら遠征費を抑えられるかもしれません。
遠征だからこそ楽しめる時間もある。「削る費用」と「残したい体験」を決めよう
遠征では、ライブ以外の時間を楽しむ人もいます。今回参考にした調査では、遠征のついでに行うこととして最も多かったのは「地元グルメ・飲食を楽しむ」で60.0%でした。次いで「観光スポットを巡る」が37.9%、「聖地巡礼」が35.8%、「遠征仲間と打ち上げ・食事」が31.6%と続いています。
宿泊すれば、ライブを最後まで見届けられるだけでなく、終演後に遠征仲間と感想を語り合ったり、翌日に観光や聖地巡礼をしたりする時間も生まれます。日帰りでは味わえない時間を過ごせる点も、遠征ならではの魅力でしょう。
一方で、毎回すべてにお金をかける必要はありません。「宿泊費を抑える代わりにライブは最後まで見る」「観光をしない回は日帰りにする」など、遠征ごとに優先順位を変えてみるのもひとつの手です。
まとめ
推し活の遠征は珍しいものではなく、年に複数回楽しむ人もいます。一方で、1回あたりの費用がまとまった金額になりやすいのも事実です。
ホテルの場所や交通手段を工夫して費用を抑えながら、ライブは最後まで楽しむなど、自分にとって残したい体験を優先することが大切です。遠征ごとに予算の使い方を変えながら、無理なく推し活を続けていきましょう。
出典
株式会社Oshicoco 【1回平均約5.9万円】推し活層の「遠征消費」を調査。最多は年2〜3回、交通費が最大コストに
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
