実家を片付けていたら、昔もらった未使用の「商品券」が何枚も出てきました。何十年も前のものでも、額面どおり使えるのでしょうか?
たとえばJCBギフトカードには有効期限がなく、旧デザインの券も現在利用できます。一方、商品券によっては有効期限が設定されていたり、発行会社が利用を終了していたりする場合があります。まず券面に書かれた発行会社と商品券名を確認し、現在も利用できるか調べることが重要です。
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何十年前の商品券でも有効期限がなければ使える場合がある
商品券には、「発行から何年たったら一律に失効する」という全国共通の期限があるわけではありません。発行会社が定めた利用条件によって異なります。
代表的な例としてJCBギフトカードは、有効期限を設けていません。JCBは2026年現在、古いデザインのギフトカードも引き続き利用できると公式に案内しています。そのため、実家から古い1000円券が見つかったとしても、正規のJCBギフトカードで状態に問題がなければ、現在も額面1000円分として利用できる可能性があります。
ただし、利用できる店舗は変化します。
昔は使えた百貨店やスーパーでも、現在は取り扱っていない場合があります。また、JCBギフトカードはおつりが出ないため、1000円券なら1000円以上の買い物に使うほうが無駄がありません。
まず商品券の表裏を確認し、「有効期限」「発行会社」「問い合わせ先」「利用できる店舗」などの記載を探しましょう。古い券だからとすぐ捨てず、現在の発行会社の公式情報を確認するのがおすすめです。
発行会社が商品券の利用を終了している場合は注意する
問題になるのは、商品券そのもののサービスが終了しているケースです。
商品券、ギフト券、プリペイドカードなどは、資金決済法上「前払式支払手段」と総称されます。発行会社が利用を終了する場合、同法に基づく払い戻し手続きが行われることがあります。
金融庁によると、発行者はホームページや店頭などで払い戻しについて知らせ、一定期間、商品券を持っている人から払い戻しの申し出を受け付けます。
たとえば昔の地域商品券や、すでにサービスを終了した企業の商品券が見つかった場合です。利用できなくなっていても、払い戻し期間中なら現金などで返してもらえる可能性があります。
一方、注意したいのは、その申し出期間を過ぎた場合です。
金融庁は、期間内に申し出をしないと、資金決済法に基づく払い戻しを受けられなくなると案内しています。期限終了後に個別対応してもらえるかは発行会社によって異なります。
つまり、「額面5000円と書いてあるから永久に5000円の価値が保証される」とは限りません。発行会社名を検索し、現在利用できるのか、払い戻し手続きが過去に行われていないかを確認しましょう。
また、現在払い戻し手続きを実施している発行者については、金融庁Webサイトの「商品券(プリペイドカード)の払戻しについて」で確認できます。
同ページには「資金決済法に基づく払戻手続実施中の商品券の発行者等一覧」が掲載されており、2026年8月18日にも更新されています。手元の商品券が対象になっていないか、発行会社名などから確認してみるとよいでしょう。
大量に見つかったら種類ごとに分けて確認する
実家から何十枚も出てきた場合、一枚ずつ店へ持っていくより、まず種類ごとに整理したほうが効率的です。
たとえば「JCBギフトカード1000円券10枚」「地元商店街の商品券500円券6枚」「昔の百貨店の商品券5枚」というように分けます。
そのうえで、現在も発行会社が存在するか、公式サイトに古い券の案内があるかを調べましょう。発行会社が合併や社名変更をしている場合でも、後継会社が取り扱っていることがあります。
券面が汚れていたり折れていたりする場合も、自己判断で切ったり加工したりするのは避けてください。商品券によっては、券面の重要部分が欠けると利用できなくなることがあります。
また、「使えないかもしれないから金券ショップへ売ろう」と考える場合も、先に現在の利用可否を確認しましょう。現役で使える商品券なら、自分で買い物に使うほうが額面を無駄なく活用できる場合があります。
数万円分見つかれば、家計への効果も小さくありません。
まとめ
何十年も前の商品券でも、「古い」という理由だけで使えなくなるわけではありません。
JCBギフトカードのように有効期限がなく、旧デザインも現在利用できる商品券があります。この場合は、現在の取扱店で額面に応じて買い物に使えます。
一方、有効期限がある商品券や、発行会社が利用を終了した商品券もあります。利用終了時には資金決済法に基づく払い戻しが行われることがありますが、申し出期間を過ぎれば法律上の払い戻しを受けられなくなる場合があります。
実家から大量に見つかったら、すぐ捨てず、まず発行会社と商品券名ごとに整理しましょう。公式サイトや金融庁の払い戻し情報を確認すれば、思わぬ「眠っていたお金」として家計に活用できる可能性があります。
出典
株式会社ジェーシービー JCBギフトカード
株式会社ジェーシービー 古いデザインのJCBギフトカードを持っているのですが、使えますか?有効期限はありますか? | よくあるご質問(個人・法人のお客様)
金融庁 商品券(プリペイドカード)の払戻しについて
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
