自転車で走行中、車と軽く接触してしまいました。お互いけがも車体の傷もなく、相手から「大丈夫」と言われたため、そのまま別れましたが、後から修理代などを請求されることもあるのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
自転車で走行中、車と軽く接触してしまいました。お互いけがも車体の傷もなく、相手から「大丈夫」と言われたため、そのまま別れましたが、後から修理代などを請求されることもあるのでしょうか?
自転車で走行中に車と接触したものの、けがも目立った傷もなく、相手から「大丈夫」と言われれば、その場を離れても問題ないと思うかもしれません。
 
しかし、事故直後には気付かなかった傷や不具合が、時間がたってから見つかる場合があります。また、警察へ連絡していなければ、後になって事故の状況について双方の認識が食い違うことも考えられます。
 
本記事では、自転車と車が軽く接触してそのまま別れた場合に、後から修理代を請求される可能性や、請求されたときの対応について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

事故現場で「大丈夫」と言われたときの注意点

事故現場で相手が「大丈夫」と言われた場合でも、後から修理代などを請求される可能性はあります。
 
例えば、事故直後には目立たなかった小さな傷が明るい場所で確認して見つかったり、車を点検した結果、部品の損傷が判明したりするケースです。こうした損害は事故によって生じたもので、自転車側にも責任がある場合には、相手から損害賠償を求められることがあります。
 
また、相手がその場で「大丈夫」と話していたとしても、その一言だけですべての損害について請求しないという合意が成立したかどうかは、当時の会話や状況によって判断が変わります。
 
そのため、事故現場で交わした短いやり取りだけを理由に、「後から請求されることはない」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
 
交通事故では、事故直後に損害の全体を把握できないことがあります。たとえ軽い接触であっても、その場で問題ないと決めつけず、必要な対応を取ることが大切です。
 

後から修理代を請求されたときの確認ポイント

後日、相手から修理代を請求された場合でも、請求された金額を確認せずにそのまま支払うのは避けましょう。まず確認したいのは、「事故によって生じた損傷なのか」「修理内容や金額は妥当なのか」「双方にどの程度の責任があるのか」といった点です。
 
例えば、バンパーを軽くこすった事故にもかかわらず、以前からあった傷の修理費まで含まれている場合、その全額を負担することが適切とはかぎりません。また、交通事故では、車と自転車のどちらか一方だけに100%の責任があるとはかぎらず、事故の状況によって双方に責任割合が判断されます。
 
修理代を請求された際は、見積書や損傷部分の写真などを確認し、請求内容に不自然な点がないか確かめることが大切です。相手とのやり取りも、電話だけで済ませるのではなく、メールやメッセージなど記録が残る方法を利用すると、後から内容を確認しやすくなります。
 

軽い接触事故の後に取るべき対応

自転車も、道路交通法上の「車両」に含まれます。そのため、車と接触する交通事故を起こした場合は、けが人がおらず、目立った損傷がなくても警察への報告が必要です。
 
すでに現場から離れている場合でも、そのまま放置せず、事故が起きた場所を管轄する警察署などへ連絡し、事故当時の状況を説明しましょう。
 
その際は、事故の日時や場所、進行方向、信号の状況、相手の連絡先など、覚えている内容を整理しておくとスムーズです。現場や自転車に事故当時の状態が残っている場合は、写真に残しておくと後から確認しやすくなります。
 
また、自動車保険や火災保険、傷害保険などに「個人賠償責任特約」が付いていないか確認することも大切です。
 
個人賠償責任保険とは、自転車事故などで他人の物を壊し、法律上の賠償責任を負った場合に補償を受けられることがある保険です。家族が契約している保険で補償されるケースもあるため、自転車保険に入っていない場合でも、まずは契約内容を確認しましょう。
 

軽い接触事故でもその場で判断せず警察へ届け出よう

自転車と車が軽く接触し、その場で相手から「大丈夫」と言われても、後から傷や不具合が見つかり、修理代を請求される可能性があります。ただし、請求された金額をそのまま支払うのではなく、事故との関係や修理内容、双方の責任を確認することが大切です。
 
また、目立ったけがや傷がなくても、交通事故では警察への報告が求められます。すでに現場を離れている場合も、早めに警察や保険会社へ相談し、事故の記録を残して適切に対応しましょう。
 

出典

警察庁 自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~
一般社団法人日本損害保険協会 交通事故被害者サポートナビ 交通事故直後から示談までの流れを解説! 交通事故にあった際に押さえておくべきポイントとは
一般社団法人日本損害保険協会 交通事故被害者サポートナビ 交通事故による賠償問題の解決方法は? 交通事故における裁判の注意点と解決方法も併せて解説
一般社団法人日本損害保険協会 自転車事故と保険
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE