更新日: 2019.01.10 その他暮らし

ファイナンシャルプランナー(FP)資格と英語力 

執筆者 : 柴沼直美

ファイナンシャルプランナー(FP)資格と英語力 
FP発祥の地米国では、以前から「自分の資産は自分で保全し育てる」という考え方が定着していたためにその資産を運用するアドバイスを得るFPの存在が大きかったことをお伝えするとともに、今後の日本のFP事情を予見するものであると書きました。ここで英語力のある方がFP資格を取得してどのような相乗効果が期待できるか探ってみたいと思います。

柴沼直美

Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

米国のCFP(上級FP資格サイト)を覗いてみて…

 
英語が得意な方、抵抗がない方は米国のFPサイトをご覧ください。そこにはCFP(FP上級資格)として登録されているメンバーのプロフィール、ビジネス展開のノウハウといった情報を見ることができます。
 
これらは、日本のFPサイトと大差はありませんが、興味深いページ“Career Center(キャリアセンター:FPとしての仕事のマッチングサイト)に行きつきます。所謂日本語での求人票が112件(2017年10月8日現在)、インターンシップも掲載されており、給与については有給のものや、コミッションのみのものなど様々です。
http://www.cfp.net/
 

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米国FPプロフェッショナルは運用系が大部分

 
この米国CFPのサイトから読み取れる特徴は「いかに資産を守るか、増やすか」そのアドバイスがほしい、というクライアントのニーズが大きいことで、そういった需要に沿うようにFPのプロフィールができている点です。
 
資産運用会社や不動産売買・不動産運用系というのが大半で、日本でのキャッシュフロー表作成や住宅ローンというのは、「付録」「おまけ」的な存在です。FPに運用のアドバイスを求めるのは富裕層が多いとは思いますが、中堅層や低所得者層であってもニーズはあるというのが、料金体系(資産に対して何%という設定)から読み取れます。
 
ボーダレス時代ですから、英語力に自身のある方はぜひ、米国CFPサイトから日本でのビジネスでのヒントを見つけるのも楽しいと思います。

Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、社会保険労務士
MBA(ファイナンス)、キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表