コンビニで“トイレ”を借りたら、オーナーに「200円以上買い物して」と言われた! トイレの“水道・掃除代”なんて「1回100円以下」ですよね? それでも買い物する必要あるのでしょうか?
コンビニのトイレの維持費・清掃費はタダではないため、トイレを借りたら何か購入するのはマナーといえるでしょう。本記事では、コンビニでトイレを借りたら、店舗側にどのくらいの費用がかかるのかなどを解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
トイレ利用だけでコンビニに行く人の割合は?
多くの店舗を展開しているコンビニでは、トイレを無償で貸し出しているケースが一般的です。急にトイレへ行きたくなり「コンビニがあって助かった……」という経験をしたことのある人もいるでしょう。
大手コンビニのローソンの調査によると、トイレ利用のみで店舗を利用する人の割合は、約4割という結果となりました。「コンビニのトイレを借りるなら、何か買うのがマナー」と考えている人にとって、「そんなにトイレだけ利用する人がいるのか……」と感じるのではないでしょうか。
実際のコストはどのくらい?
コンビニのトイレには水道代、トイレットペーパー代、電気代、清掃費などの費用がかかります。諸条件にもよりますが、1回あたり30~40円のコストがかかるとされています。水道代だけで見ると、1回に2円程度です。
1回あたり30~40円であれば、「100円くらいの商品を買えばいいか」と考える人もいるでしょう。実際にコンビニのトイレを借りたら「コーヒーを買う」「パンを1個買う」という人もいるのが実情です。
店舗側の手間
前記のとおり、コンビニのトイレは1回30~40円のコストがかかります。しかし、実際には次のようなコストもかかるため、「100円くらいのものを買えばOK」となるとは限りません。
・トイレだけ借りる人の分のコスト
・トイレ詰まりなどのトラブル対応
・汚された場合の清掃コスト
・備品の補充
上記の対応を考えると、「200円以上商品を購入してください」とお願いするコンビニがあっても不思議ではないでしょう。最近では、トイレを貸し出さない店舗も増えてきています。コンビニでトイレを借りるなら、各店舗の利用条件を守り、お互い気分が悪くならないようにしましょう。
一般的にはトイレを借りたら何か買うのがマナー
コンビニのトイレは、無償で利用できるケースが多いですが、一般的には借りたら商品を購入するのがマナーと言われています。前記のとおり、コンビニのトイレを維持するためには費用がかかっており、「いくらでもタダで借りていい」というわけではありません。
しかし、コンビニ側が「トイレの貸し出しはサービスの一環」として、商品の購入を義務付けていない店舗もあります。トイレを貸し出すかは、店舗オーナーの判断で、無償の場合もあれば、商品の購入をお願いされるケースもあります。
2026年7月には、コンビニのオーナーがトイレを利用した顧客に対し「氏名や住所、電話番号を書くよう強要した」として逮捕される事件が起きました。コンビニのトイレ貸し出しは、顧客のみではなく、オーナー側の対応も問題視されている事案です。
「トイレを利用するなら200円以上の商品を購入してください」と言われた場合、急を要する状況ならしたがったほうがよいでしょう。サービス利用者と提供者がお互いに気持ちよくなれるよう、感謝の気持ちを忘れないことが大切ではないでしょうか。
まとめ
多くの店舗があるコンビニは、急にトイレへ行きたくなったときに助かる存在です。トイレを借りたら、何かしらの商品を購入するのがマナーとされますが、約4割の人が「何も買わない」といった調査結果があるのも事実です。
当然ですが、コンビニのトイレには維持費がかかります。維持費がかかっている以上、「タダだから」とトイレを借りるだけの利用は避けたほうがよいのではないでしょうか。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
