ATMで「10万円」を引き出した後、うっかり現金を取り忘れてそのまま帰宅。10分後に慌てて戻るとお金はなくなっていました…。誰かが持ち去った場合、もう諦めるしかないのでしょうか?
ATMでは現金の受け取り忘れを知らせる警告音が鳴ることがありますが、確認が不十分なままその場を離れてしまうことも考えられます。このような場合、取り忘れた現金は戻ってくるのでしょうか。
本記事では、ATMで現金を取り忘れた場合に考えられるケースや、現金が見当たらないときに確認したい対処法について分かりやすく解説します。
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目次
ATMで現金を取り忘れた場合はどうなる? まず確認したいポイント
日常的に使う機会が多いATMですが、実はお金の取り忘れをしてしまうケースは珍しくありません。
全国の10代から60代の男女を対象としたとあるアンケートでは、約10%にあたる人が「ATMでお金を取り忘れた経験がある」と回答しています。
およそ10人に1人が経験しているという結果であり、現金の取り忘れは、必ずしも珍しいケースではないことが分かります。明細やキャッシュカードを受け取ったことで手続きが終わったと思い、現金を取り出さないままその場を離れてしまうことも考えられます。
もし10万円を放置したまま立ち去った場合、通常は一定時間が経過するとATMの取り出し口が閉まり、現金は機内に自動回収されます。一方、自動回収される前に、後ろに並んでいた人などが現金を持ち去るケースも考えられます。そのため、まずは現金がATMに自動的に取り込まれたのか、第三者が持ち去ったのかを確認する必要があります。
ATMに残された他人の現金を持ち去ると窃盗罪などに問われる場合も
取り忘れた10万円を第三者が自分のものとして持ち去った場合、犯罪に問われることがあります。具体的には、窃盗罪や占有離脱物横領罪が成立する可能性があります。
どちらに該当するかは、現金が置かれていた状況やATMの管理状況などを踏まえ、現金が誰の占有下にあったと判断されるかによって異なります。そのため、ATMに残された現金を持ち去ったからといって、一律に窃盗罪または占有離脱物横領罪に該当するとは限りません。
窃盗罪が成立した場合、刑法では10年以下の懲役または50万円以下の罰金が定められています。一方、占有離脱物横領罪が成立した場合は、1年以下の懲役または10万円以下の罰金もしくは科料の対象となります。
取り忘れた10万円を確認するための3つの対処ステップ
10万円を取り忘れてなくなってしまった場合でも、諦める必要はありません。取り戻すためには、冷静かつ迅速に次の手順を踏むことが大切です。
(1)取引口座の残高や明細を確認する
最初に行うべきなのは、引き出しに使った銀行口座の残高確認です。ATMに残された現金が機内へ自動回収された場合、回収された金額が引き出し元の口座へ戻されることがあります。アプリやネットバンキングなどを利用して、10万円分の資金が口座に戻っているか、取引履歴をすぐに確認しましょう。
(2)ATM設置店舗や管理会社へ連絡する
口座にお金が戻っていない場合は、第三者が10万円を抜き取った可能性があります。ただし、その人物が善意で10万円を店舗スタッフや銀行窓口に届けてくれているケースも考えられます。ATM付近に記載されている問い合わせ先の電話番号や、店舗のインターホンを利用して事情を詳しく説明しましょう。
(3)警察に被害届(遺失届)を提出する
店舗などに現金が届けられておらず、口座にも戻っていないことが確認できた場合は、警察へ相談することも検討しましょう。状況に応じて遺失届や被害届などの手続きを案内されることがあります。
警察による対応は個別の状況によって異なりますが、必要に応じて防犯カメラの映像などが確認され、現金を持ち去った人が特定されることもあります。ただし、警察へ届け出たからといって、必ずしも取り忘れた10万円が戻ってくるとは限りません。
ATMで10万円を取り忘れたら金融機関や警察へ確認・相談を
ATMで引き出した10万円を取り忘れてしまっても、現金が見当たらないからといって、すぐに戻ってこないと判断する必要はありません。一定時間が経過したことでATMに現金が自動的に取り込まれている場合や、第三者が店舗や警察に届けている場合も考えられます。
まずは口座の利用履歴などを確認したうえで、ATMを管理する金融機関や店舗へ問い合わせましょう。第三者に持ち去られた可能性がある場合は、警察への相談も検討してください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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