ママ友がスーパーで「無料の氷だけ」を持ち去りあ然…本人は「毎週1万円以上使ってるから」「ご自由にどうぞと書いてある」と言いますが、普段ちゃんと買い物しているのならアリなのでしょうか…?
「ご自由にどうぞ」と書かれている以上、本当に誰でも自由に持ち帰ってよいのでしょうか。本記事では、スーパーに置かれている無料の氷の目的や、利用する際の注意点について解説します。
2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
スーパーの「無料の氷」は誰のためのサービス?
スーパーに設置されている無料の氷は、多くの場合はその店内で購入した冷蔵・冷凍食品などを持ち帰る際の保冷を目的としたサービスです。例えば、京急ストアでは、一部店舗において「要冷蔵・冷凍品をお買い上げのお客様」へ、ドライアイスや氷を無料で提供していると案内しています。
特に夏場は、肉や魚、アイスクリーム、冷凍食品などを購入してから自宅へ持ち帰るまでに時間がかかると、食品が傷んでしまうことがあります。こうした商品をできるだけ適切な温度で持ち帰れるようにするのが、無料の氷を用意している主な目的と考えられます。
つまり、氷そのものを無料の商品として配っているというより、買い物客が購入した商品の持ち帰りをサポートする、付帯サービスという位置づけが基本的な扱いといえるでしょう。
普段利用しているスーパーで氷だけ持ち帰っても良い?
例えば、「私は毎週このスーパーで1万円以上買っているから、今日は何も買っていなくても氷くらいもらっていいだろう」と考える人もいるかもしれません。しかし、店舗が購入商品の保冷を目的として氷を用意しているのであれば、過去にどれだけ買い物をしたかとは別の話です。
店舗側から明確に「どなたでも利用可能」と案内されている場合を除けば、当日に何も購入せず、家庭で飲み物を冷やすためなどに氷だけを持ち帰ることは、本来想定された利用方法から外れている可能性があります。
少なくともマナーの観点からは、その日に購入した冷蔵・冷凍食品などを持ち帰るために、必要な量だけ利用するのが無難でしょう。気になる場合は、店員やサービスカウンターへ確認するのが確実です。
商品を買っていれば、いくらでも持ち帰っていい?
また、買い物をしたからといって、無料の氷を好きなだけ持ち帰ってよいとは限りません。例えば、アイスを1個購入した人が、大きなクーラーボックスいっぱいに氷を詰めて持ち帰れば、ほかの買い物客が利用できなくなる可能性があります。
「1人○袋まで」といった明確な数量制限がなくても、サービスには通常、想定されている利用範囲があります。氷を作る製氷機の設置や維持には店舗側の負担があります。「無料なのだから、取れるだけ取ったほうがお得」と考えるのではなく、購入商品を自宅まで保冷するために必要な分だけ利用するのがよいでしょう。
まとめ
スーパーにある無料の氷は、一般的には購入した冷蔵・冷凍食品などを保冷して持ち帰るために提供されているサービスです。
ルールの明記がなければ、「買い物をしていない場合は絶対に持って帰りはNG」とは限りませんが、購入商品の保冷というサービスの目的を考えれば、何も買わずに氷だけを持ち帰ったり、商品を購入していても必要以上に大量の氷を持ち帰ったりするのは控えるのが無難です。
「無料だから自由」ではなく、そのサービスが何のために用意されているのかを考えて利用することが大切でしょう。
執筆者 : 三浦大幸
2級ファイナンシャルプランニング技能士/ITパスポート/日商簿記3級/第一種衛生管理者/証券外務員/英検2級など
