更新日: 2021.06.23 家具・片付け

片づけの美学53 増税前にまとめ買い。やってはダメな4つのこと、やるべき2つのこと

片づけの美学53 増税前にまとめ買い。やってはダメな4つのこと、やるべき2つのこと
消費税の増税前は、セールなども頻発しているので日用品など「まとめ買い」をたくさんした方も多かったのではないでしょうか?
 
ただ、たくさんまとめ買いをすると、問題になるのが収納場所。今回は買いだめしたストックを上手に使い切るために、やってはダメなこと、やってほしいことをご紹介します。
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

まとめ買いをストック、やってはダメな4つのこと

1.早く減らしたいからたくさん使う
たくさん手元にあると、早く使い切りたいという心境になるものです。そうすると、普段よりも使う量が増えることに。例えば、いつもより洗剤をたくさんスポンジにつけてしまったり。
 
節約のためにまとめ買いをしたのに、使う量が増えて、減りが早くなってしまっては、元も子もありません。手元にたくさんあっても、使う量が増えないように心掛けたいですね。
 
2.開封してちょっとずつ使う
ストックがたくさんあると、使いたいときに見つからないとすぐに新しいモノを開けてしまいがちです。例えば、ティッシュボックスが見つからないと、探すことを早々に諦めて、新しい箱を出してくる。
 
これはモノを決まった場所に置くことをルールにしておくことで防げます。「出したら、しまう」を家族みんなで守ることも大切です。
 
3.床置きする
ストックを収納する場所が整っていないと、買ってきて、床に置いてそのまま放置。なんてことになってしまいます。床にモノを置いておくと、すぐにホコリがたまってしまいます。日用品は清潔感がなくなると、とたんに使いたい気持ちがなくなってしまいませんか?
 
ストックは、「家に入れたら、すぐにホコリを被らない場所に移動させる」を徹底したいですね。
 
4.隙間にとりあえず入れる
ストックを買いすぎると「入れる場所がない」と困ることはよくあることです。そんな時に一番やってはいけないのは、適当に空いている場所に入れておくことです。適当に入れた場合、置いたことをすぐに忘れてしまいます。まとめ買いのストックは使い切らないとムダになって節約にはなりません。
 
解決方法はストックを入れておく専用の収納場所を作ることです。
 

まとめ買いのストック、使い切るための2つのこと

1.まとめて置く
ストックはまとめて置くのが鉄則です。バラバラに収納していると、忘れてしまい使い切ることができません。
 
スペースが許すのであれば、ストック品をすべて1ヶ所に収納することが理想です。難しければ、キッチン用品・お掃除用品など分野で分けてみたり、キッチンで使うモノ・洗面所で使うモノなど場所で分けたりするなど工夫をしてみましょう。
 
まとめて管理すると、1つのストックを取り出すときに他のストックも視界に入ります。そうすると、「まだ1つある」など、なんとなく個数を把握するのに役立ちます。また、「まだあるな」と存在を思い出すきっかけにもなります。
 
2.順番に並べる
収納する場所が決まれば、次は置き方です。できるだけ並べて整然と収納したいです。
 
引き出しに収納するのであれば、上から見て量を把握できるように縦に並べます。棚に入れる場合は、前から見やすいように前後に並べていきましょう。お店の陳列棚を想像するとわかりやすいと思います。
 

まとめ買い、使い切ることを目標に

増税前にまとめ買いをした場合、次に買い足すのは、使い切ってからにしましょう。増税後にも購買促進のためにセールをしているかもしれませんが、グッと我慢。
 
いつもどおりの分量で使い切ってこそ、節約は完了するのです。そのためにも、まとめ買いしたストック品を入れる収納スペースを確保してくださいね。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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