更新日: 2021.06.11 住宅ローン
シングル女性の住宅ローン。どんな点に注意して組むべき?
とはいえ、独身女性および母子家庭の方、いわゆる「シングル女性」の場合、住宅ローンを組むことに不安を感じる人も少なくありません。シングル女性が住宅ローンを組む際の注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。
執筆者:新井智美(あらい ともみ)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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目次
審査を通れば、シングル女性も住宅ローンを契約できる
まず、シングル女性の場合でも住宅ローンが組めるのかどうか、不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。とはいえ、独身の割合が増えてきている時代背景からも、シングル女性であっても審査をクリアすれば住宅ローンを組むことは可能です。そして審査の際には独身や子どもがいるからといってそのことが不利になることはありません。
また、審査項目に性別が考慮されることはありませんので、女性だからといって審査に落とされることもありません。ただし、シングルであること、そして女性であるからこそ、注意しておきたい点があることを覚えておきましょう。
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シングル女性が住宅ローンを組む時に留意すること
シングル女性に限らず、住宅ローンの審査において重視される項目は「完済時の年齢」「健康状態」「担保となる物件の評価」「年収」などです。
つまり、完済まで延滞することなく返済してくれるかどうかという返済能力、団体信用生命保険(団信)に加入できる健康状態かどうか、そして万が一の場合に担保となる物件の評価、さらには年収が審査におけるポイントとなります。
■返済比率は20%以内に抑える
返済比率とは総返済負担率ともいわれ、年収に対する住宅ローンとそれ以外のローン返済額の年間合計額の割合のことです。この総返済負担率が高くなるということは、収入に対する返済額の割合が大きくなるということで、完済まで滞りなく返済を続けていけるのかという面で不利となります。
実際に9割以上の金融機関が、審査の際に総返済負担率を考慮していることからも、できれば総返済負担率は20%以下に抑えておくことをおすすめします。
■妊娠中は団体信用生命保険へ加入できないことに注意
住宅ローンの申し込みの際に妊娠している場合には、病気などのリスクがあることから団体信用生命保険に加入できないケースがあります。したがって、できるのであれば妊娠中は住宅の購入は避け、出産までは資金を貯蓄する期間と考えておくことをおすすめします。
シングル女性が住宅ローン審査を通過するためのポイント
シングル女性が住宅ローン審査を通過するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
■審査の際はありのままを申告する
住宅ローンの審査において、現在の収入や仕事状況について正確な情報を伝えることは大切なことです。仮に子どもがいる事実を隠して申し込んだとしても、本審査の段階で必ず分かります。はじめに申告した内容と相違があれば、書類を作成し直す必要があるほか、金融機関側にもよい印象を与えません。申告は嘘偽りなく行いましょう。
もしも、虚偽の申請に悪意があると捉えられた場合は、刑事罰の対象にも発展する可能性があります。そのようなことは決して行わないようにしてください。
■結婚や転居など、生活の変化を考慮する
今は独身でも、結婚して状況が変わることは十分に考えられます。また、勤務先の状況によっては、転勤などにより転居する必要が出てくる可能性もあります。結婚や転居に伴い、購入した家を賃貸に出すということもできますが、その際には居住用の住宅ローンから不動産投資用のローンへ借り換える必要があります。
不動産投資用のローンは、現在利用している住宅ローンよりも金利が高いということを覚えておく必要があります。
■団信には必ず加入する
通常、住宅ローンを利用する際には団信の加入が義務付けられていますが、フラット35のように団信に加入しなくても利用できる住宅ローンは存在します。
とはいえ、団信は自分に万が一のことがあった際に住宅ローンの残債の支払いを保障してくれるものです。金利が高くなるから団信に加入しないという方もいらっしゃいますが、万が一のことが起こった場合に、ローン残債を返済できるだけの保障をきちんと用意しておきましょう。
シングル女性におすすめの住宅ローン
シングル女性におすすめの住宅ローンは、やはり女性向けの特典が付与されている住宅ローンです。例えば、以下のような商品があります。
■りそな銀行女性向け住宅ローン「凛 next」
りそな銀行の「凛 next」は、女性のための住宅ローン商品で、以下のような特典が用意されています。
●金利を店頭表示最大▲2.005%の引き下げ(2021年5月現在)
●一部繰上返済手数料が無料(インターネット利用1万円以上の場合)
●保険料負担なしでローン返済支援保険に加入できる
●金利を0.15%上乗せすれば、3大疾病保障特約を付加できる
特におすすめのポイントは、「ローン返済支援保険」です。就業保障のほかに地震など天災事故による入院保障も付いています。シングル女性にとって働けなくなったときのローン返済は非常に負担になることを考えると、このような保障が無料で付帯されるのはありがたいといえます。
(参考:りそな銀行「凛 next」(※))
まとめ
シングル女性だからといって、住宅ローンが組めないということはありません。ただし、購入後に起こりうるリスク対策をしっかりと行ったうえで、住宅を購入する必要があります。
例えば、老後の介護費用をある程度余裕をもって貯めておくことや、ライフイベントの費用を別に貯蓄することなど、無理のない返済計画を立てておくとよいでしょう。購入した住宅は資産となります。その資産を“負の資産”としないためにも、事前に十分な検討を行ったうえで購入するようにしてください。
(※)りそな銀行「凛 next」
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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