更新日: 2021.09.22 その他ローン

利用前に知っておこう! カードローンの基礎知識

利用前に知っておこう! カードローンの基礎知識
どうしてもお金が必要になってしまったとき、「金融機関でお金を借りる」ことを検討することがあるかもしれません。
 
中でもカードローンは、住宅ローンやマイカーローンと違ってお金の使い道が決められていないため、急に大きな出費があったときや普段の生活費が足りないときなど幅広い目的で利用されています。
 
ただ、初めてカードローンを利用するときに不安を感じる方も少なくありません。利用前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
馬場愛梨

執筆者:馬場愛梨(ばばえり)

ばばえりFP事務所 代表

自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。

過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

https://babaeri.com/

カードローンの基礎知識1.「金利」は低いほうが良い!

カードローンは、銀行や消費者金融などいくつもの金融機関で提供されている個人向け融資サービスです。どれにしようか選ぶときにまず気にすべきなのが「金利」です。
 
カードローンを利用したら、借りた金額だけでなく「利息」を上乗せして返済する必要があります。金利は、借りた金額に対してどれくらいの金額を支払う必要があるのかを借入額に対する割合で示したものです。
 
数字が小さければ小さいほど、返済に必要な金額が少なくて済むので、借りる側にとって負担が減ります。
 
銀行のカードローンでは「年2%~年15%」、消費者金融のカードローンでは「年3%~年18%」程度に設定されていることが多いです。自分が何%で借りられるかは、申し込み後の審査によって個別に決定されます。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

カードローンの基礎知識2.借りられるのは「借入限度額」の範囲内!

カードローンでは、申し込み後の審査の結果しだいで、適用される金利や借りられる金額が決まります。
 
金融機関によって「借入限度額」「契約極度額」「利用枠」などと呼ばれていますが、どれも同じ意味で「借りられる金額の上限」を表しています。
 
カードローンでは、この金額の範囲内であれば何度でもお金を借りることができます。あらためて申し込み手続きをしたり審査を受けたりする必要はありません。
 
どうしても足りない場合は、借りられる金額を増やす手続き(増額申請)もできます。
 
ただし、貸金業法という法律で「借りられる金額は原則として年収の3分の1まで」と定められています。年収300万円の人の場合、いくつものカードローンを申し込んだとしても、合計で100万円までしか借りられません(※1)。
 

カードローンの基礎知識3.借りる前に返すときのことまで想定する!

カードローンを利用するときは、お金を借りるときだけでなく返すときのことまで事前に考えておくことが重要です。返せるあてがないのにどんどん借金を重ねてしまうと、自力で返済できなくなる可能性もあり危険です。
 
特に以下のような項目は、お金を借りる前に必ず確認しておきたいポイントです。
 

●毎月いくらずつ返していく必要があるのか
●いつどうやって返済するのか
●いつまで返済が続くのか

 
カードローンを提供している銀行や消費者金融の公式サイトには、「返済シミュレーション」が設置されていることがあります。自分が借りたい金額を入力すると、自動的に上記のような情報や利息の金額・返済完了までに支払う総額などを瞬時に計算してくれます。
 
シミュレーションを面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あとで困るよりは今少しだけ手間をかけて回避したほうが賢明です。無理なく返済していけそうか、必ず利用前に確認するようにしましょう。
 

まとめ:カードローンの利用は計画的に

カードローンは非常時にお金を比較的簡単に借りられて便利ですが、気が向くまま自由に使ってしまうと、借金が多くなりすぎて返済に困る事態になりかねません。
 
もし返済に困ってしまったら、消費者ホットラインや法テラスなど公的機関のほか、日本クレジットカウンセリング協会や全国銀行協会でも相談・カウンセリングが可能です(※2)。まずはカードローンに関する基礎的な知識を持ったうえで、慎重に、計画的に利用するようにしましょう。
 
出典
(※1)日本貸金業協会「1 お借入れは年収の3分の1までです」
(※2)金融庁「多重債務についての相談窓口」
 
執筆者:馬場愛梨
ばばえりFP事務所 代表

ライターさん募集