更新日: 2022.11.20 住宅ローン

住宅ローンの「全期間固定金利」が向いているのはどんな人?

住宅ローンの「全期間固定金利」が向いているのはどんな人?
住宅ローンには、全期間固定金利型と変動金利型があります。全期間固定金利型の金利は、市場金利が変動しても変わりません。
 
一方の変動金利型は、市場金利の動向によって金利が変動する可能性があります。ただし、変動金利型は全期間固定金利型よりも金利が低い傾向にあるため、将来の変動に対応できる人には向いているかもしれません。
 
では、全期間固定金利型が向いているのはどんな人なのでしょうか? 住宅ローン金利の概要とともに解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

・変動金利について
※2024年11月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
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住宅ローン金利とは?

お金を借りたりローンを組んだりして買い物をすると、貸し手への対価(報酬)が必要になります。この対価が金利です。もちろん、住宅ローンを組んだ場合にも金利は発生します。
 
主な住宅ローンには、全期間固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型があります。
 

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、契約時に決定した金利が返済完了まで変わりません。そのため、毎月の返済額や総返済額が契約時に確定します。
 
市場金利の上昇時にも金利が変わらないのは大きなメリットです。ただし、市場金利の変動によって金利が契約時より下降したとしても、その恩恵を受けることはできません。
 

変動金利型

一般的に、変動金利型では毎年4月と10月に金利の見直しが行われます。この際に基準とされるのが短期プライムレート(最優遇貸出金利)です。
 
プライムレートは、銀行が企業に貸し出しを行う際に最も優遇された金利のことで、1年以内のものを短期プライムレート、それ以上のものを長期プライムレートと呼びます。
 
短期プライムレートの動向によっては住宅ローン金利も下がる可能性がありますが、先行きを読むのは簡単ではありません。
 

固定金利期間選択型

固定金利期間選択型では、契約時に設定した固定金利が一定期間(金融機関によって異なる)適用された後は、固定金利型と変動金利型のいずれかの選択が可能です。
 
一般的に、固定期間が長いほど金利が高くなる傾向があります。なお、一定期間の終了後に固定金利型を選択した場合、その時点の金利が適用されるため、市場金利の動向には留意が必要です。
 

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全期間固定金利型が向いているのはどんな人?

全期間固定金利型は以下の2点に該当する人が向いていると考えられます。
 

金利の変動に対応できそうにない人

住宅ローン金利の変動に対応できそうにない人は、全期間固定金利型向きです。例えば子どもの教育費など、住宅ローン以外にも一定の出費があり、急激な金利の上昇に対応できるほどの経済的余裕がない人などが該当します。
 
また、金利の上がり下がりを気にしたくない人も、全期間固定金利型向きといえるでしょう。
 

ライフプランがはっきりしていない人

これから子どもを持つかもしない、もしかしたら親と同居するかもしれないといった、ライフプランがはっきりしていない人は、全期間固定金利型向きです。
 
毎月の返済額や総返済額が契約時に確定するので、育児や介護などで家計に変化が発生しても対応しやすいでしょう。また、家計管理が苦手な人も全期間固定金利型が向いているといえるでしょう。
 

全期間固定金利型か変動金利型かで迷った場合は、とりあえず固定金利期間選択型も1つの方策

住宅ローンには全期間固定金利型と変動金利型があります。どちらを選択するかはユーザーの自由です。
 
それぞれメリット・デメリットがありますが、金利の変動に対応できない人やライフプランがはっきりしていない人は全期間固定金利型が向いているといえるでしょう。また、固定金利期間選択型であれば、一定期間経過後に変動金利型への移動も可能です。
 
そのため、どちらにするか迷っている人は、取りあえず固定金利期間選択型を選択しておくのも1つの方策かもしれません。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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