更新日: 2023.01.14 住宅ローン

住宅ローンの返済額は年収の何%に抑えるべき? 返済負担率を低く抑える方法は?

住宅ローンの返済額は年収の何%に抑えるべき? 返済負担率を低く抑える方法は?
多くの人にとって、家を買うことは人生で最も高い買い物のひとつになります。そのため、住宅ローンの返済計画をはじめ、事前に情報収集をし、失敗することのないよう進めるべきでしょう。
 
そこで考えたいのが「毎年の住宅ローンの返済額を年収の何%以下にしておくべきか」という水準です。
 
本記事では、公的なデータから、住宅ローンの返済額は年収の何%以下にしておくべきかを読み解きます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます

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返済負担率の理想は20%以下

(独)住宅金融支援機構では、住宅ローンを契約して家を買った人に対し、定期的に「住宅ローン利用者の実態調査」と称したアンケート調査を行っています。2022年4月の調査における、住宅ローン利用者1500人の返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)の分布は図表1のとおりです。
 
【図表1】住宅ローン契約者の返済負担率の分布

10%以内  10.6%
10%超15%以内  19.8%
15%超20%以内  27.3%
20%超25%以内  22.3%
25%超30%以内  10.6%
30%超35%以内  5.4%
35%超40%以内 2.4%
40%超 1.5%

※変動型金利の住宅ローンの契約者における割合
 
出典:独立行政法人住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2022年4月調査)】
 
15%超20%以内が最も多く、その後20%超25%以内が続きます。25%を超えると、かなり少なくなってくるのが分かるはずです。このデータを見るかぎりでは、返済負担率はできれば20%以内、多くても25%以内に抑えておくのが返済に行き詰まらないための現実的な水準になり得るでしょう。
 
なお、厳密にいうと、返済負担率は住宅ローンの返済額だけではなく、クレジットカードのリボ払いや自動車ローン、奨学金やカードローン、キャッシングなど、他の借入額と合算して計算されます。
 

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住宅ローンの返済負担率を低く抑えるには?

住宅ローンの返済負担率を低く抑える方法を端的にいうと、「借りる額を減らす」ことです。そこで、家を購入する際に借りる額を減らすには、具体的にどのような方法があるか考えてみました。
 

できるだけ頭金を多めに用意する

頭金を多めに用意できれば、住宅ローンで借入が必要になる額は減らせます。逆に、頭金をまったく用意せず、全額住宅ローンで賄う(フルローン)は、返済負担率が高くなりがちです。地方で中古住宅を購入するなど、借入額が安く済む場合を除いては、フルローンはやめたほうが無難でしょう。
 

新築にこだわらない

新築にこだわらず、中古住宅の購入を検討するのも、返済負担率を抑えるためには有効です。どうしても新築がよいという明確な理由がなければ、状態のよい中古住宅も候補に入れましょう。
 
特に、2021年に発生したウッドショックや2022年に発生したウクライナ危機により、住宅建築資材価格は高騰しています。資材の調達価格が高くなれば、おのずと出来上がった住宅の値段も高くなるため、注意が必要です。
 

他の借入をまずは返済する

すでに触れたとおり、返済負担率は住宅ローンだけでなく「お金を借りるあらゆる取引」を考慮したうえで決められます。そのため、自動車ローンや学生時代の奨学金の返済が残っている場合は、まずはそれを優先的に返済することを考えましょう。他の借入による残高が減らせれば、おのずと返済負担率も減っていきます。
 
また、他の借入を返済する際は、カードローンやキャッシングなど、利子の高い借入から優先して返済していきましょう。利子の高い借入は早めに完済したほうが、総返済額は減らせるからです。
 

返済に行き詰まって家を手放すことがないように

実際のところ、返済負担率が高くても住宅ローンを組んでいる人はいます。ただし、返済負担率が高いと毎月の返済金額も高くなるため、生活に余裕がなくなりがちです。
 
せっかくマイホームを買ったのに、余裕のない暮らしを余儀なくされるのは、自分や家族にとって幸せとはいえません。「無理なく、最後まで返すこと」を前提に、住宅ローンを組みましょう。
 

出典

独立行政法人住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2022年4月調査)】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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※1借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。

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