コロナ禍や物価高騰でローンの返済に困窮。そんなときにまずやるべきことは?

配信日: 2023.01.31

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コロナ禍や物価高騰でローンの返済に困窮。そんなときにまずやるべきことは?
コロナ禍や物価高騰によってローンの返済に困窮しているけれど、「何をするべきか分からない」「返済を放置するとどうなるのだろう」と考える人もいるのではないでしょうか。そのような人は、返済する意思はあるのに十分な収入がなくて困っていることでしょう。
 
しかし、ローンの返済が遅れた場合、将来的に新たなローン契約ができなかったり、最終的に財産を差し押さえられたりするリスクが高いため注意が必要です。そこで本記事では、ローンの返済に困窮したときの対処法と返済が遅れたときに発生するリスクについて解説します。
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ローンの返済に困窮したときの対処法

ローンの返済に困窮している場合、できるだけ早く対応する必要があります。以下で、ローンの返済に困窮したときに有効な対処法を解説します。
 
【国からの給付金を利用する】
新型コロナウイルスの感染症の影響によって収入が低下し、ローンの返済に困窮している場合は、国からの給付金を利用してみましょう。
 
子育て世帯に関する給付金として、「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」があり、児童扶養手当受給者など住民税非課税の子育て世帯に対し、児童一人当たり一律5万円を支給されます。申請受付期間が令和5年2月28日までなので、支給対象でまだ受給していない方は、早速申請しましょう。
 
【ローン会社に相談する】
ローンの返済に困窮している場合、その旨をローン会社に相談してみてください。そして、「なぜ返せないのか」「いつ頃なら返せる」「このくらいの金額なら返せそう」「利息だけの返済はできないか」といった希望を伝えてみましょう。
 
返済する意思を示し、ローン会社が了承すれば一定期間の返済猶予、返済期間の延長、毎月の返済額の軽減など、貸付条件を変更してもらえる可能性が高いです。
 
【借り換えを検討する】
現在のローン契約先の金利が高い場合、低金利のローンへ借り換えを検討してみてもよいでしょう。金利が低くなれば利息の負担を軽減できたり、返済期間を短縮できたりします。
 
特に住宅ローンは低金利で借りられる金融機関も多く、現在よりも有利な貸付条件で契約できる可能性が高いです。借り換えには各種手数料や保証料といった費用はかかりますが、検討してみる価値はあるでしょう。
 

ローンの返済が遅れたときに発生するリスク

ローンの返済が遅れると以下のようにさまざまなリスクが発生します。滞った返済を放置しても、デメリットばかりで解決にはなりません。適切な方法にて、ローンの返済ができるように検討してみてください。
 
【遅延損害金の発生】
ローンの返済が遅れると「遅延損害金」が発生します。遅延損害金とは、返済が遅れた分の利息で、ローン会社によって金利は異なるものの借入時と比べて高く設定されています。「延滞元金×遅延損害金利率÷365日×延滞日数」で計算するため、返済を放置すれば利息が増えるだけです。
 
【信用情報に記録として残る】
ローンの返済が遅れたという事実は、信用情報機関が管理する「信用情報」に登録されます。信用情報は、カードローンやクレジットカード、住宅ローンなどの審査で必ず確認する情報です。ローンの返済が遅れれば信用力が低下した状態となり、審査に落ちるリスクを高めます。
 
【強制執行となる】
ローンの返済が5~6ヶ月程度遅れると、裁判所の決定に従って強制執行となる可能性が高いです。給料や預金口座残高や保険などの財産が差し押さえの対象となり、遅延損害金を含む借入金に相殺されます。
 

ローンの返済が遅れる前に適切な対応をしよう

コロナ禍や物価高騰を理由にローンの返済が困窮しても、放置しないようにしましょう。今後、必要なタイミングでローンを契約できない、差し押さえによって財産を失うリスクが高いからです。
 
ローンの返済が難しいようなら、ローン会社に相談する、借り換えを行う、給付金を利用するなどしてみましょう。返済できないという事実を悲観するのではなく、今何ができるのかを積極的に考えることが重要です。
 

出典

厚生労働省 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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