更新日: 2023.09.21 住宅ローン
家の購入で無理なくローンを払うには最低いくらの年収が必要?みんな何歳でマイホームを購入しているの?
住宅ローンは、どれくらいの年収があれば借り入れができるのか、また、借り入れができたとして、月々の返済が家計の負担にならないようにするには、年収はいくらあればよいのかを、事前に調べておいたほうがよいでしょう。
本記事では、住宅ローンの基準年収額をはじめ、家購入の平均年齢や、無理なく家を購入できる年収について、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
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住宅ローンの下限の目安は300万円
住宅ローン審査を通過する年収の下限は、300万円が目安といわれています。
また基本的に、住宅ローンの借入額の目安は「年収の7倍」とされています。年収300万円でローンを組んだ場合は、300万円×7=2100万円までの借り入れが目安ということです
もちろん、年収が低ければ低いほど、借入額も少なくなるため、購入できる家の選択肢は狭くなります。それでも、住宅ローンの申し込みや審査通過には、十分可能な金額であると考えてよいでしょう。
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マイホーム購入の平均年齢は?
この先、数年から十数年かけて住宅ローンを返済することを考慮すると、ローンを組む際の年齢も重要なポイントになります。
国土交通省住宅局による令和元年度の「住宅市場動向調査」では、新築の注文住宅を購入した人の平均年齢は40.9歳、分譲の戸建住宅だと平均38.6歳、分譲マンションだと平均43.4歳という結果が出ています。
ある程度は収入が安定して、定年前には住宅ローンを完済できる30代後半から40代前半にかけて、家を購入する人が多い傾向にあるといえるでしょう。
無理なく家を購入するなら最低でも年収400万円以上は必要
近年、首都圏のマンション価格が上昇傾向にあることもふまえて、無理なく家を購入するのであれば、最低でも、年収400万円以上は必要といわれています。
収入に対するローンの返済率のことを「返済負担率」といい、手取り収入の20~25%に抑えることが理想です。
年収400万円で、月々の手取りを約26万円と仮定した場合、返済負担率を20~25%に抑えようとすると、月々の返済額は6万円前後になります。
払えない額ではありませんが、住宅購入時にかかる諸費用や、住宅ローン以外の出費なども考えると、やはり年収400万円以上は必要でしょう。
マイホーム購入のベストタイミングを見極めよう
家は、一生に一度の大きな買い物ですので、ベストなタイミングを見極めて購入することが大切です。
特に住宅ローンを組む場合は、返済によって家計が圧迫されるようでは、長く支払っていけません。
家庭にとって事情はさまざまですので、自分たちが無理なく支払える年収はいくらなのかとか、何歳くらいでマイホームを購入すべきなのかなど、慎重に検討してみるとよいでしょう。
出典
国土交通省 住宅局「令和元年度 住宅市場動向調査 報告書」(34ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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