更新日: 2023.10.02 住宅ローン

来月に定年退職予定で、住宅ローンが残り「800万」あります。退職金で完済すべきですか? 老後資金にあてるべきでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

来月に定年退職予定で、住宅ローンが残り「800万」あります。退職金で完済すべきですか? 老後資金にあてるべきでしょうか?
定年退職が近づいてきたときに、自宅の住宅ローンが残っていた場合、定年時にもらえる退職金で完済しようか迷うところです。本記事では、試算をまじえて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【PR】おすすめの住宅ローン

PayPay銀行

おすすめポイント

・魅力的な低金利と充実した団信プラン!
・手続きもシンプルで来店不要
・書類提出も契約手続もネットで完了

変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.155 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

変動金利

0.315 %

※全期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

当初10年固定

1.155 %

※当初期間引下型

※自己資金10%以上の金利です

 

定年時に住宅ローンが残っている人の平均残高は?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」調査結果によると、住宅ローン残高がある人の平均金額は、50歳代で995万円・60歳代で766万円でした。50代で残高が2000万円以上ある人は18.3%、60代で残高が2000万円以上ある人は15.0%と、多くの人が住宅ローン残債をかかえている状況から、定年退職から年金受取開始までに住宅ローン残債を軽くする必要がありそうです。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

退職金で早めに返済すべきか判断するには?

まず、退職金で早めに住宅ローンを返済すべきか判断する際に、以下のようなことを考えてみましょう。
 

1:月々の生活費用を見直してみる

定年退職後に再就職や雇用継続をして働き続けても、定年前と比べて収入が下がることが多い傾向です。60歳で定年を迎えて再就職や雇用継続をしない場合、多くの人は65歳の年金受取開始までの生活費は、今までの貯蓄や退職金を使うことになります。
 
受け取れる予定の年金額も合わせて、月々の生活費用がいくら必要か・赤字にならないか試算してみましょう。
 

2:繰り上げ返済が可能か試算してみる

一括返済が難しいと感じる場合、家計の様子を見ながら一部繰り上げ返済を数回行って、年金受取開始までにできるだけ完済できるのか試算するのも良いでしょう。繰り上げ返済には「期間短縮型」「返済額軽減型」の2種類の方法があり、返済期間短縮型では利息を軽くする効果があります。期間短縮型での試算を行ってみましょう。
 
<試算例>
住宅ローン残額800万円、残り返済期間10年(金利3%)元利均等返済で毎月返済額が約7万7248万円のAさん
 
1:繰り上げ返済なしの場合
 
返済回数120回、総額は約926万9770円(元金800万円、利息分は約126万9770円)
 
2:6月・12月・翌年6月に100万円ずつ上乗せして合計300万円の繰り上げ返済を行った場合
 
返済回数72回、総額は約855万8034円(元金800万円、利息分は約55万8034円)
 
100万円ずつ3回の繰り上げ返済で返済期間は48回早まり、浮いた利息は約71万736円になりました。
 

退職金で完済・繰り上げ返済する際に注意すべきことは?

住宅ローンの完済・繰り上げ返済で注意すべきポイントを2つあげます。
 

<急な出費へ対応するための資金が減る>

退職金を使って住宅ローンを一括返済・繰り上げ返済をすると、退職金がほとんど手元に残らないこともあります。医療費や住宅の修理・リフォームなど、急な出費が必要になったときに対応できる資金があると安心です。
 

<団体信用生命保険が減額または消滅する>

住宅ローン契約の多くには「団体信用生命保険(団信)」が付いていて、団信は契約者が亡くなると金融機関が残った住宅ローンを支払ってくれるので住宅ローンの残債がなくなります。住宅ローンの繰り上げ返済を行うと、残債は減りますが同時に死亡保障も減額となります。退職金で一括返済をすれば、ローン完済と同時に団信も消滅します。
 
そのため、住宅ローン契約者が亡くなると経済的に困る家族(扶養している配偶者や子ども)がいる場合は、住宅ローンの一括・繰り上げ返済を行う前に別の生命保険に加入して、万一に備えて家族へのお金を用意しておくのも1つの方法です。
 

まとめ

残っている住宅ローンを退職金で完済・繰り上げ返済すると、毎月の支払い負担は軽くなりますが、残ったお金で生活できるのかという不安も出てきます。退職金で住宅ローンを返済する前に、将来の生活費や急な出費をまかなえるほどの貯蓄があるか家計を見直してみましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年以降) 各種分類別データ(令和4年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

住宅ローン 金利別ランキング【PR】~あなたのニーズに合った住宅ローンをチェック!~

※弊社の提携会社のランキング

【auじぶん銀行の注意事項】

※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。

ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。

金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

・変動金利について
※2024年5月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

住宅ローン 金利別ランキング【PR】

※弊社の提携会社のランキング

【auじぶん銀行の注意事項】

※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。

ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。

金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

・変動金利について
※2024年5月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

※1借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。

【PR】おすすめの住宅ローン

auじぶん銀行

auじぶん銀行

おすすめポイント

・がん診断保障に全疾病保障を追加
・住宅ローン人気ランキングNo.1!

変動

0.169 %

※住宅ローン金利優遇割適用後の変動金利(全期間引き下げプラン)
※新規借入れ

当初10年固定

%

※当初期間引下げプラン

当初20年固定

%

※当初期間引下げプラン

【auじぶん銀行の注意事項】
※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。

※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。

※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。

・変動金利について
※2024年5月現在・本金利プランに住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※ J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。

 

ライターさん募集
住宅ローンランキング表はこちら