冬のボーナスで住宅ローンを100万円ほど繰り上げ返済しようと考えています。注意点はありますか?
配信日: 2023.12.11 更新日: 2023.12.12
本記事では、冬のボーナスで住宅ローンの繰り上げ返済をする際の方法と注意点について解説します。繰り上げ返済を考えている人は、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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住宅ローンの繰り上げ返済
住宅ローンで繰り上げ返済すると、予定よりも前倒しで元金を返済することで、返済総額を減らせたり返済期間を短くしたりできます。住宅ローンの負担が減るため、家計の負担をおさえられるでしょう。本項では、繰り上げ返済の2つの方法の特徴と、繰り上げ返済を利用するメリットについて解説します。
住宅ローンの繰り上げ返済の方法
住宅ローンの繰り上げ返済には、2つの方法があります。
●期間短縮型:月々の返済額は今までどおりで、借入期間を短縮する
●返済額軽減型:借入期間は今までどおりで、月々の返済額を少なくする
それぞれの家庭の経済状況によって、適切な繰り上げ返済方法を選べます。
住宅ローン繰り上げ返済のメリット
期間短縮型によって繰り上げ返済をすれば、返済期間が短くなり、早めに老後資金を蓄え始められるといったメリットがあります。一方、返済額軽減型を利用して月の返済額を減らせば、毎月の収入に不安がある人の負担を減らすことができます。
また、繰り上げ返済をすることで、利息(総返済額)と、月の返済額・返済期間のいずれかを減らせます。利息が減ることで、返済総額をおさえられる点がメリットです。
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住宅ローンを繰り上げ返済するときの注意点
住宅ローンの繰り上げ返済にはメリットがあるものの、無理をすると日々の生活に影響を与えてしまったり、受けられるはずの控除が少なくなったりするかもしれません。また、返済方法によっては新たな負担が増してしまう恐れもあるため、冬のボーナスを利用して繰り上げ返済をする際は、事前に注意点を確認しておきましょう。
住宅ローン控除が少なくなる
住宅ローン控除は、償還期間10年以上が対象です。繰り上げ返済をして償還期間が10年未満になってしまうと、住宅ローン控除が受けられなくなる恐れがあります。また、繰り上げ返済によって住宅ローン残高が減ってしまうと、住宅ローン控除額も少なくなるかもしれません。
冬のボーナスを利用して繰り上げ返済をする場合は、返済開始から10年経過してからにしましょう。
もしもに備えてお金を残しておく
冬のボーナスをすべて住宅ローンの返済にあてず、もしもに備えてお金を残しておくとよいでしょう。住宅ローンの利息は、他のローンに比べて金利が低い傾向にあります。早く住宅ローンを返済したいからと無理をしたため手元にお金がなくなり、住宅ローンよりも高い金利のローンを組むことは避けなくてはなりません。
子どもの教育費、突然の病気やけが、車の購入などの新たにローンを組まなくてもよいように、余裕をもって住宅ローンの返済をしましょう。
窓口での手続きは手数料がかかる
住宅ローンの繰り上げ返済には、手数料がかかる場合があります。インターネットでの手続きは無料のことが多いものの、窓口では数千円から数万円の手数料がかかることもあります。「インターネットではなく窓口で手続きしたい」という場合は、手数料を払ってでも繰り上げ返済をしたほうがお得か、シミュレーションしてみましょう。
住宅ローンの繰り上げ返済は慎重に検討しよう
住宅ローンの繰り上げ返済には多くのメリットがあります。返済総額や返済期間を減らせるため、老後資金を早めに準備できたり月々の生活に余裕が生まれたりするでしょう。
しかしデメリットもあるため、注意が必要です。もしものときのために、自由に使えるお金を手元に残しておかなくてはなりません。冬のボーナスで100万円を繰り上げ返済に利用しても問題はないか、慎重に検討してから繰り上げ返済にあてましょう。
出典
国税庁 No.1225 住宅借入金等特別控除の対象となる住宅ローン等
国税庁 繰上返済等をした場合の償還期間
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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