更新日: 2023.12.14 住宅ローン

子ども3人で「4000万円」の家を欲しがる妻。叶えてあげたいけど「年収600万円」では赤字になる? 児童手当なども含め必要額を検証

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

子ども3人で「4000万円」の家を欲しがる妻。叶えてあげたいけど「年収600万円」では赤字になる? 児童手当なども含め必要額を検証
「マイホーム」に大きな夢を抱いている人は多いことでしょう。多子世帯であれば、なおさら「広い家で子どもを伸び伸びと育てたい」と思うかもしれません。ただ、周知のように子どもには大きなお金がかかります。
 
本記事では、子どもが3人いる年収600万円世帯が4000万円の住宅ローンを返済していけるのか計算してみたいと思います。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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年収600万円の手取り額

まずは、年収600万円の手取り収入を見ていきましょう。手取り額はだいだい年収の75~85%ほどになるので、年収600万円の場合には450万円から510万円となります。
 
本記事では、子どもが3人いるので所得控除なども多いと考えられるので、手取り額は510万円として計算を進めていきましょう。月々にすると約43万円です。
 

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子ども3人世帯の支出額

次に、4000万円の住宅ローンをはじめとして、生活費や教育費などがいくらかかるのか計算していきましょう。
 

住宅ローンの返済額

住宅ローンはフラット35を利用するものとし、借入額は4000万円、金利は年1.910%(2023年12月時点)、返済期間は35年、ボーナス払いはなしとします。住宅金融支援機構が提供しているローンシミュレーションによると、毎月の返済額は約13万円という結果になりました。
 

生活費にかかるお金

総務省統計局の家計調査によると、2人以上の世帯における消費支出の平均額は約29万円(2022年)となっています。このうち約2万円は住居費なので、次項で住宅ローンをプラスする関係でここでは差し引きましょう。よって生活費は約27万円です。
 

子ども3人の教育費

本記事では「教育費=大学への進学費用」とします。株式会社日本政策金融公庫の調査によると、大学でかかる平均費用は以下のとおりです。
 

●入学費用:81万円
●在学費用:596万円(4年間分)
●自宅外通学者への仕送り:380万円(4年間分)

自宅から通える場合には677万円、1人暮らしをする場合には1057万円となります。これを18歳までに準備するとなると、自宅通学の場合で月3万円、1人暮らしの場合で月5万円積み立てなければなりません。本記事では、子ども3人とも自宅通学になると仮定して月9万円を積み立てるとしましょう。
 

「4000万円のマイホーム」年収600万円でやっていけるのか

それでは収支を計算してみましょう。
 

【収入】

43万円
 

【支出】

・住宅ローン13万円
・生活費27万円
・教育費9万円

合計49万円
 

【収支】

43万円-49万円=-6万円(赤字)
 
毎月6万円の赤字が出る計算になりました。本記事では年収を12ヶ月で除しているので、月の収入はボーナスまで含めた金額となっています。つまり、ボーナスで赤字を補填することはできないということですね。子どもの教育費9万円を除くとギリギリやっていける収支になります。
 
ただ、年収600万円であれば児童手当が支給されているでしょう。3歳まで月1万5000円、3歳から中学卒業までは月1万円(第3子以降は3歳から小学校修了前まで1万5000円)です。ただ、それでも月2~3万円の赤字となりますね。なお、2024年12月支給分からは児童手当が拡充され、高校卒業まで月1万円(第3子以降は0歳から18歳まで月3万円)が受け取れます。
 

まとめ

本記事の計算においては、子どもの教育資金を準備しつつ4000万円のマイホームを年収600万円で維持するのは、児童手当を考慮しても厳しい結果となりました。マイホームを購入する前に、「配偶者が働いて世帯収入を増やす」「中古住宅にする」「2025年度からスタート予定の多子世帯の大学無償化について調べておく」「ある程度の奨学金利用を覚悟する」などの検討をおすすめします。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告(二人以上の世帯)-2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均-

株式会社日本政策金融公庫 教育費負担の実態調査結果

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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