更新日: 2023.12.28 住宅ローン
40歳で「3000万円」の戸建てを購入予定です。家賃「月12万円」と考えればなんとかなる気がするのですが、今からでも購入して問題ないでしょうか…?
例えば、40歳で3000万円の戸建てを購入しようと考えている場合、家賃12万円と考えると購入しても問題ないと感じます。しかし、戸建て購入には住宅ローン以外にも、さまざまな費用が必要になる可能性が高いです。
本記事では、「40歳で3000万円の戸建てを購入予定で家賃12万円」と考えれば、本当に購入しても問題ないかについて解説するので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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住宅ローンの支払いはどれくらいになる
最初に考えなければいけないのは住宅ローンの支払いについてで、毎月どれくらいを返済する必要があるのかです。
40歳で住宅ローンを契約する際に多い返済期間は、40歳から65歳までの25年(300ヶ月)や40歳から70歳までの30年(360ヶ月)です。毎月の元本の返済に金利が加わるので実際の返済金額は借入元本より増えるので、返済シミュレーションはしっかりしておきましょう。
住宅ローンシミュレーションとして借入金額が3000万円、借入期間が25年・30年、金利が1%・2%・3%の場合での毎月の返済額は図表1を参考にしてください。
図表1
25年 | 30年 | |
---|---|---|
1% | 毎月返済額 11万4000円 総返済額 3392万円 |
毎月返済額 9万7000円 総返済額 3474万円 |
2% | 毎月返済額 12万8000円 総返済額 3815万円 |
毎月返済額 11万1000円 総返済額 3992万円 |
3% | 毎月返済額 14万3000円 総返済額 4268万円 |
毎月返済額12万7000円 総返済額 4554万円 |
住宅金融支援機構 借入希望金額から返済額を計算 を基に作成
このように同じ返済期間でも金利が違うだけで毎月返済額や総返済額が大きく異なるため、借入をする前に住宅ローンシミュレーションを行うことは重要です。家賃12万円を基準として考える場合、基本的には返済期間を長めに取るほうがいいかもしれません。
注意しなければいけないのは、返済期間を長めにとると、「定年退職後も返済期間に含まれる」点です。全体的な返済バランスについて意識して、返済プランを立てる必要があります。毎月の返済金額を少しでも抑えたい場合は、頭金を入れて借入金額を少なくする方法もあります。
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住宅ローン以外にも費用がかかる
住宅ローン以外にもかかる費用について把握して、毎月の支払い金額・通年でかかる金額をシミュレーションしましょう。ローン以外にかかる費用としては、固定資産税・各種保険料など毎年必要になるものから、修繕費・不動産取得税・登記費用など限られた回数必要になるものまでさまざまです。
また、住宅ローンを契約する際には契約手数料なども金融機関に支払う必要があるため、実際にかかる費用は借入金額の3000万円を上回るケースが多いといえます。金融機関などの専門機関に各種費用について相談して、しっかりと内容を把握しておきましょう。
家賃12万円と想定して住宅ローン契約する場合でも、ほかの費用の支払いなども視野に入れて、貯金をして備えるなども必要になります。さまざまな事情で収入が減少する可能性なども考えられるため、生活費ギリギリになる場合は住宅ローン契約自体を見直した方がいいかもしれません。
まとめ
40歳から3000万円の戸建てを購入しようと考えて行動する際には、本当に自分が問題なく住宅ローンを返済できるかシミュレーションすることが大切です。また、住宅ローン返済額が12万円以下に抑えられれば問題がないわけではなく、ほかにかかる費用についても把握することが必要です。
全体的なバランスについて考えながら、無理をしない範囲での返済計画を立てましょう。
出典
住宅金融支援機構 借入希望金額から返済額を計算
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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