生活が苦しく、借金をしようか迷っています。「一度だけ」の利用であれば問題ないですよね?

配信日: 2024.04.15

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生活が苦しく、借金をしようか迷っています。「一度だけ」の利用であれば問題ないですよね?
家計の収支バランスが悪いと、借金に頼らざるを得ないケースも出てきます。借金せざるを得ない状況に陥ったら、生活を見直さなければなりません。
 
本記事では、初めて借金をすることが多い年齢や、実際に借金をする際の注意点を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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初めて借金することが多い「年齢」とその理由は?

「ベンナビ債務整理」を運営する株式会社アシロ(東京都新宿区)が20~69歳の男女でお金を借りた経験のある780人を対象に行った「借金の実態調査」によると、借金をしたことがある人の内、65.0%が20代までに借金をしていることが分かりました。
 
「20歳~25歳」と回答した人が最も多く、次に多いのが「26~30歳」です。また、借金の理由で最も多かった回答は「生活費の補填のため」でした。
 
若い人は、収入が低く抑えられているケースが多いでしょう。収入と支出が均衡している状況だと、突発的な支出が発生すると一気に赤字転落してしまうケースが考えられます。
 
特に、学生から社会人になり、初めて一人暮らしをする人は家計管理の方法やコツを知らないケースがあります。「入った分だけ使ってしまう」という状況だと、貯蓄はおろか、生活費が増えると手取りの収入だけで生活できません。
 
「気付いたら生活費が足りなくなっていた」という状況に陥ったら、収入を増やすか支出を減らすしかありません。すぐに収入を増やす手だてがなく、すでに生活費が不足している場合は、借金に頼ることになります。
 

ローンを返済しながら家計を見直すポイント

生活費が不足して借金に頼ってしまった場合、返済を行いつつ家計を見直す必要があります。借金は返済期間が延びるほど総返済額が増えるため、できるだけ早く完済を目指しましょう。
 
例えば、月収20万円の若手会社員がカードローンで10万円を借りた状況をシミュレーションします。

【返済条件】

●借入額:10万円
●借入利率:18.0%
●返済期間:6ヶ月

上記の場合、毎月返済額が1万7552円となり、支払利息は総額で5312円となります。計画的に返済するために、収入が入ったら先に返済を行い、残りの収入で生活を送りましょう。返済が遅れると利息が膨らむため、総返済額も増えます。そのため、完済するまでは返済に重きを置いて生活を送りましょう。
 
そもそも借金に陥った理由として考えられるのは、「無駄な支出が多いこと」です。漫然と支払っている無駄な支出や、節約できる固定費(通信費や光熱費)があれば、見直しを行い家計の改善をしましょう。
 
特に、固定費は一度見直せば節約効果が持続します。現在の通信費が月8000円の場合、格安SIMに乗り換えて月3000円になれば毎月5000円の節約です。
 
返済期間中にボーナスがある場合は、ボーナスを返済に充てましょう。基本給を上げるのは簡単ではない以上、ボーナスをはじめとした臨時収入があれば返済に充てるべきです。
 
無事に完済できたら、二度と借金に頼らないで済むように生活を改めましょう。計画的に先取り貯蓄を行い、残りの収入で生活する癖を身に着ければ、借金に頼るリスクは減ります。
 
また、勤務先に財形貯蓄制度がある場合は、活用を検討しましょう。自動的に貯蓄できる仕組みを作り、余計な支出をカットする意識を持てば、健全な家計運営ができるでしょう。
 

まとめ

収入が低く、家計管理の経験が乏しい若手社会人は支出管理を上手に行えない可能性があります。収入以上の支出があると、当然ですが家計がマイナスになり、借金に頼らざるを得ない状況になりかねません。
 
速やかに返済できれば問題ありませんが、返済に時間がかかると支払利息が膨らみ、ますます家計が苦しくなる悪循環に陥ります。致し方なく借金をすることになったら、とにかく早く返済することを意識し、無事に完済できたら計画的に貯蓄を行うとよいでしょう。生活を改め、健全な家計運営を意識すれば、家計が赤字になるリスクを軽減できます。
 

出典

株式会社アシロ ベンナビ債務整理 借金の実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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