共働きで世帯年収「600万円」です。子どもが生まれ「6000万円でマイホーム」を考えていますが、今のままでは難しいですか? 夫婦で払えばなんとかなるでしょうか?
配信日: 2024.04.28 更新日: 2024.05.01
本記事では、世帯年収600万円で子どもが生まれた家族が「6000万円くらいのマンションを購入したい」と考えていると仮定し、どの程度の年収があれば住宅ローンを組めるのか、返済額はどうなるのかなどを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
【PR】おすすめの住宅ローン
住宅ローンは年収の何倍まで組める?
住宅ローンは、いくらまで借りられるのか判断する際の目安の1つに「年収倍率」があります。戸建てやマンションなどを購入するために必要な資金を世帯年収で割った数値で、年収の何倍までなら借入ができるのかを把握する指標として利用されることも少なくありません。
住宅金融支援機構が2023年に公表した「2022年度フラット35利用者調査」によると、年収倍率はマンションが7.2倍、土地付き注文住宅は7.7倍、建売住宅は6.9倍となっています。購入を希望するマイホームの種類によって変わるものの、年収の7倍程度までローンを組めることが多いと考えられます。
【PR】おすすめの住宅ローン
世帯年収600万円だといくらまで組める?
今回は、夫婦共働きで仮にそれぞれ年収300万円ずつ稼いでいるとしましょう。夫や妻単独でローンを組むと2000万円前後までなら数字上は問題ないかもしれませんが、6000万円かかる物件の審査に単独で挑むのは非常に難しいかもしれません。
マイホームを購入する際はペアローンの利用を勧められることも少なくありません。ペアローンとは夫婦や親子などがそれぞれ契約者として共同で住宅ローンを組むものです。それぞれの収入に応じて借りられるので、単独でローンを組む場合に比べて借入金額を増やせるのが大きな特徴でありメリットです。
世帯年収600万円の場合は、年収倍率7倍を限度にすると4200万円まで借りられる可能性があります。ただし6000万円には届かないため、希望するマンションを購入したい場合は収入を増やして借り入れできる金額を上げる必要があります。
6000万円のマンションを買うために必要な年収は?
年収の7倍程度までローンを組める場合は、年収860万円程度必要です。世帯年収600万円で仮にペアローンを組んでマイホームを購入する場合は、260万円程度増やさなければなりません。夫や妻単独でローンを組む場合は、いまよりも500万円以上年収を上げなければならないため、難易度はさらに上がります。
借入限度額までローンを組めたとしても、住宅ローンは一般的に35年以上など長期間にわたって返済しなければなりません。いまは問題なく支払えたとしても、転職や独立などで収入規模が変化することも考えられます。状況は常に変わりうることを考えると、限度額いっぱい借りるのではなく、少し余裕を持たせた形で組んだほうがいいかもしれません。
まとめ
本記事では世帯年収600万円の場合、6000万円のマンションを購入するのは無謀なのか、住宅ローンの審査に通るためには年収いくら必要なのか解説しました。住宅ローンは35年など長期間契約するケースが多いです。途中で家計が破綻しないためにも、限度額ギリギリまで借りるのではなく、無理のない範囲で金額を設定することをおすすめします。
出典
住宅金融支援機構 2022年度フラット35利用者調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
住宅ローン 金利別ランキング【PR】~あなたのニーズに合った住宅ローンをチェック!~
※弊社の提携会社のランキング
変動金利
固定金利10年
【auじぶん銀行の注意事項】
※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。
※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。
※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。
※1 住宅ローン金利優遇割を最大適用した金利です。
※1 J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。
【PR】おすすめの住宅ローン