更新日: 2024.06.11 住宅ローン
30歳独身の娘がマンションを購入。「おひとりさま」でローンを完済できるのか心配です…
その際に、住宅ローンを完済できるか不安に思う方も多いでしょう。住宅ローンで購入する場合は、毎月無理なく返済できるように事前にシミュレーションをしておくことが重要です。
今回は、女性でマンションを購入している方の特徴や購入価格、メリットを解説します。マンションを購入する際の注意点もご紹介しているため、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
女性でマンションを購入している方の特徴
一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会は、2022年に女性のマンション購入に関するアンケート調査を行いました。
調査結果によると、マンションを購入している女性の年齢は35~44歳がボリュームゾーンとなっており、全体の約4割を占めています。また、購入している方のなかでは、未婚の女性が約8割となっているようです。
年収に関しては500万円台が最も多く、次いで400万円台、600万円台の順でマンションを購入している割合が多い傾向にあります。
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女性のマンション購入価格の相場
同調査によると、女性がマンションを購入した際の価格と割合は表1の通りです。
表1
購入価格融 | 割合 |
---|---|
1000万円未満 | 0.3% |
1000~1999万円 | 5.7% |
2000~2999万円 | 25.4% |
3000~3999万円 | 43.8% |
4000~4999万円 | 17.3% |
5000~5999万円 | 4.3% |
6000万円以上 | 3.1% |
※一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会「マンションを5年以内に購入した女性578名へアンケート調査」を基に筆者作成
3000~4000万円程度のマンションを購入している方が、約4割と最も多くなっています。
仮に現在30歳で3000万円のマンションを金利0.475%(年率)としてローンで購入した場合、毎月8万円程度の支払いを続ければ、35年後の65歳前後で完済できる可能性があります。
マンションを購入するメリット
マンション購入全般に関して考えられるメリットは以下の通りです。
●資産になりえる
●老後生活に備えられる
●家賃収入を得られる可能性がある
マンションを購入することで資産になりえるという点がメリットのひとつです。賃貸の場合はいくら家賃を支払っても資産にはなりませんが、マンションを購入すれば自身の資産となります。
また、現役世代のうちにマンションを購入して定年までにローンが完済していれば、老後は賃貸代を支払わなくて済みます。
もし、購入したマンションから引っ越す場合や、住み替える場合などは売却もできますが、賃貸としてほかの方に貸し出して毎月家賃収入を得るという方法も可能でしょう。
マンション購入における注意点
マンション購入はメリットもありますが、注意点も存在します。
住宅ローンを組む際は、返済負担率(年収に対するローンの返済額の割合)を考慮して、無理なく返済できるか購入前にシミュレーションをしておきましょう。
25%~35%程度の返済負担率が一般的といわれており、仮に年収500万円だとすると月10万円~15万円程度であれば許容できる返済額としてみなされる可能性があります。
また、マンションを購入する際は購入価格だけでなく、購入したあとにかかるコストまで考えておくことが重要です。例えば、毎年かかる固定資産税や管理費、修繕積立金などがあげられます。
毎月安定した返済ができれば、女性のおひとりさまでも住宅ローンは完済できる
女性のおひとりさまでも、毎月安定した返済ができれば住宅ローンは完済できます。
マンションの購入価格や年収、借入額などにより毎月の返済額は一概にはいえませんが、返済負担率をひとつの目安として考えておくとよいでしょう。
万が一、病気やけがで仕事ができなくなるケースも考えて、返済が滞らないようにある程度余裕のある返済計画を立てておくことも重要です。
出典
一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 <マンションを5年以内に購入した女性578名へアンケート調査>
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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