更新日: 2024.09.15 教育ローン
「奨学金の返済」を理由に彼女の両親が「結婚」を許してくれません。どう説得すればいいですか?
このような状況に直面したとき、どのように相手両親を説得すればよいか悩む方も多いでしょう。そこで本記事では、奨学金の返済を理由に結婚を許してもらえない場合に、相手両親を説得する方法について考えてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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奨学金のせいで結婚を反対される理由
本項では、奨学金の返済があることで相手両親から結婚を反対される理由について解説します。
経済力を不安視している
奨学金の返済が残っていると、相手両親は経済力に不安を感じることがあります。結婚後の生活費や家族の将来に対して経済的な負担が増える可能性があるため、両親が慎重になってしまうのも無理はありません。
労働福祉中央協議会が実施した「奨学金や教育費負担に関するアンケート調査」によると、奨学金の存在が結婚に影響していると答えた人の割合は全体の37.5%でした。同様に、出産や子育てにおいても、30%以上の数値が出ています。
結婚や出産、子育てといったライフイベントにはお金がかかるものです。奨学金があることで、「結婚式や出産に費用は賄えるのか」と相手両親が不安になるのは当然といえるでしょう。
結婚は完済してからと考えている
相手両親が、「奨学金を完済してから結婚すべきだ」と考えている可能性もあります。結婚後は、結婚式や新婚旅行、新居への引っ越しなど、お金がかかるイベントが次々と待ち受けています。相手両親が、「奨学金の返済後に結婚したほうが安全」と考えるのも当然のことでしょう。
特に、自身と相手のどちらにも奨学金の返済が残っていれば、毎月の返済額は高額になります。共働きならともかく、結婚後にどちらかが専業主婦になるならなおさら心配でしょう。
隠し事をされた気分になり腹が立っている
奨学金について事前に話していなかった場合、両親は「隠し事をされた」と感じて相手に不信感を抱き、腹を立てる可能性があります。そのため、相手両親にあいさつする際は、奨学金の返済があることを正直に話しましょう。
生計を共にする以上、隠し事があると、後でバレたときに大きな反感を買ってしまいます。奨学金は学費や学生時代の生活費を前借りするためのものですが、「借金」であることに変わりません。結婚は、お互いの両親との信頼関係も重要です。
滞納時のリスクを懸念している
奨学金の返済が滞るリスクも、両親が結婚を反対する理由の一つです。万が一返済が滞った場合、信用情報に傷がついてローンが組めなくなる可能性があります。最悪の場合、自己破産をしなければならないかもしれません。大切な子どもを預ける親の立場として、滞納のリスクを気にするのは当然でしょう。
奨学金がある状態で相手両親を説得する方法
ここからは、奨学金がある状態で相手両親を説得する方法について解説します。結婚の話が前に進まないときは、以下の方法を試してみてください。
具体的な返済スケジュールを説明する
多くの場合、相手両親は奨学金そのものを懸念しているわけではなく、奨学金返済によって生活が苦しくなることを心配しています。そのため、奨学金の返済計画を具体的に示すことが大切です。
どれくらいの期間で完済する予定なのか、毎月の返済額はどの程度なのかを相手両親に説明して、生活に影響がないことをアピールしましょう。
相手両親の意見を聞く
相手両親がどのような考えで結婚に反対しているか分からない場合、正直な意見を聞いてみましょう。「結婚後の生活費が心配」「ほかに隠し事をしていないか不安」など、具体的な理由は相手によって違うものです。
両親が何を心配しているのか、どのような条件で結婚を許すのかを聞き、それに対する解決策を提案することで誠意を示せます。
両親の説得は時間をかけて少しずつ進めよう
一度反対された結婚を許してもらうのは簡単ではありません。相手両親を説得できるとは限らず、時間を要する場合もあります。話し合いをする際は説得材料を用意して、少しずつでも納得してもらえるように進めたほうがよいでしょう。
出典
労働福祉中央協議会 奨学金や教育費負担に関するアンケート報告書
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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