どうして「住宅」は何千万円もするのか気になります。どのような費用がかかっているのでしょうか?

配信日: 2025.04.02

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どうして「住宅」は何千万円もするのか気になります。どのような費用がかかっているのでしょうか?
多くの人にとって、人生で最も高額な出費となるのが住宅購入の費用です。住宅購入には何千万円もの費用がかかるため、何にどのくらいの費用が必要なのか把握しておきたい人も多いでしょう。
 
本記事では、住宅購入にかかる費用の平均額や、注文住宅を購入する場合の費用の内訳について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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住宅購入にかかる費用の平均は2000万円台から5000万円台

まずは住宅購入費用の平均額を見ていきましょう。住宅金融公庫が実施した「2023年度 フラット35利用者調査」によると、フラット35利用者の住宅購入時の所要資金の平均額は図表1のとおりです。
 
【図表1】

マンション 5245万円
土地付注文住宅 4903万円
注文住宅 3863万円
建売住宅 3603万円
中古マンション 3037万円
中古戸建て 2536万円

※住宅金融支援機構「2023年度フラット35利用者調査」より筆者作成
 
住宅にかかる費用の平均は、住宅の種類によって2000万円台から5000万円台までと幅がありますが、住宅を購入するためには数千万円の費用が必要です。住宅の費用は、エリアや敷地面積、施工へのこだわりによっても変動します。そのため、費用に上限はないと言ってよいでしょう。
 

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注文住宅を購入する際の費用の内訳

住宅にかかる費用は、住宅の種類によって異なります。本項では、新たに土地を取得して注文住宅を購入する際には、どのような費用がかかっているのかをみていきましょう。
 
注文住宅を購入する際には、主に次のような費用が発生します。

●土地取得費用
●建築工事費用
●諸費用

土地代と工事費が費用の大半を占めますが、住宅を購入する際には諸費用も必要となる点に注意が必要です。また、状況によっては、駐車場や庭の新設、水道管やガス管の引き込みなど、付帯工事費が必要となるケースもあります。
 

土地取得から建築にかかる費用

土地の取得費用は、土地の坪数や住宅を建てるエリアの地価によって異なります。なお図表1によると、土地付注文住宅の費用平均が4903万円、注文住宅が3863万円と、土地の有無で費用平均に2割強の違いがありました。
 
また、注文住宅の場合、建築工事費用が建築費全体の70〜80%を占めると言われています。注文住宅の建築工事は、次のような内容で行われます。

●仮設工事
●基礎工事
●木工事
●外装工事
●内装工事
●設備工事

家の設計から建築士に依頼した場合には設計費用も発生します。一般的に、設計費用は工事費用全体の10~15%が相場だと言われています。
 

住宅購入にかかる諸費用

住宅を購入する際には、土地購入の費用や建築工事費用に加えて、諸費用が発生する点にも注意が必要です。一般的に、新築注文住宅を購入する場合には、物件価格の4~6%前後の諸費用がかかります。
 
住宅購入に係る諸費用のうち、主な費用と相場は図表2のとおりです。
 
【図表2】

印紙代 売買価格が1000万円超〜5000万円以下の場合は本則2万円
不動産取得税 0円〜固定資産税評価額の3%
登録免許税 固定資産税評価額の0.1〜2%
司法書士への報酬 1万〜13万円前後
固定資産税清算金 固定資産税評価額の6分の1×1.4%(標準税率)の日割り金額
仲介手数料 物件価格×3%+6万円+消費税

そのほか、住宅ローンを組む場合は、住宅ローンにかかる諸費用などが発生します。とくに、不動産会社に支払う仲介手数料は高額なため、諸費用も踏まえて予算を準備しておく必要があります。     
 

住宅購入費用の70~80%は建築費用。諸費用が発生する点にも注意しておこう

住宅金融支援機構の調査によると、住宅購入時の費用平均は土地付注文住宅が4903万円、注文住宅が3863万円でした。
 
新築注文住宅の諸費用は全体の費用の4〜6%が相場だと言われており、総費用の70〜80%程度を建築工事費用が占めます。そのため、住宅購入の費用をおさえたい場合には、工事費用のコストカットを検討するのが効果的でしょう。
 
予算を立てる際には、土地購入の費用と建築工事費用だけではなく、諸費用も含めた全体の費用を試算する必要があります。
 

出典

住宅金融支援機構 2023年度フラット35利用者調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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