18歳の息子が「ヤリス」を“残クレで買いたい”と言いだした! 結局「割高になる」と聞きますし、親が買ってあげるほうが得ですか? そもそも18歳でも契約できるのでしょうか?

配信日: 2026.03.07
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18歳の息子が「ヤリス」を“残クレで買いたい”と言いだした! 結局「割高になる」と聞きますし、親が買ってあげるほうが得ですか? そもそも18歳でも契約できるのでしょうか?
2022年4月1日より、成年年齢が18歳に引き下げられました。これに伴い、18歳、19歳でも自分の意思でさまざまな契約ができるようになりました。では、今回のケースのように、残価設定型クレジット(残クレ)での購入はできるのでしょうか。あるいは、親が子ども名義で車を購入して子どもに贈るほうがお得なのでしょうか。
 
本記事では、若者のマイカー事情や親が子に車を買う際の贈与税の注意点、そして18歳が残クレで車を購入する際のリスクやポイントを解説します。
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20歳時点での免許取得率は「約50%」まで下降傾向

ソニー損害保険株式会社がおこなった「20歳のカーライフ意識調査」によると、20歳の運転免許保有率は51.3%と半数を超えるものの、3年連続の下降となっています。
 
マイカー所有率は13.2%で、入手方法の第1位は「(自身で)ローン購入」となっており、残クレでの購入は3.0%です。また、車を購入する予定がある人のうち残クレでの購入予定者は15.8%です。
 
車に対する意識の項目では、自身にとっての車の価値は「単なる移動手段の道具」と答えた人が51.5%と半数を占めています。また、「車に興味がある」と答えた人の割合は30.0%でした。
 
20歳の免許取得率は半数程度で、車に興味はあっても収入・貯蓄が少ないことから保有率は低く、保有していてもローンで賄っているケースが多い傾向と読み解けます。
 

「170万円」の車を子ども名義で購入する場合は親からの「贈与」にあたる

掲題のヤリスを例に挙げると、トヨタ自動車株式会社Webサイトに掲載のガソリン車(1.0リットル・CVT・2WD)の「X」グレードの価格は、税込169万7300円となっています。
 
贈与税とは、個人から贈与により財産を取得した際にかかる税金です。親が車を購入し贈った場合、贈与にあたり贈与税がかかります。ただし、年間贈与額が110万円以下であれば、基礎控除の範囲内となるため贈与税はかかりません。
 
今回のケースでは、110万円を超えるため超えた分の金額に対して贈与税が課税されることになります。
 

18歳時点で「残クレ」は組める? 結局割高?

スズキファイナンス株式会社のWebサイトでは、高校生を除く18歳以上からクレジットの申込みが可能とされています。
 
株式会社ホンダファイナンスのFAQでは、18歳や19歳でクレジット申込は可能としつつ、「審査の基準によってはお断りする場合や、連帯保証が必要になる場合がある」と明記されています。18歳でも残クレを組むことは可能ですが、収入などの審査ハードルはあるといえるでしょう。
 
残クレは、数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、その残価を除いた金額を分割して支払う仕組みです。実は残クレの利息は、支払いを後回しにしている「残価部分」も含めた元金全体に対してかかります。そのため、一般的なフルローンと同じ金利・同じ期間で比較した場合、支払う利息の総額が多くなる傾向があります。
 
さらに、車を自分の所有物にするために最終支払時に残価をまとめて支払う場合や、走行距離の超過・傷などで追加費用が発生するリスクも考慮すると、トータルの出費が割高になる可能性に注意が必要です。月々の負担だけでなく、支払総額などを確認した上で慎重に判断しましょう。
 

まとめ

18歳でも残クレの契約は可能ですが、審査次第で連帯保証人が求められるケースがあります。また、残クレは月々の負担が軽い分、利息の仕組みなどから最終的な総支払額が割高になる傾向がある点には注意が必要です。
 
親が代わりに購入して子どもに車を贈る場合、年間110万円を超える分には贈与税がかかります。月々の返済額だけでなく、支払総額や税金のルールなどを親子でよく話し合い、後悔のない選択をしましょう。
 

出典

ソニー損害保険株式会社 ソニー損保 2026年 20歳のカーライフ意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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