すべて標準仕様にしましたが「建物代だけ」で見積もりが7300万円…。普通のサラリーマン家庭が家を建てるのはもう諦めるべきでしょうか。

配信日: 2026.05.21
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すべて標準仕様にしましたが「建物代だけ」で見積もりが7300万円…。普通のサラリーマン家庭が家を建てるのはもう諦めるべきでしょうか。
「建物代だけで7300万円」。そんな見積もりを見て、家づくりを諦めたくなる人は少なくありません。少し前まで、注文住宅は「頑張れば手が届く買い物」という感覚がありました。
 
しかし近年は、資材価格や人件費の上昇によって、住宅価格が急激に高騰しています。特に都市部では、土地代を除いた建築費だけでも高額化が進み、一般的なサラリーマン家庭にとっては非常に重い負担になっています。
 
一方で、「家を建てること=完全に無理」というわけでもありません。予算の考え方や住宅会社の選び方、建て方を工夫することで、負担を抑えながらマイホームを実現している家庭もあります。この記事では、住宅価格がここまで高くなった理由や、普通の家庭が家を建てるために考えるべきポイントについてわかりやすく解説します。
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なぜ今、住宅価格がここまで高騰しているのか

住宅価格が上がっている最大の理由は、建築コストの上昇です。特に大きいのが、木材や鉄骨、断熱材などの資材価格の高騰です。
 
さらに、人手不足による人件費の上昇も深刻です。建設業界では職人の高齢化が進んでおり、若手不足が問題になっています。職人不足によって人件費が上昇し、その結果、住宅価格にも反映されるようになりました。
 
また、最近の住宅は性能面の基準も高くなっています。断熱性能や耐震性能、省エネ性能などが求められるようになり、以前よりも高品質な設備や工法が必要になりました。もちろん、住みやすさや安全性が向上するメリットはありますが、その分コストも上がっています。
 
こうした要因が重なり、一般的な仕様で建てた場合でも、数年前と比べて建築費が大幅に上昇しているケースもみられます。
 

普通のサラリーマン家庭が住宅ローンで苦しくなる理由

住宅価格が上がると、多くの家庭は住宅ローンの借入額を増やさなければなりません。しかし、年収に対して無理なローンを組むと、将来的に家計を圧迫する可能性があります。
 
例えば、共働き前提でローンを組んだ場合でも、将来的にどちらかが働けなくなる可能性はあります。子どもの教育費が増えたり、転職や病気で収入が下がったりすることもあるでしょう。その状態で高額ローンを抱えると、生活に余裕がなくなってしまいます。
 
特に注意したいのが、「借入可能額」と「無理なく返済できる額」は違うという点です。金融機関は比較的大きな金額を貸してくれますが、毎月の返済が家計に与える負担まで保証してくれるわけではありません。
 
高額な住宅ローンを組むと、固定資産税や修繕費などの維持費を合わせて、想像以上に支出が増える場合があります。住宅を購入した後に旅行や外食を我慢する生活になると、「何のために家を建てたのかわからない」と感じてしまう人もいます。
 
そのため、住宅購入では「家を建てること」だけではなく、「建てた後も安心して暮らせるか」を重視することが大切です。
 

家を諦める前に考えたい現実的な選択肢

住宅価格が高騰しているとはいえ、選択肢が完全になくなったわけではありません。まず検討したいのが、家の大きさや仕様を見直すことです。
 
延床面積を少し減らすだけでも、建築費は大きく変わります。また、高級設備を標準にせず、本当に必要なものだけを選ぶ方法もあります。
 
さらに、注文住宅だけではなく、建売住宅や中古住宅を視野に入れるのも一つの方法です。特に中古住宅は、リフォーム前提で購入することで、費用を抑えながら自分好みの住まいにできるケースがあります。
 
また、エリア選びも重要です。都心から少し離れるだけで、土地価格が大きく下がることがあります。最近は在宅勤務を活用し、通勤頻度を減らして郊外へ移住する人もみられます。
 
もちろん、コストを重視しすぎると、住まいへの満足度が下がる可能性もあります。しかし、「絶対に新築注文住宅でなければならない」と考えすぎると、選択肢が極端に狭くなってしまいます。家族にとって本当に大切な条件を整理することが、現実的な家づくりにつながります。
 

無理をしない家づくりが将来の安心につながる

建物代だけで7300万円という金額は、「一般的な家庭にとって住宅取得のハードルが高い」と感じるかもしれません。実際に、以前より住宅取得のハードルはかなり高くなっています。
 
しかし、重要なのは「高額な家を建てること」ではなく、「家族が安心して暮らせる住まいを持つこと」です。無理なローンを組んで生活が苦しくなるよりも、予算に合った家を選び、余裕のある暮らしを続ける方が満足度は高くなりやすいでしょう。
 
最近は、コンパクト住宅や中古リノベーションなど、以前より選択肢も増えています。情報を集めながら、自分たちに合った住まいの形を探すことが大切です。
 
「理想の家」を追い求めすぎるのではなく、「無理なく暮らせる家」を基準に考えることで、将来への不安を減らしながら、納得できる住まい選びにつながるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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