住宅ローンの借り換えを考えていたら、父に「今から変動を選ぶのは怖くないか」と言われました。一方で夫は「固定は高い」と迷っています。金利差があるなかで、どちらを優先して考えるべきなのでしょうか?

配信日: 2026.05.26
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住宅ローンの借り換えを考えていたら、父に「今から変動を選ぶのは怖くないか」と言われました。一方で夫は「固定は高い」と迷っています。金利差があるなかで、どちらを優先して考えるべきなのでしょうか?
住宅ローンの借り換えを考えるとき、変動金利にするか固定金利にするかで迷う人は少なくありません。特に、変動金利の低さを見ると魅力を感じる一方で、将来の金利上昇が気になることもあります。家族の意見が分かれると、ますます判断しにくくなるでしょう。
 
そこで本記事では、金利差があるなかで何を基準に考えればよいのかについてを家計目線で解説します。
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変動金利と固定金利は、安さと安心感が違う

変動金利は、一般的に固定金利よりも低い金利で借りやすい点が魅力です。毎月の返済額を抑えられるため、家計に余裕を作りやすくなります。借り換えによって金利が大きく下がる場合は、総返済額を減らせる可能性もあります。
 
ただし、変動金利は将来の金利が変わるタイプなので、金利が上がれば、返済額や利息の負担が増えることがあります。住宅ローンは長く続くため、今の返済額だけで判断すると、後で家計が苦しくなるかもしれません。
 
一方、固定金利は、一定期間または完済まで金利が変わらないタイプです。変動金利より当初の金利は高くなりやすいものの、返済額の見通しを立てやすい点に強みがあります。教育費が増える時期や、収入が大きく増えにくい家庭では、固定金利の安心感を得やすくなるでしょう。
 

借り換えでは金利差だけでなく諸費用も確認する

住宅ローンの借り換えでは、金利が下がるかどうかに目が向きがちです。しかし、借り換えには事務手数料や保証料、登記費用などがかかることがあります。そのため、金利が少し下がっても、諸費用を含めると期待したほど得にならないケースも考えられます。
 
例えば、毎月の返済額が5000円下がっても、借り換え費用が数十万円かかる場合は、費用を取り戻すまでに何年もかかります。そのため、借り換えを検討するときは、「毎月いくら下がるか」だけでなく、「諸費用を含めて総額でいくら得になるか」を確認しましょう。
 
また、現在のローンの残高や残り期間も、借り換えを考えるうえで大切なポイントになります。例えば、住宅ローンの残高が多く、返済期間もまだ長い場合は、これから支払う利息も多くなりがちです。そのため、金利が少し下がるだけでも、長い目で見ると節約効果が出やすくなります。
 
一方、ローンの残高が少ない場合や完済までの期間が短い場合は、これから払う利息が元々少ない状態といえます。そうなると、金利が下がっても借り換え費用の負担が上回り、大きな節約にならない可能性があるでしょう。
 

迷ったときは、金利が上がっても払えるかを優先する

変動金利と固定金利で迷ったときは、まず「どちらが得か」よりも「どちらなら無理なく返済を続けられるか」を考えることが大切です。住宅ローンで一番避けたいのは、返済額が増えて生活費や教育費を圧迫することです。
 
変動金利を選ぶ場合は、金利が上がった場合の返済額を試算しておきましょう。例えば、借り換え後の金利から1%上がった場合、2%上がった場合などいくつかのパターンで毎月の返済額を試算しておくと安心です。返済額が増えても家計に無理がないかを見ておけば、変動金利を選ぶかどうか判断しやすくなるでしょう。
 
一方、少し返済額が増えるだけで家計が厳しくなる場合は、固定金利を優先したほうが安心です。固定金利は金利が高く見えますが、将来の返済額を決められるというメリットがあります。返済額が大きく変わらなければ、教育費や生活費の計画も立てやすくなるでしょう。
 
なお、夫婦で意見が分かれる場合は、感覚ではなく数字で話し合うと判断しやすくなります。現在の返済額や借り換え後の返済額、金利上昇時の返済額を並べて比較しましょう。
 

住宅ローンの借り換えは、損得よりも家計の安心を基準に考えよう

住宅ローンの借り換えでは、変動金利の低さは大きな魅力です。ただし、将来の金利上昇に耐えられる家計でなければ、不安を抱えながら返済を続けることになります。一方、固定金利は当初の返済額が高くなりやすいものの、長期的な安心感があります。
 
金利タイプを選ぶ前に、まずは家計への影響を確認しましょう。金利が上がった場合でも返済を続けられるか、諸費用を含めても借り換えの効果があるかを見ておくと、変動金利と固定金利のどちらが合っているか判断しやすくなります。
 
そのうえで、家計に余裕があり金利上昇にも備えられるなら変動金利、返済額を安定させたいなら固定金利を選ぶとよいでしょう。
 
住宅ローンは、長く付き合うものです。目先の金利差だけでなく、家族が安心して暮らせる返済計画を優先して考えましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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