フラット35の金利が「1.97%→2.71%」に急上昇! 借入“5000万円”だと、たった「0.7ポイント差」でも大打撃!? 総返済額・毎月の返済額はいくら増える? 家計への影響をシミュレーション

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フラット35の金利が「1.97%→2.71%」に急上昇! 借入“5000万円”だと、たった「0.7ポイント差」でも大打撃!? 総返済額・毎月の返済額はいくら増える? 家計への影響をシミュレーション
2026年に入り、フラット35の金利が急上昇しています。2025年末には1.97%だった金利が、2026年5月には2.71%まで上昇しました。わずか0.7ポイントの差のように思いますが、住宅ローンは借入額が大きく、返済期間も長いため、少しに見える金利差でも返済額への影響は小さくありません。
 
本記事では、金利が月々の返済額にどのくらい影響を与えるのか、5000万円を35年で借りるケースをもとに具体的に解説します。
東雲悠太

FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

住宅ローン金利が上がっているのはなぜ?

フラット35の金利は、2025年までは横ばいに近い動きが続いていましたが、2026年に入ると状況が変わり、短期間で大きく上昇しています。
 
背景には、物価上昇や金融政策の変化などを受けた長期金利の上昇があります。フラット35のような全期間固定金利型の住宅ローンは、10年国債の利回りなど、長期金利の動きに影響を受けやすい仕組みです。
 
実際に、2025年末から2026年5月にかけて、10年国債利回りは、約2.08%から約2.51%(2026年5月1日時点)へ、フラット35の住宅ローン金利は1.97%から2.71%へ、それぞれ上昇しています。今後もさまざまな要因によって金利は変動するため、住宅ローン金利の動向にも注意が必要です。
 

金利の上昇で返済額はどれくらい変わる?

住宅ローン金利が、1.97%から2.71%へ約0.7ポイント上昇することによる影響を試算してみましょう。試算の前提条件は、借入額5000万円、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス払いなしとし、フラット35を利用した全期間固定金利を前提とします。試算の結果は次の通りです。
 

・金利1.97%の場合:毎月の返済額は約16万5000円、総返済額は約6900万円
・金利2.71%の場合:毎月の返済額は約18万4000円、総返済額は約7700万円

 
毎月の返済額は約2万円、年間では約24万円の負担増となり、35年間の総返済額でみると約800万円前後の差が生じる結果となりました。このように、0.7ポイント程度の金利差であっても、長期で借り入れる住宅ローンでは、返済額への影響が大きくなる可能性があります。
 
住宅価格の上昇に伴い、近年は借入額や返済期間が長期化する傾向もみられます。そのため、現在の収入だけでなく、将来の教育費や修繕費などもふまえて、無理のない返済計画を意識することが重要です。借入可能額ではなく、「無理なく返済できる金額」を基準に借入額を考えましょう。
 
また、固定金利が上昇すると、「当初の返済額を抑えやすい変動金利のほうが良いのでは?」と考える人もいるかもしれません。
 
ただし、変動金利型は返済額の急激な上昇を抑える仕組みがあるものの、金利上昇局面では将来的に返済負担が増える可能性があります。固定金利と変動金利それぞれの特徴を理解し、家計状況に合った金利タイプを選ぶことが大切です。
 

無理のない返済計画を考えよう

2026年に入り、フラット35の金利は約0.7ポイント上昇しました。5000万円を借りる場合、月々の返済額は約2万円増えるケースも考えられます。
 
35年間の総返済額でみると、約800万円前後の差が生じる計算となり、わずかな金利差でも家計への影響は小さくありません。また、住宅価格の上昇に伴い、近年は借入額や返済期間が長期化する傾向もみられます。
 
現在の収入だけでなく、将来の教育費や修繕費などもふまえながら、借入額や金利タイプを慎重に検討し、無理のない返済計画を立てることが重要です。
 

出典

独立行政法人住宅金融支援機構【フラット35】借入金利の推移(最高~最低)令和5年4月から
 
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士

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