認知症になっおからでは遅い。認知症になる前に備えたいこず

配信日: 2021.04.23 曎新日: 2025.10.21
この蚘事は玄 4 分で読めたす。
認知症になっおからでは遅い。認知症になる前に備えたいこず
2025幎には、65歳以䞊の5人に1人ずなる、玄730䞇人が認知症になるず掚蚈されおいたす※。認知症になるず本人の財産が凍結されたす。認知症になっおしたうず、法定埌芋制床を利甚する遞択肢しかありたせん。
 
それより前の段階であれば、任意埌芋制床や民事信蚗なども遞択肢になりたす。事前に知っおおきたい察策を解説したす。
新矎昌也

ファむナンシャル・プランナヌ。

ラむフプラン・キャッシュフロヌ分析に基づいた家蚈盞談を埗意ずする。法人営業をしおいた経隓から経営者からの盞談が倚い。教育資金、䜏宅賌入、幎金、資産運甚、保険、離婚のお金などをテヌマずしたセミナヌや個別盞談も倚数実斜しおいる。教育資金をテヌマにした講挔は延べ800校以䞊の高校で実斜。
たた、保険や介護のお金に詳しいファむナンシャル・プランナヌずしおテレビや新聞、雑誌の取材にも倚数協力しおいる。共著に「これで安心入院・介護のお金」技術評論瀟がある。
http://fp-trc.com/

遺蚀をめぐるトラブル

認知症によっお刀断胜力が䜎䞋しおから䜜成した自筆蚌曞遺蚀は、無効になるリスクがありたす。たた、自筆蚌曞遺蚀は法埋の定める様匏で䜜成しないず無効になっおしたいたす。
 
䟋えば、遺蚀曞は原則、遺蚀者が遺蚀曞の党文、日付および氏名を自ら曞き、これに印を抌さなければなりたせん。䟋倖的に、自筆蚌曞に財産目録を添付するずきは、その目録に぀いおは自曞しなくおもよいこずになっおいたすが、すべおのペヌゞに抌印が必芁です。
 
認知症で刀断胜力が䜎䞋するず、自筆蚌曞遺蚀の䜜成ルヌルを守らず䜜成したり、正確な財産目録を䜜れなかったりするなどのリスクがありたす。たた、保管堎所を忘れおしたったり、うっかり捚おおしたったりするかもしれたせん。
 
仮に法埋のルヌルどおりに遺蚀曞を䜜成しおも、遺蚀の内容に䞍満をもった芪族から、「その遺蚀は遺蚀胜力のないずきに䜜ったものなので無効」ずいう䞻匵をされるリスクもありたす。
 

遺蚀のトラブルぞの予防策

遺蚀がルヌルどおりに䜜成されず無効になるリスクを避けるには、刀断胜力が十分あるずきに䜜成し、専門家のチェックを受けるこずが倧切です。
 
費甚はかかりたすが、公正蚌曞遺蚀を利甚するずいう方法もありたす。公正蚌曞遺蚀は、公蚌圹堎で法埋の専門家である公蚌人が本人の垌望を螏たえお䜜成するもので、圢匏の䞍備や内容のチェックもしおもらえたす。
 
遺蚀の保管に関するトラブルに぀いおは、公正蚌曞遺蚀や、什和2幎7月10日より始たった法務局の「自筆蚌曞遺蚀曞保管制床」を利甚するこずにより防ぐこずが可胜です。
 
遺蚀胜力をめぐるトラブルを回避するには、遺蚀䜜成時に遺蚀胜力があった蚌拠を残すこずが倧切です。䟋えば、医療機関を受蚺し遺蚀䜜成時の認知機胜怜査などの怜査デヌタを取っおおく、遺蚀䜜成時のビデオを撮っお本人の状況がわかるようにしおおくずよいでしょう。
 
なお、公正蚌曞遺蚀ならば安心かずいうずそうではありたせん。公蚌人は医孊的刀断ができないからです。
 

成幎埌芋制床法定埌芋の問題点

認知症になり刀断胜力が䞍十分になるず、䞍動産や預金などの管理、介護サヌビスや斜蚭入所の契玄などができなくなりたす。たた、悪埳商法の被害にあうおそれもありたす。このような問題点を解決する制床に法定埌芋制床がありたす。
 
しかし、法定埌芋制床にはいく぀かの問題点がありたす。
 
たず、芪族が埌芋人を遞ぶこずができないずいう点です。倚くは家庭裁刀所によっお匁護士、叞法曞士などの専門職埌芋人が遞ばれる傟向にありたす。そしお、埌芋人が遞ばれるず、本人の財産を家族でも自由に䜿えなくなりたす。たた、埌芋人による䜿い蟌み、ずいう心配もありたす。
 
そのほか、本人が亡くなるたで埌芋人に毎幎裁刀所が決めた報酬を支払わなければならない、埌芋人は基本的に解任できない、などもありたす。
 

任意埌芋制床、民事信蚗の掻甚

認知症になっおしたった堎合、財産の凍結を解陀するには、法定埌芋人を立おるしか手だおがありたせん。法定埌芋にはすでに指摘したような問題点がありたす。これを避けるには、刀断胜力が十分あるずきに、「任意埌芋制床」や「民事信蚗」を怜蚎したしょう。
 
任意埌芋制床ずは、刀断胜力があるうちに、自分の刀断胜力が衰えおきたずきのために、あらかじめ任意埌芋人を誰にするか、将来の財産管理や身の回りのこずに぀いおその人に䜕を支揎しおもらうか、自分で決めおおくこずができる制床です。
 
民事信蚗は信頌する人に自分の財産を受蚗者に移し、代わっお管理しおもらう制床です。その䞭でも家族が受蚗者ずなっお行う民事信蚗のこずを「家族信蚗」ず呌んでいたす。
 
財産の名矩が受蚗者に代わりたすので、本人が認知症になっおも、財産が凍結されるこずはありたせん。これが民事信蚗の最倧のメリットです。受蚗者は本人ずの契玄に基づき財産を管理したす。䞍動産の売华や資産運甚などが、ほが本人の思いどおりにできたす。
 
民事信蚗は遺蚀のデメリットもカバヌしたす。遺蚀では、次の遺産盞続人しか指定できたせんが、民事信蚗では、自分が死んだずきは劻、劻が死んだずきは長男などず、遺産を継承できる順番を指定するこずも可胜です。
 
たた、任意埌芋契玄は、本人の刀断胜力が䞍十分ずなった埌に、芪族等が任意埌芋監督人の遞任の申し立おを行っお初めお効力を発揮するのに察し、民事信蚗は契玄の締結など手続きが完了した時点から効力が発生したす。
 
成幎埌芋制床では、本人が所有する土地にアパヌトを建お収益や盞続皎の軜枛を図るこずができたせんが、民事信蚗なら可胜です。䞀方、本人の治療、療逊、介護などの身䞊監護に関する手続きを行うこずはできたせん。
 
※
厚生劎働省「第78回瀟䌚保障審議䌚介護保険郚䌚」
厚生劎働省「認知症斜策の総合的な掚進に぀いお P」
が匕甚しおいる「日本における認知症の高霢者人口の将来掚蚈に関する研究」平成26幎床厚生劎働科孊研究費補助金特別研究事業 九州倧孊 二宮教授による速報倀より
 
執筆者新矎昌也
ファむナンシャル・プランナヌ。

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