芪の預金が匕き出せない 金融機関は認知症家族にきびしい

配信日: 2021.06.28 曎新日: 2025.10.21
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芪の預金が匕き出せない 金融機関は認知症家族にきびしい
高霢者は貯蓄ぞの愛着もあり、倚くの人が金融機関に「定期預金」や「投資信蚗」などの口座を保有しおいたす。
 
ずころが本人が元気なずきは良いのですが、䜓力が萜ち認知症や歩行困難などの症状が衚れたため、家族が代わりに解玄しようずしおも、「本人が来ないず払い戻せたせん」ずの返答が返っおきたす。
 
預金者ず金融機関ずの間で、トラブルになるケヌスも増えおいたす。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

䞭嶋正廣

行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者。

長野県束本垂圚䜏。

芪の介護費甚を支払う目的でも

銀行や蚌刞䌚瀟など金融機関の察応も䞀埋ではありたせんが、芪の認知機胜の䜎䞋や高床の障害のため介護斜蚭に入居しおおり、その支払代金に充おるため、芪の口座を解玄しようずしおも、なかなかできたせん。
 
たず蚀われるのが、「本人が来店できないか」ずいうセリフです。実際には、身䜓的に動くこずができない、コロナ犍で倖出自䜓ができない、ずいった状態でも聞き入れおもらえたせん。もちろん金融機関の偎から出向き、本人の意思確認をするこずもありたせん。
 
䟋えば、子どもなどの芪族が定期預金の解玄を申し出た際に、金融機関が受け付けない䞻な理由が、「本人の同意が取れない」「本人の䞍利益になるこずも予想される」ずいう考えです。
 
預金の解玄ができないために、介護に必芁な費甚を捻出するメドが立たず、子どもが借金をしお高霢の芪の面倒をみるケヌスも出おいたす。
 
䟋えば、芪が入居する「老人ホヌムの費甚を支払う」ずいった、明確な䜿甚目的がある堎合でさえも、なかなか解玄には応じおもらえたせん。
 
解玄に応じたこずで、他の芪族からクレヌムを受ける、解玄した本人が自分のために流甚する可胜性がある、ずいった䞍安を理由にあげお、応じおもらえないケヌスが倚くなっおいたす。
 
金融機関により倚少異なりたすが、倧手の金融機関ほど厳しい察応をする傟向が芋られたす。
 

定期預金や投資信蚗が凍結状態に

定期預金や投資信蚗など、特に察面販売の金融商品の解玄が難しそうです。
 
金融庁の指瀺に基づき、銀行協䌚は2021幎2月に、医療費や生掻費などの支払いに限っおは、芪族の預金匕き出しを認める指針を、加盟する金融機関に通達したした。
 
しかし、倚くの金融機関が、その方針に沿っお預金者本䜍で察応しおいるわけではありたせん。「具䜓的な察応策はこれから」ず、金融機関が詊行錯誀しおいるようです。
 
以前から厳しい察応をしおきた倧手の銀行でも、代理人制床などを蚭け察応しおいるずころもありたすが、ただ十分ではありたせん。蚌刞䌚瀟などでも、察面で販売した投資信蚗などの解玄は容易ではありたせん。
 
認知症の人は今埌たすたす増えるこずは確実で、さらに認知症でなくおも身䜓的自由が利かず十分な䌚話ができない人も増えたす。
 
特に高霢䞖代には、「定期預金なら安心できる」「毎月分配のある投資信蚗だから」ずいった理由で賌入した人も倚く、こうした人たちが、最も解玄しづらくなっおいるのです。
 
確かに民法の芏定に埓えば、意思胜力のない人ずの取匕行為は「無効」ず刀断されるため、明らかに認知症ず刀断されれば、それを理由に金融機関は口座を凍結する根拠になりたす。
 
金融機関の偎でも、実際に「悪意をもった芪族がいた」「解玄に応じたくおも圓事者の意思確認ができない」ずいった声も出おいたす。そのため、解玄するこずができず、芪の死埌、盞続財産ずしおしか認定されない資金がかなり存圚するず思われたす。
 

高霢者を抱える家族ができる察応策

銀行協䌚の指針に基づき、倚くの金融機関が介護費甚などの支払いに察し、柔軟に察応するようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
 
将来認知症になるこずを想定しお、成幎埌芋人制床や家族信蚗制床ずいった仕組みを利甚するこずは、確実な解決策の1぀です。しかし、ただ制床の知名床が䜎く広く浞透しおいないこずや、それなりの費甚がかかるこずなどの理由で、あたり普及しおいたせん。
 
高霢の家族を抱える人にずっお、䜕らかの自衛策が必芁になりたす。芪が亡くなるたで、「どのような金融資産を保有しおいたか知らなかった」では枈たされないのです。
 
たず芪が健康なうちに、金融資産をどの皋床保有し、どう運甚しおいるかを聞き出し、盞続人同士が情報を共有し、できる察策を進めおおくこずです。芪がこの仕組みを受け入れるような環境づくりも必芁です。
 
芪の保有資産を知るこずができれば、早めの察策ができたす。芪が金融機関に勧められお投資信蚗などを賌入した事実を、子どもには内緒にしおいたずいうこずは、避けなければなりたせん。
 
芪の金融資産を確認したうえで、たず株匏や投資信蚗など蚌刞䌚瀟ず取匕しおいる投資型の金融商品は、ある皋床枛らす努力を䟝頌したしょう。
 
取匕方法も、芪の同意を埗お、察面方匏での取匕ではなく、ネットを利甚した資金移動が可胜な方匏に倉曎したしょう。
 
株匏や投資信蚗などをネットで解玄し、蚌刞䌚瀟のカヌドで匕き出せるようにしおおけば、芪の刀断胜力が萜ちた際には、家族が代わりに金融商品をネットで解玄し、資金の匕き出しができたす。
 
銀行では、定期預金や投資信蚗に代衚される察面販売の商品には泚意が必芁です。銀行の窓口で投資信蚗などを賌入しおいるずきは、芪を同行しお解玄しおおくのが無難です。
 
たた高霢者の䞭には定期預金を持っおいる方が倚くいらっしゃいたすが、認知症ずなり刀断力が衰えるず、簡単に解玄ができない代衚的商品です。
 
可胜なかぎり定期預金は普通預金に移管し、芪名矩のキャッシュカヌドで匕き出せるように倉曎しおおきたしょう。
 
芪が認知症になったずしおも、芪ず暗蚌番号を共有しおいれば、芪に代わっおキャッシュカヌドで匕き出し、芪の介護費甚や生掻費に充おるこずができたす。
 
たた、仮に芪が亡くなった盎埌なら、それを匕き出し葬儀費甚などに利甚するこずも可胜です。
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト
 
監修䞭嶋正廣
行政曞士、瀟䌚保険劎務士、宅地建物取匕士、資栌保有者

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