60代女性の約4割は死ぬまでに貯金を使い切りたい? 60代女性のお小遣い・習い事事情
配信日: 2021.10.22
株式会社宝島社(本社:東京都千代田区)が発行する『素敵なあの人』では、「令和の60代女性の生態」(※1)「60代女性の貯蓄」(※2)について読者アンケートを実施しました。
60代女性の興味分野、お小遣い、お金の使い道等の実態に迫ります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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60代女性の興味があることは、おしゃれや健康
60代女性の「興味があること」の1位は「おしゃれ」で、2位「健康」、3位「旅行」となりました。以下、「美容」「片付け」「料理」「ダイエット」「運動」というように、おしゃれや美容を楽しみ、健康にも気を使う素敵な女性の姿が目に浮かびます。
月のお小遣いの平均は6万円、平均年収は647.3万円でした。株式会社新生銀行による「2021年サラリーマンのお小遣い調査」(※3)では男性会社員で3万8710円、女性会社員で3万4398円とされていたので、今回の調査対象者は、自由になるお金はかなり多いように見えます。
お金の使い道は、3割がファッションと美容で、洋服や服飾品の購入先の1位が百貨店でした。やはり、この雑誌の読者は富裕層が多そうですね。
5割以上が習い事をしており、スマホを使いこなす
習い事をしている人は5割以上でした。1位が「ヨガ」、2位「書道」、3位「ジム」で、1番人気はヨガのようです。他には「フラダンス」「フラワーアレンジメント」「茶道」「英会話」などが続きました。健康づくりのほか、自分磨きをしている人が多いようです。
所有する携帯電話はスマートフォンが85%で、ネットショッピングの経験者は60%。スマホで活用する機能の1位は「LINE」、2位は「カメラ」、3位は「メール」でした。
それ以外にも「地図検索」「ショッピング」「Facebook」「Instagram」といった回答が続き、メールやカメラ以外に、SNSも使いこなしていることがわかりました。
4割が死ぬまでに貯金を使い切りたいと回答。貯金は自分のために使う
「死ぬまでに貯金を使い切りたいですか」という質問に対しては、40%が「使い切りたい」、32%が「少し残して使い切りたい」と合わせて72%の人が使い切りたいと回答しました。「家族にほぼ残したい」という回答はわずか9%に過ぎませんでした。
また、「貯金は誰のために使いますか」と聞いたところ、56%と過半数が「自分のため」と回答しました。次いで「子ども・孫のため」(24%)、「自分たち(夫婦で)」(18%)という結果に。
家族のために貯金を使うより、自分のため、夫婦のために貯金を使いたいという人が7割以上でした。「生活費以外のお金の使い道は?」という質問では、1位は「おしゃれ」、2位は「趣味」、3位は「食事」、4位は「旅行」、5位は「美容」という結果になりました。
今まで頑張って働いて、夫や子どもを支えてきた60代女性。子どもも独立したら、自分のためにお金を使って思う存分楽しんだ方がいいでしょう。60代ならおしゃれも楽しめますし、身体が健康で元気なうちに旅行などもたくさん行けるといいですね。
出典
※1:株式会社宝島社「令和の60代女性の生態!」
※2:株式会社宝島社「60代女性の貯蓄」
※3:株式会社新生銀行「2021年サラリーマンのお小遣い調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部