更新日: 2021.12.21 セカンドライフ

孫がいると出費が増える……老後にかかる生活費以外の支出とは?

執筆者 : 新井智美

孫がいると出費が増える……老後にかかる生活費以外の支出とは?
かわいい孫には何かと援助してあげたいもの。老後の生活費の中にはこのような孫に対する出費も考えておかなければなりません。孫への出費も含めた、老後にかかる生活費以外の支出にはどのようなものがあるのでしょうか。
 
新井智美

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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高齢者の楽しみとは?

ソニー生命が発表している「シニアの生活意識調査2021」によると、50歳以上80歳未満の方の楽しみの内訳(複数回答・上位10位)については、図表1のようになっています。
 
【図表1】

(出典:ソニー生命「シニアの生活意識調査2021」)
 
これを見ると、やはり旅行が男女ともに1位を占めているほか、テレビやドラマなど家でのだんらんに楽しみを見いだしていることが分かります。その他は男女で違いはあるものの、男性はスポーツなど体を動かすことを楽しみにしており、女性の場合はグルメやファッションなどに楽しみを感じているようです。
 
その中でも全体の10位に子どもや孫との時間が上がっています。このコロナ禍で会う時間が減ってしまっている、と感じている高齢者もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
■楽しみに対する出費
同調査によると、1位の旅行に対する出費額の2021年の平均は月額2.4万円となっており、グルメに対する出費は平均月額1.6万円です。
 
■孫に対する出費はいくら?
ちなみに、2021年の1年間における孫に対する出費額とその割合については、図表2のとおりとなっています。
 
【図表2】


 
割合としては5~10万円未満と回答した人が多く、平均金額は10万4682円となっています。つまり、高齢者の多くが孫に対して10万~11万円の金額を使っていることが分かります。また2021年のその内訳については図表3のとおりです(複数回答)。
 
【図表3】


 
この結果を見るとお小遣いやお祝い金などでの出費、それ以外は一緒に過ごすための外食費や旅行費用、さらにはおもちゃや衣類などを負担してるケースが多いことが分かります。
 

老後にかかる生活費以外の支出

2019(令和元)年の生命保険文化センターの調査によると、リタイア後、ゆとりのある生活を送るためには、最低限必要な生活費に加え平均14万円の上乗せが必要だと回答しています。その内の約1万円は孫にかかる費用ということもできるかもしれません。
 
さらに、旅行やレジャー、趣味や教養にかかる費用など、生活費以外に必要となる出費は数多くあります。中でも比較的大きな割合を占めているのが「身内との付き合い費用」です。老後生活していく中でも、身内との付き合いは大切なもので、切り詰めることは難しい実情が浮かび上がっているといえるでしょう。
 
(出典:生命保険文化センター「令和元年度生活保障に関する調査」)
 

まとめ

老後にかかる生活費以外の支出は、自分たちが有意義な時間を過ごすために必要なものです。もちろん使いすぎてはいけませんが、いつ、どのような費用が発生するのかをあらかじめ把握しておき、計画的に利用することが大切です。
 
ほかにも、老後にかかる生活費以外の支出として、自宅の修繕費用や車の買い換え費用、そして介護費用などが考えられます。そのための資金をどのように準備しておくのか、優先順位も考慮しながら、考えておく必要があるといえるでしょう。
 
もちろん、老後でも運用などを取り入れて資産を増やすこともできます。そのためにはどのような制度があり、どのような使い方をするのかについて、しっかりとした知識が必要です。老後になって慌てることのないよう、早めに自分の生活に取り入れ、経験しながら知識を深めておくことを考えていきましょう。
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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