更新日: 2022.03.30 その他老後

リタイア後にやってみたい四国遍路。どのくらいお金を準備すればいい?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

リタイア後にやってみたい四国遍路。どのくらいお金を準備すればいい?
現役時代は時間的余裕がなく、なかなか実現するのが難しい四国遍路。リタイヤ後にチャレンジしてみたいと考える人もいるでしょう。
 
ただ、気になるのは、どれくらいのお金が必要になるのかです。何にどれだけ費用がかかってくるのか、一般的な予算をあらかじめ知っておけば、事前に準備をしておくことができるため安心です。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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まわり方で変わる費用

一口に四国遍路といっても、そのまわり方にはいくつか方法があります。歩いて一番札所から順打ちで八十八ヶ所をまわる人もいれば、自家用車を使う人も。かかる日数や移動手段によって、費用は大きく異なります。
 
全工程を歩いてまわる「歩き遍路」だと一般的にかかる日数は50日前後です。自家用車を利用すれば、1週間から10日ほどで八十八ヶ所をまわれます。歩き遍路にかかる費用は、諸々込みで1日10,000円程度、車でまわるなら15,000円ほど見ておきたいです。かける日数で大体の目安がわかりますので、事前に準備をすることができます。
 

事前にかかるお金

四国遍路の旅には、専用の金剛杖や白衣・菅笠などが必要です。本格的に揃えると20,000円から30,000円かかります。こだわりがなければ、簡略化して済ませることもできます。事前に準備できるものなので、あらかじめ揃えておくと良いです。歩きやすい靴や、暑さ・寒さ対策も別途必要になってくるので、行く前に準備できるものは、しておいた方が賢明です。
 
どこから四国へ赴くかはそれぞれ違います。意外と計算に入れ忘れる人が多いですが、自宅から四国遍路をスタートさせる地点までの交通費が当然かかりますので、これも準備をしておきます。
 

実際に四国遍路をする最中にかかるお金

四国遍路の最中にかかる費用として真っ先に頭に浮かぶのが、宿泊費。民宿に寝泊まりすれば、7,000円から8,000円が相場です。疲れた体をゆっくり癒すために、宿泊費に少しお金をかけたいと考える人もいます。 10,000円程度出せば、少し高級なホテルを予約できます。
 
宿泊費は、歩いてまわってもその他の手段を使っても同じようにかかってくる費用です。途中で趣を変えてみたり、たまには贅沢をしてみたいとホテルをグレードアップするための費用も、あらかじめ組み込んでおけば安心です。
 
お寺で納経をしてもらうなら、納経代も別途必要になります。
 
納経代は1回300円と決まっていて、八十八カ所全てをまわると合計26,400円です。意外とかかります。いちいち現金の用意が必要なので、たかが300円と考えていると足りなくなることも。お寺についても現金がない、という事態を避けるためにも、余裕を持った準備が必要です。車でまわる時には、1日で10ヶ所以上回れる日も出てきます。納経代も頭に入れておかなければいけません。
 
お寺ではそれぞれ、お賽銭もいります。鐘をつくときに加えて、本堂・大師堂へのお賽銭が必要になるので、1つのお寺で合計3回です。八十八ヶ所だと264回にもなるので、金額もさることながら、コインがその枚数必要になるでしょう。
 
食事代やおやつ代もかかります。1日3,000円程度を計上しておけば、間違いはありません。宿泊施設で食事付きのプランを頼むかどうかによっても変わってくるので、事前にプランを立てるときに計算してみると良いです。
 
心と体に元気を与えるために、四国遍路の途中では地元名産のおやつをいただいたり、お土産を買う余裕もあるとよいでしょう。歴史的にも文化的にも、お遍路さんを受け入れる体制ができているため、人との触れ合いを楽しむこともできます。
 

まわり方で目安をつけてあとは細かくプランを練る

四国遍路を歩いてまわるなら一日10,000円、車で回るなら15,000円が費用の目安になります。
 
宿泊費や移動にかかるお金はもちろん、食事代おやつ代・納経代・お賽銭なども考慮に入れなければいけません。お賽銭は一般的にコインが必要なので、お遍路の最中で支払いの時にお釣りが出るように、気をつけておくと良いです。おやつやお土産を楽しむ余裕が欲しい人は、その分の準備も必要です。
 
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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