【PR】なぜワンルーム投資で“全員が”失敗しないのか? 最高の不動産投資のはじめ方

更新日: 2022.06.12 介護

レスパイトケアって知ってる? 介護保険で介護とお金の負担を減らす方法

レスパイトケアって知ってる? 介護保険で介護とお金の負担を減らす方法
高齢化によって社会問題となっているものに、介護があります。慣れない介護に取り組む中で、介護鬱や介護離職が起こってしまうことも決して珍しくはないようです。
 
そこで今注目されているのが、レスパイトケアです。今回は、家族の介護に取り組む人に知ってほしい、介護保険で介護の負担を減らすレスパイトケアについて解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
◆お問い合わせはこちら
https://www.secure-cloud.jp/sf/1611279407LKVRaLQD/

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

介護におけるレスパイトケアとは


 
介護におけるレスパイトケアとは、介護者(介護する人)の休息のことをいいます。近年、介護者も介護を要する状態になる、いわば「共倒れ状態」の事例も報告されるなど、介護者の介護による負担が問題視されています。そこから、介護者のケアを目的としたレスパイトケアに注目が集まっています。
 
介護が負担となり、介護者が心身の健康を保てなくなってしまったり、職を失ってしまったりすると、介護を要する方の生活にも影響が及びます。そして、結果的に介護を要する方が必要とする介護を受けられなくなってしまいます。
 
このような介護による共倒れを防ぎ、介護を要する方と介護者双方の肉体的・精神的・金銭的な負担も軽減するために、レスパイトケアは存在しているのです。
 

【PR】日本財託グループセミナー

【PR】日本財託セミナー

介護保険利用で可能なレスパイトケア


 
レスパイトケアは介護保険を利用して行うことができます。介護保険をうまく利用することで、介護に関する肉体的・精神的な負担とお金の負担を軽くすることができます。介護保険を利用して実施できるレスパイトケアは大きく分けて3つあります。
 

デイサービス(通所介護)

レスパイトケアとしてまず検討したいのはデイサービス(通所介護)です。デイサービスとは、介護職員が家まで迎えに来て、日中のみ介護施設の職員が介護を行ってくれるサービスです。
 
費用は介護施設や介護の内容、要介護者の状態などにもよりますが、朝から夕方まで1日お願いしても介護保険が適用されることで、1000円から2000円程度となります。(1割負担の場合)
 

ショートステイ(短期入所生活介護)

ショートステイ(短期入所生活介護)とは、一定期間だけ介護施設で介護を受けられるサービスで、いわばデイサービスのお泊まり版です。施設の空き状況などにもよりますが、最短1泊から、最長30日まで連泊することが可能です。
 
費用は1日当たり5000円から1万円程度みておけば事足りるでしょう。デイサービスに比べると高額ですが、ショートステイを利用すれば少なくとも丸一日介護から解放されるため、泊まりの予定があるときなどに安心して家を空けることができ、しっかりと心身の休息を取ることができます。
 

ホームヘルプ(訪問介護)

ホームヘルプ(訪問介護)とは、介護職員に自宅へ訪問してもらい、介護を受けるサービスです。ホームヘルプの料金は時間制であり、ちょっとした外出の間だけといった使い方も可能です。
 
また、時間制のため、短時間の利用であれば金銭的負担を小さくすることができます。内容と時間にもよりますが、30分程度の短時間であれば、1000円未満の費用で済むこともあります。
 

介護においてはレスパイトケアも重要です


 
介護を行う方に取って日々の肉体的・精神的な疲労をどうケアするかは重要な問題です。「介護だから頑張らなければ……」と無理はしないでください。
 
レスパイトケアという概念があることや、つらいときは介護をお休みしてもいいことを知っておくと、精神的な疲れが和らぐかもしれません。レスパイトケアは介護保険が適用され、比較的低額で済むものもあります。
 
介護で疲れを感じることのある方は、一度介護保険を利用したレスパイトケアについて考えてみてください。
 

出典

厚生労働省 通所介護(デイサービス)
厚生労働省 短期入所生活介護(ショートステイ)
厚生労働省 訪問介護(ホームヘルプ)
 
執筆者:柘植輝
行政書士
 

ライターさん募集